里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

今年の筍は?

2024-04-06 12:28:23 | 

 一昨日上がって来て 角を回って庭に入ったら 良い香りに包まれました。土手の上の 春グミが満開で 白っぽい細い花をみっしり咲かせて覆っていたんです。

 この茱萸は実は渋くて 美味くないんですが この香りに包まれるのが 良いんで 残してます。

 玄関に面した土手、金柑の足元が また大きく穿られてます。何の餌が有るのか、猪が穿ってました。

  

 裏に回ると山際の 竹藪の辺りの地面がこんな具合に 掻きまわされてます。

 あっちこっち 大穴が掘られて 筍の皮が散らばってました。猪の食い荒らした現場です。 

 

 出る前の 軟らかく一番うまい奴を たらふく穿って食っていったようです。

 竹の根が入り組んで 掘るのに苦労させられるのに、奴等は 根っ子迄掘り上げて 上手い具合に 筍をほり出してます。

 

 去年は今頃には 何本も掘って 随分送ったり分けたりしましたが 今年は未だ 初物にもお目にかかってません。

 この調子では 猪が食う分以上に出るようになるまで こっちの口には入りそうも有りません。 

 いつも 送っている兄弟や 友達には 待ってもらう事にします。

 前の土手、猪の穿り穴の傍で レンギョウが満開です。いつもはもっと早く咲いてますんで 今年は 樹や竹は 目覚めるのが遅くなってるのかも知れません。筍も遅れてるんで 猪共が一生懸命に 早くに出る辺りを穿って回ってるのかも知れません。

 

 タラの芽です。裏に数本 刈り残したのが芽吹いてきました。

 

 こっちも去年よりは 1週間以上遅くなってます。せっかくですから 摘んで春のご馳走を頂くことにします。

 団地に帰ってきたら 桜が花盛りでした。

 大木になって 花殻が車に着いて汚い、だの 葉が落ちて云々だの いろいろ言うのが居て 大枝小枝を切られてしまったのに 健気に咲きました。

 

 散々切られしまい 胴吹きの芽に花を咲かせてます。樹が茂って 田舎に来てるようだと 喜んでくれた人は少なくなり、殺風景でも葉っぱや虫が居ない方が良い、と 言う者ばっかりになって、ここも過ごし難くなってきました。

 初めに植えた樹で 残っている ドウダン躑躅が ちらほら花を着けました。こっちは 文句は出ないようで 残りそうです。

 

 山の畑は、トウモロコシ迄蒔き終えました。春大根、蕪にホウレン草なんかは 芽を出してきました。

 冬野菜を片付けてますが 白菜や葉っぱ類は 茎がぶっとく 大根なんかも脚みたいになって 抜いても簡単には片付きません。溝を掘って埋めるにも でかい穴が要ります。猪に手伝って欲しい。  

 

 

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藤が盛りです

2023-04-22 12:08:35 | 

 今年は春の進みがとっても早い。昨日も暑いくらいで、畑で一寸鍬を振るっただけで 汗ばみました。山は花が咲き進み 緑も黄色めから 濃い色に進んでます。

 畑の東側の山の木に藤が登り付いて まるで 大きな藤の木みたいになって いっぱいの花を吊り下げました。今迄に無かった花の多さです。

 

 ここへ来る丘沿いの木にも 藤が目立ち、こんなに見られることは無かったのに、今年はなんか変じゃない?と助手席から声が掛かります。桐も花盛りになっていてその桐に登り付いた藤が咲いて 見ごたえが有ります。

 畑の傍の半分枯れた 大きな木に藤が下がって 枯れ木が若返ったようになりました。

 人の手が入らなくなって 山が荒れたのが こんな風景を作ったんでしょうか、複雑な気持ちになります。

 村の皆は 庭木の手入れが行き届いて、生け垣も綺麗に刈り込んでます。結果 こんなに見事な躑躅の垣になります。

 家にも躑躅は何本も有って ちょうど盛りです。家のは 伸びっ放しにしてるんで 形にはなってませんが 花盛りで良い香りです。今年こそは 刈り込んで綺麗に整えようと思います。

