里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

ホトトギスが散り始めて 冬が近いようです

2024-10-27 12:16:42 | 晩秋

 この前迄 夕方には煩い程鳴き盛っていた虫共、アオマツムシに色んなコオロギ、鈴虫にマツムシも すっかり大人しくなってしまいました。朝晩は気温も下がって、車の中に置きっ放しのカメラでは 引っぱり出して撮ろうと思っても レンズがくもって 写せなくなってきました。

 植えっぱなしの ホトトギス、裏山の藪から一株持って来た、が 散り始め 秋が行ってしまう季節になったようです。

 親の処から持ってきて もう何十年、この秋明菊も終わりの花に、それでも 綺麗に咲いてくれてます。 

 

 畑は落花生の収穫を終えました。電気柵のお陰で 猪なんかの獣にはやられなかったものの、鼠にはかなり遣られました。株元の一番纏まって着いてる 大きな莢を食い荒らされ、散らされた 狼藉の跡がかなり在りました。オオマサリは大きな莢が着きますが 数は少ないんです。それをまとめて食われるんで 大痛手。

 半立種の方は ハナムグリの幼虫の食害が多かった。こいつは根っこを食い荒らすんですが 莢と枝を繋いでる 元は槍、を喰ってしまいます。株を抜くと着いてくるはずの莢が地中に残ってしまう。抜いた時白い幼虫が出てきたら 根元辺りを掘ると 実の入った莢が出てきます。いちいち掘ってる訳にもいかないんで 減収です。本職は 予め虫殺しを遣ってますが、家では無対策なんで。

 白菜は虫共の猛攻を凌げたのが 巻き始めました。何とか漬物用を含めた需要は満たせそう。キャベツやブロッコリー、レタスもそれなりに育ってきました。

 大根も来週辺りから 食べられそうです。沢庵も着けられます。

 他の菜っ葉、チンゲン菜や体菜なんかの漬菜、小松菜も 一寸育ち過ぎ気味。

 来週からは豆類、蚕豆や各種豌豆を蒔きます。その為の畝起こしに 草や夏野菜や芋、豆の残骸の整理が大仕事です。 

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大藪の殿、外来麒麟草の黄色い花で染まってます

2024-10-14 14:05:55 | 晩秋

 朝晩の涼しさが あんまり急に来たんで 夏掛けでは寒過ぎ、急遽毛布を引っぱり出しました。

 未だ行けると 地ばい胡瓜に期待してたんですが、大きくなってくれません。茄子も成らなくなって、夏野菜はお終いの様です。

 今朝も 露でびっしょりになりながら 畑に出てみると、隣の畑に蔓延って来た セイタカアワダチソウが 花盛りになってました。

 写真に撮ると 周りが黄色に染まった感じです。花の少ないこの時季に 見事な黄色の花の株になるんで 重宝しそうなもんです。が 繁殖力の凄まじさで 嫌われてしまって 要注意外来生物なんて言われて 可哀そうでも有ります。

 

 この前迄猛威を振るっていた 蛇草は こんな具合に枯れてきてます。

 この枯れた奴がまた始末に負えない。物凄い数の種をばら撒き 茎は地面を覆い尽くして、こんなになる迄 放って置いたのが悪いのはこっちの所為なんですが、退かすのに大仕事を作ってくれます。

 U婆ちゃんには 草の種を落とさせちゃなんね!と言われ続けてきたのに この体たらく、怠けるのもいい加減にせい!と怒られます。

 

 刈って乾かせて バーナーを持ってきて 燃し尽くすよかないようです。

 電気柵で囲ってありますが、キョンの足跡がありました。

 

 柵のワイヤーを飛び越えた様です。今の処 大した食害は出てません。が 何か方策を取らんといかん様です。

 

