里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

穂紫蘇

2024-09-15 14:40:17 | 秋の走り

 昨夜 一寸だけ降ったようで、草の葉に球になって残ってました。このまま定期的に降ってくれれば 秋らしくなるんですが、この気違い気候は 落ち着いてくれるんでしょうか。

 ←左の写真をクリックすると拡大

 家の畑で 野良になった 紫蘇は何を基準に育ちの仕組みを変えているのか、こんな異常気候でも、穂を作って 店仕舞いの支度の様です。

 

 枝先毎に 花穂を着け。伸ばし 白い花を咲かせ始めてます。もう少し進んで 紫蘇の実に成ったら 若い内に扱いて 漬物にします。

 同じように 野良になった赤紫蘇の方は 少し鈍感なのか、未だ 花穂の立ち上げは遅れるようです。香りは 赤紫蘇の方が強く、アクも強いですが、使い出があります。

 

 畑の土手の 蓬も枝先は花穂になって、種に次の世代を託す支度です。

 

 隣の畑、若い者が野菜を作ると言って広く借り集めたが 手が回らないか 荒れてしまってる、の土手に 前に作っていた爺様が楽しんでいた 朝顔が残ってました。花は小さくなったんですが 健気に 草の中でも 頑張ってます。

 

 家の畑でも健気な奴。草に侵略されてますが 頑張って、未だ こんな可愛い花を咲かせてます。落花生です。

 

 もう暫くしたら 畝の上にテグスを張って カラス除けをします。家で食べる分と 一寸分けて上げたい人への分が採れれば良いんです。

 先週蒔いていった 大根が芽を出してました。根性大根です。ろくに降らなかった筈、朝晩の僅かな露なんかを集めて 頑張ったようです。

 同時に蒔いた Yさんの畑です。今年は自家用だけ、漬ける分と 日用使いだけにする、言ってましたが、几帳面な性格そのままの畝です。

 先週 下して置いた 白菜やキャベツも ほんとに頑張って着いてました。

  

 蕪や菜っ葉なんかも 蒔いておいたんですが 大根程の根性は無いようで 殆ど芽は出してません。降ってくれなければ 蒔き直すようです。

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ベラドンナリリー、秋が始まります

2024-09-08 11:48:31 | 秋の走り

 日差しが有るうちは ひりひりする暑さは変わりませんが、日が落ちると 汗が引いてくるような風が吹く様になりました。ツクツクボーシが もう夏が行ってしまう、と 必死に夏を引き留めようと鳴いてるように聞こえます。

 夕方になると 鈴虫、松虫に色んなコオロギが鳴き出し アオマツムシが他の鳴き声が聞こえない煩い音量で鳴き競います。

 彼岸花に先立って この花 ベラドンナリリーが咲き出しました。

 

 今の時期 葉っぱも無い地面から いきなり花茎を伸ばしてきて、こんな奇麗な花を咲かせます。

 畑の土手に 韮も花盛りです。秋が始まったようです。

 

 草共の勢いがピークで そこら中草藪になってます。道端の草叢、蛇草なんかの一色のなかに この露草の青色が目立ちます。

 

 畑は冬野菜の支度です。草を刈り払って、耕し 種を撒いたり 苗を下したりが出来るように。

 蔓延り放題の蛇草やなんか、大汗をかいて刈り払った所をMさんがトラクター、管理機で耕してくれました。

 大根を蒔いて白菜とキャベツの苗を下し、人参にホーレンソウと蕪を蒔いておきました。

 冬野菜の第1陣です。苗は半分は夜盗虫に遣られますんで、ベランダで 予備の分を追加で育ててます。

 鷹の爪が朱くなってきました。

  