 

 すっかり草藪になってしまった 窓の下に 都忘れが一叢咲いてました。刈払い機に御出まし頂いて さっぱり草払いしないと 生きてるかい!と声を掛けられそうです。もう初夏の様相で 草共が伸びる伸びる、

 

 先週 すっかり倒しきった筈の筍ですが、こんなに伸びてました。

 これでは 竹藪になってしまいます。孟宗の太い奴なんで 蹴倒されるうちに倒して置かないと 簡単には倒せなくなります。こうなっても 先っぽは軟らかくて 食えるんですが もうたくさん、猪も掘ってくれないし 倒して回るしかなくなりました。

 

 連休過ぎまで 暫くは若竹との鬩ぎあいです。

 棚田は田植えです。下の平地の田圃よりは 遅くなりますが、この週末には 早生の稲は植え終わります。

 暖かいもんで 稲は生育が進みましたが、虫も育ったようで ケラが盛んに鳴いてます。早過ぎです。

 植えたばかりの早苗です。しっかり育って 秋を迎えてもらいたいもんです。

 

 畑は じゃが芋の花が見えてきました。根元に指を入れると もう芋が触る様になりました。

 皆は 夏野菜の苗を植え始めてます。直播した野菜も芽を出し 育って来てます、大根に菜っ葉や人参に牛蒡、インゲンなんかの豆類。

 Yさんが埋けて置いた里芋を掘り出して 植え付けました。株ごと埋けてたんで 真ん中の親芋からは 大きな芽が、子芋孫芋共からも 夫々立派な芽が出てます。大きな親芋は使わず捨てるそうで、貰ってきました、家の 種芋にします。

 家はトマト苗を下しました。玉葱の早生が倒れ始めスナップ豌豆やホーレンソウにキャベツ、アスパラなんかが採れてます。

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猪の堀跡迄 筍が出て来ました

2023-04-01 19:55:25 | 

 今年の春の進みは 特別早いようです。この筍は 一昨日裏庭に出ていた奴です。こいつばかりじゃなく 回りにも何本も出て来ていて 去年よりは2週間以上は早い。

 猪の奴も 家の筍は喰い飽きたかして先週からは新しい穿り跡はありません。この筍は 穿り返された跡に出てきてます。

 どうも猪の奴も 竹の太い根がガードしていた奴は諦めて行ったみたいです。

 頑丈な根っ子を切って退かして掘った奴です。

 参考までに分かりやすい猪の穿り跡です。筍の先っぽは皮ばっかなんで 残して行ってます。

 

 向こうの山際、Mさん家の大きな梨の木も 満開になって、夕日に映えます。昼間は花曇りの下で 真っ白い姿です。

 

 この木を自慢してた婆ちゃんは 畑の仲間で 色々教えてもらったもんですが、前に亡くなって この時季 空から見てくれてる事でしょう。

 向こう側の山桜は満開です。雑木も芽吹いて 夕日に明るく見えてます。

 

 とにかく 今年は春の進みが早い。前の日記を見ると 筍は半月以上、桜も同じ、山の芽吹きも同じ。2月以降 特に3月になっての温かさが効いてるようです。

 家の東の山際の 大樟もすっかり新しいピッカピカの葉に変わりました。古い葉がはらはらと散ってます。

 

 裏の柿の木です。すっかり新緑です。

  