 足跡の大きさから キョンとしては大きい奴みたいです。

 大根が急に大きくなってきました。どうやら虫共の食う勢いよりも 育つ方が勝って来たみたいです。一処 数本の株で競ってきましたが 間引いて1本にします。間引いた奴は 軟らかくて色々楽しめます。

 今年は 漬物用の青首と 煮物用の白首を蒔いて 両方共今の処育ってます。

 他に菜っ葉を蒔きました、こっちは 大きくなるのが早い。この菜っ葉は体菜です。白い茎の大型の漬菜です。が 肥しが足りない所為か小松菜位です。 お浸しにしたり 味噌汁に入れたり の 一寸した使い用に 重宝です。

 朝夕寒いくらいになって来たんで 畑の方は少し控えて、家の周りに手を入れようと思ってます。

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猪が罠に

2023-11-19 17:33:11 | 晩秋

 昨日は雨は上がりましたが 1日中冷たい風でした。漬物にする白菜や大根なんかを採りに畑に出ました。が 風除けのジャンバ-を着てて 冷たい土に触るのが躊躇われました。

 一つ先の 元畑に据えた罠に猪公が入ったと Oさんが教えてくれたんで、見に行きました。中位の猪が2匹、捕まってました。

 

 寄ってみると 鬣の立派な黒っぽい方のが 檻の鉄格子に突っ込んできます。もう一方の茶色っぽい方は 恨めしそうな上目遣いで見てます。

 柿を遣ると寄って来て 齧りつき、ドングリを拾って来て遣ると それもガシガシ食ってます。寄せ餌で撒いていた糠やなんかは綺麗さっぱり食い尽くされ、前の日に入ってた との事だったんで、腹が空いていたようです。可愛いんですが こいつ等が遣った事を思うと そんなことを言ってられません。

 この位の大きさだと 猟師に頼まず、Oさん達 村の対策隊員が電気で処理するんだそうで、夕方には 檻は空になってました。

 檻は ダニやヒル等の寄生虫や病菌の心配が無くなるよう消毒し、暫く開けて置いてから 次の仕掛けをするんだそうです。

 ここは 最初、一番期待されてない場所でした。が 結果は部落で一番の 7匹の実績、村で10匹捕った内のダントツで今後も此処に置かれることになりました。

 今朝も 部落の道掃除で刈り払い機を振り廻して大仕事をしたのに、その後で、他の檻の新たな設置をするそうです。若い衆が頑張ってくれてます。

 今日は快晴、風も無く 道草刈、掃除の絶好日でした。晴れの日が来る毎に冬が近づきます。

 家の周り、薮にしてしまった景色も すっかり晩秋の気配です。 

 

 樹に登り付いた山芋の蔓葉が 黄色に目立ちます。

 入口の角の黒鉄黐の実が 1日毎に朱くなります。もう暫くすると ヒヨなんかが集まってきます。

 

 柊が白い花を咲かせてます。香りは 仄かです。金木犀の後 この香りは有難い。

 

 霜げる前にと 長芋(山芋)を掘りました。十数本。

 思いのほか 出来ました。樋を切って使い 植え付けた いつものやりかたです。

 今年は植え付け方が 悪かった様で、2本逃げ出されてしまいました。樋の方向と逆に 新しい芋を伸ばし、真っ直ぐ下に潜って伸びます。こうなると 野生の芋を掘ると一緒で 深く穴を穿らないと採れません。2尺ばかり掘って 硬い粘土層に当たり その先は折って諦めました。

 

 畑は 白菜が採れてます。Oさんにも喜んでもらいました。蚕豆が芽を出し始め、いくつかは カラスに抜かれました。

 寒さ対策を始めます。

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終わりの菊

2023-11-11 11:56:12 | 晩秋

 昨日の雨を境に 急に寒くなりました。今朝 山を下りて来ましたが つま先が冷たく 暖房を入れたくなりました。

 畑の土手上の 食用菊は晩生の花になりました。モッテノホカです。

 筒形の花弁です。淡いピンクで 切り花にしても見れるかなりの花です。

 早生の花の 数個分の花弁が採れます。

 庭の方は 寒菊が咲き始めました。家には 黄色とピンクの2種類があります。刈り込んだりして手を掛けて無いんで 野放図に広がって咲いてます。

 