 強いお日さんの日射しに負けない 光沢のある赤色です。今年は沢山作ったんで 漬物用には十分、漬物が好きで 色々漬けているMさんにも上げられます。

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台風が行って 季節が進んだみたいです

2024-08-17 12:23:44 | 秋の走り

 昨日 夜どうし吹き降り荒らし回った 台風の端っこが行ってしまい、今朝は静かです。ベランダから持って来た 地ばい胡瓜の苗を雨でたっぷり湿った 畑に下しました。

 台風前の暑さと乾き続きで 胡瓜やナスなんかの夏野菜が 硬くなって年寄りの歯に堪え、一雨欲しい山の畑には 有難い雨でした。

 今朝 胡瓜を下しに出て来た畑は すっかり秋みたいな感じです。あんまり暑くて ほったらかしてきた畑は 草が占拠して凄い事に。

 胡瓜の手だった所は 南瓜に乗っ取られ、その南瓜も野分に曝されて 盛りを過ぎた姿を曝し 秋の風情。

 この白い南瓜は 冬至の頃まで 保存の出来る 旨い奴なんですが、放ってあるもんで 遣りたい放題、成ってる奴を拾って歩くのに苦労します。いずれにしても 秋野菜が始まるんで この草叢はすっかり刈り払って 始末しなけりゃなりません, ため息です。

 山の方を見るとこんな風です。大草が盛りを越えた感じ、すっかり秋が始まったみたい、物凄い暑さなのに!

 

 畑の隅に残した 吾亦紅が花穂を紫に染めてきてます。

 

 そう言えば、日が落ちると 居間の前の草叢から ガチャガチャの煩い声や他の秋の虫の音がしてました。暑い暑いと怠けている内に 季節はどんどん進んでいるようです。

 去年は草に埋まって ろくに収穫出来なかった薩摩芋です。今年はマルチのフイルムを敷いて 万全の構えで 作ったんですが、この状態。草叢みたいですが ちゃんと芋の葉っぱも見えてます。こうなると もう芋の力に頼るしかありません。 

 家の芋畑は 電気柵の中なんで 猪には遣られない筈でしたが、草には負けそうです。

 欲張って広げた落花生の畑。こっちは 草の侵略がもっと深刻です。此処迄蔓延られると 今や手遅れです。畝に蔓延った蛇草を 引っこ抜くと、育ち始めた 豆の莢も一緒に抜けてしまいます。

 蛇草や藜なんかがこう蔓延る前に、小さい内に取って置けば良かったんです。が、小さい内は未だ良いか、と 草なんて 大した事は ないない を決め込んでる内に こうなってしまったんです。

 こっちも豆に 頑張れ頑張れ!と声をかけるだけになりました。

 下の放棄畑、もう完全に山に還ってしまった藪も 烏瓜や葛なんかの 蔓草が覆ってしまいました。篠竹の藪の中には 猪が作った道まであります。

  

 篠竹は豆や胡瓜なんかの手にするに十分すぎる太さです。村に畑仕事の爺ちゃん婆ちゃんが元気だった頃なら こんなに藪にして置かなっかったんでしょうが もう誰も手を掛ける者は居ません。

 家の畑がこうならないように 草を退治して 冬野菜に備えます。

前に今の畑を作ってた U婆ちゃんに、草の種を落とさせないようにしなけりゃ駄目だ!と ずっと言われてたんですが、中々そうはいかない。婆ちゃん、ごめんなさい。

 

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モッテノホカが咲き始めました

2023-10-07 13:33:54 | 秋の走り

 湿気が無くなって 過ごしやすくなりました。今朝は草叢を歩いても びっしょりにはなりません。

 蒸し暑く昼間なんか とっても外仕事なんかできなかった一寸前迄とは 様変わりです。

 食用の菊、以ての外(モッテノホカ)が咲き出して 秋になるんだ、と知らされました。

 クリックで大きな画面に

 何年か前、新潟の兄嫁さんに苗を送って貰ってから、毎年 秋の楽しみを味合わさせてもらってます。来週には 摘める程に 花弁が育ってくれます。

 草共は夏の間 熱と強い光を受けてため込んだエネルギーを 込めて種作り、腰位の草葎になってます。畑の道も この状態になってました。

 昨日、朝から刈払い機を振り廻し刈っておいた 畑の道です。草は土手の高さの半分以上は有りました。

 昨日、半日の日照りで見事に 干し草になりました。

 

 もっとも この道の草は 殆どイネ科の 蛇草、チカラシバやネコジャラシなんかで 乾き易かったんです、が それにしても 見事な干し草になりました。

 この夏の暑さで 隣畑のYさんの豆は 実が入らない状態。種を分けて貰った 本職の味噌屋さんのも全くダメだそうです。莢は枝に着いてはいますが 莢は育たず 豆も入りません。