 春が早く進んでるんで 忙しくなります。棚田も早くも水が入って、蛙がコロコロ鳴き始めました。

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棚田に水が入りました

2022-04-09 12:57:56 | 

 一昨日上がって来る時、道の下の棚田に水が入ってました。蛙がコロコロと鳴き交わしていて 山側の藪には鶯、梢からはメジロの囀りが、春を謳歌してます。

 Kさんに聞いたところ 早苗は3寸ばかりに育ってきているそうです。田圃は水を入れ 粗掻きを終わったと言ってます。

 田圃の横の山は 桜が散って 芽吹き、山動く、の時期になりました。

 棚田の道、山側にブルーの花が今年も見れました。ホタルカズラ、蛍蔓、です。伸び始めた草藪に一際目立ちます。

 5角形の整った形です。園芸品にもあんまり見ない 見事な花です。この辺りは 部落の草刈りや 市の清掃業者による刈り払い清掃で刈られる所なんで いつも心配してますが 今年も生き残ってくれてました。(記事の写真は クリックして頂くと拡大し、見易いです)

 一寸上や 横の藪に 浦島草が奇妙な花弁の中から 長い糸を伸ばしていました。糸は雌蕊かと思います。秋には剥いたトウモロコシの実みたいな形に朱い実をびっしり着けて ジョウビタキなんかの小鳥に好まれる実になります。

 家の藪にもあっちこっちに出て来ます。花も実もかなり変な形です、実は毒なんだそうですが ジョウビタキは好んで啄んでます。

 道と山の間はU字溝が有って 山際は菫の叢が続いてます。その上の土手になってる所に 蛍蔓が居ます。

 キランソウも居ました。地獄の釜の蓋の別名が有るようです。良い気候になって地獄の釜の蓋も開く意味なんでしょうか、

 筍が出て来てます。孟宗のでっかい奴です。昨日の朝 裏に出て来たのを 掘って、故郷の姉と兄に送りました。出盛りの椎茸も入れ 春の挨拶代わりです。

 村の仲間の じゃが芋の芽が出てます。一番早く植えたKさんのは この前の遅霜で 葉っぱの先が焼けてます。少しの違いで影響が出たり出なかったり、でも この時季の霜焼けは 芋にとっては大丈夫、影響はありません。

 色々蒔いた菜っ葉やなんかは皆芽を出してきました。ベランダの苗も伸びてきました。草も延びてきます、忙しくなります、  

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初筍

2022-04-02 12:31:28 | 

 今朝は寒の戻りで 冷えました。伸び始めた前庭の草共の上に薄く霜が降りてます。車もガラスが凍って 水を掛けたら薄い氷が張り直す始末に。寒暖の差が大きく 年寄りには堪えます。  

 昨日 カミさんが裏の藪で筍を見つけてくれました。

 寒かった所為で いつもより大分遅い初物です。今朝アパートへ帰る前に 掘ってきました。初筍です。

 本命の孟宗の筍では無い様で 細い真竹の先走りの奴の様です。初物には違いないんで 筍ご飯にしてもらいます。

 前庭の桃が咲きました。

 白桃です。ピンクの大ぶりの花です。今年こそは 獣やカラスに盗られられない装備をして、甘い実を味わいたいもんです。

 今年は菫が目立つようです。他の草の伸びが遅れた所為か 屋敷中菫の紫の群が散らばってます。ハナノナのアプリで タチツボスミレと出ました。他のも咲く筈ですが 今はこの種が優勢の様です。

 山椒の花が見えてきました。これは雄花の塊です。若い葉っぱは一寸甘みのある春の味として なんにでも添えて良い物です。ニシンの山椒漬けには 沢山摘んで使います。

 畑は じゃが芋が芽を出してきました。豌豆は花が咲き出してます。白菜の株は抜きました。未だ薹は摘めるんですが もう飽きて来たと御託を並べる者も出て来たんで。

 大根や菜っ葉、人参なんか前に蒔いておいたのが 双葉を開いてます。この霜が効き過ぎると 薹が立ってしまい困った事になるんですが、様子を見るよかない状態です。

 今週は早生の枝豆や牛蒡、インゲンマメなんかを蒔きました。ベランダの胡瓜やトマトの芽が確りして来て トマトなんかは本葉が出てます。寒の戻りなんかに惑わせられてられないんですが やっぱ冷え込むことは心配の種、そろそろ南瓜や西瓜にオクラなんかも蒔くようなんで 気候は落ち着いてもらいたいもんです。

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