 以前は仲間も 畑の際なんかで 綺麗に丸く仕立てて咲かせてましたが、もう見かけなくなりました。

 

 若い人には こんな手の掛かる楽しみは 人気が無いようです。

 畑は 先日蒔いた蚕豆、未だ芽は見えません。Kさんには 家の種を上げました。Kさんは直ぐ蒔いたんで 暖かかったか もう芽が出てます。家は 畑を作るのが遅くなって 1週間遅れてしまい この処の 気温低下で 発芽に時間が掛って来たみたいです。

 白菜の初物を収穫しました。大きい株になりました。が 夜盗虫が穴を穿って中に居るようです。葉を1枚1枚剥がして行けば ぽろぽろ出て来そうです。

 大根も小松菜なんかの 菜っ葉類も この雨で伸びてくれそうです。お正月用の小松菜は 今のは伸び過ぎになるんで もう1度蒔かなきゃならんようです。

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ようやく当たり前の季節らしくなりました

2023-10-28 12:38:34 | 晩秋

 今朝は 乾いた日が続いてたわりには 靄が掛かって、露も一杯で 畑の辺りはこんなに 煙った感じでした。

 暑く乾いた日がつづいたんで 大豆は全く実が入らず 刈って始末するだけのYさんの畑も、放棄された下の畑の跡も 柔い朝日にこんな具合に溶けてます。

 

 木更津から来て 作っていたOさん達の 畑の土手、草藪になってましたが、草が枯れ始め 残っていた朝顔の藍色が目立ってます。

 

 放置されている畑に 我が物顔でのさばっているセイタカアワダチソウの花が盛りです。切り花としても使われただけに 花は見れます。

  

 家の庭では 秋明菊が涼しくなった所為か 盛んに咲いてます。

 

 涼しくなった所為で 元気になったのは 畑にも居ます。インゲンです。朝夕の気温が下がった この2週間ばかり、次々花の後に莢が伸びて来るようになりました。一月前は 花が咲いても全く莢が着かなかったのに、片付けようかと諦めていたのに、有難い収穫です。

 

 落花生を掘り始めました。端の方 道際は少し草を抜いてたんで 中々の出来です。が 奥の方は 草に埋まってしまい 株も貧弱で 収量は大減。

 それでも 獣やカラスなんかの食害で 作らなくなったKさんや他の仲間には 上げて喜ばれます。

 

 冬野菜の白菜です。ここまで来れば 夜盗虫の食害よりは 育つ方が勝って、物になりそうです。出来た白菜には 夜盗虫が穴を喰い開けて住んでますが、引っぱり出してしまえば 穴が残るだけ。食うには支障ない、殺虫剤漬けよりは良いと 瘦せ我慢です。殺虫剤も高価で そんなに買えないのが本音。

 

 早生の玉葱が着いて育ち始めました。晩生の玉葱2種は 未だベランダで待機です。今度は春の草取りを頑張って 確り作る、の意気込みは有ります、が 今年みたいだと また 草に負けそう。

 

 仲間の苗床では 蚕豆がこんな具合になって来ました。

 

 地主のYさんが 耕して呉れる筈だったんですが 遅れてます。仕方が無いんで、家の小さい耕転機を引っぱり出して 3畝ばかり耕しました。Yさんが 久しぶりに出てきて、週末にトラクターで遣っ付けてくれることになりました。

 来週には 種蒔きが出来ます。この遅れが 出来にどれ位効くか、逆に良い方に働くか、これも賭けです。

 来週は 落花生や薩摩芋、長芋なんかを掘ります。その後は冬野菜で漬物なんかを作り始めます。

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