 

 小豆もダメ。家のと Yさんのと 全く実が入らないんで、刈り倒しました。株は とっても 大きく育ったんです。

 

 爺さんが遣れなくなって 放置された Wさんの畑です。セイタカアワダチソウが 黄色い花盛りに、こうなると 茎は太く硬く成るんで 倒すのも苦労です。こっち側の畑のKさんには 迷惑な事です。

 このままでは 後何年もしないで 山に還ってしまいます。

 家の前庭?もこんな状態になってしまいました。暑い間、手抜きしたツケが回ってきました。

 猪小槌(イノコズチ)の藪です。この種は 何にでも食いつき ひっついて、あとで除くにも面倒な 困った奴なんです。ここまでになられたら 刈り倒して焼くしかない。手抜きがえらいしっぺ返し、来週にはきれいさっぱり 刈り払います。

 

 畑は ハスモンヨトウの大発生で 冬野菜が困った事になってます。今朝も Nさんが通って 大根も白菜も他の菜っ葉類も 食い尽くされたとの事、見に行くと 植えた後には 茎が残ってればいい方、の状態。薬は使いたくないと 言ってたんで、仕方ないか。敵は飛んで来て卵を産んで行くんじゃ手に負えんとぼやくぼやく、 

 Kさんとこも 大根や白菜にキャベツも酷い目に遭ってます。薬を撒いたのが 遅かった、こんなのは今迄 無かった、と。

 家も菜っ葉にはネットを掛けて 薬を撒いて対策してたんですが かなり遣られてます。

 気候がこんなんでは 品種も変えていかなくちゃいかんようです。

 

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穂紫蘇

2023-09-16 11:27:53 | 秋の走り

 昨日はゴロゴロの音ばかりで ほんのお印程度の雷雨でした。北東の空は ピカピカが雲をライトアップして 可成り降ってるな!とはっきりわかる程、都心では酷く降られてるのが良く望めました。

 一寸しか降らなかったんで 猶更蒸し暑くなって 往生しました。

 青物の方の季節は どんどん進んでいるようで、紫蘇はこんなに穂を出し 花も咲いて来てます。

  クリックすると大きな画面で見れます

 来週にはこの穂を扱いて 紫蘇の実を採るようです。塩漬けにしておくと 色々重宝します。

 あんまり暑い日が続いてるんで 彼岸花が見えないと思っていたら、Nさんの畑の土手に こんな可愛い彼岸花が咲き出してました。昨日は花茎が覗いてたんですが 今朝には 咲いてくれてました。

 

 この調子では 下の棚田の土手に 真っ赤な行列が出現するのも直だと思われます、

 同じ土手に 韮がいっぱい花を挙げてます。蝶や羽虫の人気の食事場所が出来ました。

 

 畑に植えた韮の種が 零れて広がったようです。家の小道に土手にも幾群れか咲いてます。勿論食べれます。

 前庭の秋明菊も咲き始めました。少し遅めです。

 随分前に妻の実家の庭から 移して来ました。去年 実家を整理して 残っているのはこれだけです。寂しくなりました。

 Mさんの畑の縁に ベラドンナリリーが咲き出しました。同い年の畑の仲間です。亡くなった奥さんが 可愛がって増やした花です。

 

 一人で良くやってます。が 仲間は 独り者が増えてます。秋の所為でも無いんでしょうが 虫の声が身に沁みます。

 畑は 白菜の1回目が葉を伸ばして、大根の1回目も何とかなりそうです。人参はこの前の酷い降りで 駄目だったんで蒔き直しました。

 駄目なのは大豆と小豆やインゲンなんかの豆。小豆は花迄は良く育ったんですが 咲いた花が実に成らない。花穂が空しく立ってるだけです。暑い所為としか考えられません。インゲンも小豆と同じ状態。花が咲いても莢が出来ない。対暑品種を見つけて来ないと 豆が食えなくなるんでしょうか、困った!

 南方由来と思われる ナス、キュウリや冬瓜なんかは良く伸びて 実がすぐ大きくなり過ぎてます。作っていく植物も気候変動で 変わっていくんでしょうか。80余年生きて来た 教えられてきた 作物が無理なく出来る世の中が続いて欲しいもんです。

コメント (2)
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