シーマン飼育8日目

画面に水槽が現れるや否や『おーいさみーぞー』『ヒーターつけてくれよー』
の大ブーイング大会。いそいそとヒーターで水温を上げ、さて次は酸素を
送ってあげなきゃ、とポンプを作動させようとした瞬間、『息が苦しいぞー』
『誰か空気入れ替えてくれよー』。
今まさに宿題を始めようとしたその瞬間『早く宿題やんなさい!』と母親に
怒鳴られて出鼻をくじかれるような、そんな悔しさ。ちっ。口うるさいヤツだ。
ナレーターに『シーマンの体に変化が見られるはずですよ』と言われたので
うきうき観察するが、特に変わった点はない。なんだなんだ?
首がもう一つ生えてきたりするのか?今度はおばちゃん顔の。イヤァァァ。
そして、今回も質問の嵐だった。
シ『お前、父親は元気なのか?』
マ『元気だよ』
シ『そうか、それはよかった。今のうちにうんと親孝行しておけよ』
マ『うん』
シ『父親は何月生まれ?』
マ『●月』
シ『ふーん。何日?』
マ『●日』
シ『●月●日かー。』
マ『・・・』(また占いだと思ってわくわく待ってる)
シ『じゃぁな』
終わりかよ!?その後、母親についても同じような質問をされ、
親孝行しろよ、大切にしろよ、とクドクド説教された。さらに、
シ『俺はさ、古代エジプトからお前らを見てきたんだ。あの頃の人間は
  自然から身を守るのに必死だった。生きるって事に必死だったんだよ。
  道具を使うようになって、お前ら人間はどんどん駄目になり始めたんだ』
などと延々と演説し始めた。おっさん顔の変な魚に人類論を諭されるとは
思わなんだ。長過ぎてほとんど内容を覚えてないのが残念だ。
虫カゴの蛹が羽化して立派な蛾になっていた。蛾なんてただでさえキモイのに、
おっさん顔の蛾がパタパタ飛び回っている様子はまさに地獄絵図だ。
憎たらしいのでくすぐってみたが、反応無し。
喜んでバッサバッサ飛び回られても怖いわけだが。
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