里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

タラの芽が、アケビの花が開いて

2016-03-23 15:34:37 | 日記
 小鳥の囀りが賑やかになりました。鶯は家の周りの藪をあっちこっちに動きながら、早く起きな!と起こしに来るし、メジロも負けずに高い梢から早口、高音で姦しく、ホオジロは藪の中から一筆啓上と澄まして、鶸も横槍を入れてきたり、雉まで気合を入れて来る始末。
 
 嬉しい事に、裏藪のタラの芽がもうこんなに開いてました。南側の孟宗竹の竹林を切り払って、日当たり藪になったんで随分増えてしまったタラの木です。この時期のご馳走の事を思うと、残すべきか、棘の灌木は全くの邪魔者ではあるんですが、結局、ご馳走の魅力に負けて退かさなかったんです。
 
 種は小鳥が蒔いてくれるみたいで、日当たりさえ良かったら、いつの間にか生えてきます。タラは育てば結構大きな木になります。しかし、ここでは天牛(カミキリムシ)が多く、芯に幼虫が食い入って枯らしてしまうんで、中々大木までには成れません。2~3m位が精々です。芽を採るには、これ等の若木、幼木の方が都合が良いんです。


 同じく、若い蔓芽がご馳走のアケビ、こっちの方は前の土手の杉に登り付いてる奴ですが、は 蔓一杯に花を着けました。地味な色の花房です。なんて事の無かった蔓ですが、こんなに花房が着くと何倍にも太く華やかになります。
 
 
 菫。今年はあんまり目に付かなかったんですが、未だ芽吹かない栗の下に一叢。この時期、やっぱり居てくれたか、と一安心です。これからは土手に、小道の際に、玄関の前に現れてくれるでしょう。やっぱり花が咲かないと見つけ切らんので。
 
 今の時期、家の藪の主役の一つ、紫華鬘です。中々の姿、色で奇麗な花です。でも、野にある分には構わないんですが、庭や畑に入り込まれるのは大いに困る草です。
 一見柔に見えて、他の植物を押し退けて株を張り、種は機関銃みたいに四方へ弾いて飛ばすんです。野の草ですから種の芽吹く力も半端じゃない。それでも、この姿は魅力があります。
   
 元々、山だった家の藪ですから 浦島草なんぞは珍しくはありません。奇妙な姿で立ち上がってきます。こいつは芽吹いたばっかりで、花に見える苞は未だ育ち途中です。育ち切ると中々の貫禄なんですが、初々しいのも良いもんです。見ている間に伸びる、育つ気がする位威勢の良い奴です。
 
 私が持ち込んだ植物も春の始動です。プラムが満開です。白い頼り無げな花です。実も細い柄で枝にぶら下がります。風にはすぐ吹き落とされる、優しすぎる奴です。今年は何とか甘酸っぱい実を堪能したいもんです。
 
 枇杷は東海道を歩いていた時、小田原の辺りで買ってきた甘かった奴の種を蒔いたもの。こんなに大きくなって、沢山成ってます。もう一人前の住人です。そろそろ摘果して、袋を掛けてやろうと思います。
 ここでは果物は甘くなると、ヒヨなんかの鳥、ハクビシンなんかの獣に盗られて、こっちの腹には入らない恐れ大。袋を掛けて、ネットを掛けて出来る限り守ってみます。
 
 明日葉もここへ来て庭に蒔いたものです。以来十何年、半野生化して前庭、裏藪に居付いてます。野生化した所為で、茎の太い事。野菜で売られている葉っぱとは全くの別物です。
 軟らかい若い芽を摘んで、タラの芽やアケビの蔓と天ぷらにしていただきます。
 
 
 春になって、去年収穫した野菜は流石に賞味期限切れです。小屋の軒下に掛けていた玉葱です。芽が出て、青ネギ状態。玉に蓄えた栄養はすっかり葉に吸い取られて、抜け殻になりました。
 畑では、新しい玉葱、極早生の分、がそろそろ採れそうです。ほぼ1年間自給出来た最後の分、軽くなった抜け殻に感謝。

 じゃが芋もこんなに目が出て来てます。芋は梅干し状態になりました。芽を欠いて皮を剥けば未だ食べれます。味も悪くはなってません。
 芋の食べ物の強さはここにもあるようです。今年ののは、芽を出しかけたところです。
 

 畑の方は、種蒔きしたのが、レタス、蕪に大根、ゴボウ、ニンジン。苗作り中がトマト大と中玉2種、ピーマンに獅子唐辛子、茄子、胡瓜、南瓜に西瓜とゴーヤ、キャベツとブロッコリー等です。
 少しづつ作る量を減らすようにします。
 
 去年蒔いた蚕豆は早い奴には花が咲いてます。もう一回土寄せが要ります。豌豆はグリーンピースとスナップ2種、鵯除けのネットを外して手を立てました。
 冬野菜の後を耕し、肥料を入れて畝を作らねば。夏野菜の準備です。
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椎茸の菌駒を打ちました

2016-03-10 11:18:20 | 日記
 昨日は昼頃から雨になるとともに、冷たくなってきて冬が戻ってきたようでした。一昨日の温かさと昨日今日の寒さの差には、春にはよく有ることとは言うもの、面食らわせられます。
 椎茸の榾木から芽を出していた椎茸が、この前の雨と急な温かさで、急に大きくなって 傘を広げてきました。急いで採ってきました。大きな干し笊に約3杯、雨で外に広げておけないんで、家中が椎茸の甘い匂いになってしまいました。

 先週、切って来た原木に椎茸の菌駒を打ち込みました。今年も富士種菌さんのF206と言う 旨い成分が多く出来る品種です。今度打ち込んだ原木からは、上手く行けば再来年秋から茸が出ます。家みたいに 駒を打ち込んだ原木を木陰に立てかけて置くだけの 放任栽培では、秋と春、年2回の収穫です。 

 駒を打ち終えた原木は 栗の木の下に積みました。太いの細いの取り交ぜてこんな具合です。毎年新しい榾木をこんな風に補充しています。
 積んだ原木には竹の枝を載せて、一夏じっくり椎茸の菌に育ってもらいます。

 昼からは雨になってしまったんで 桜の方に打つ ナメコは来週に先送りしました。

 家の入口の土手下角に植えた 白木蓮が咲きました。今年は去年の何倍も花を着けてます。木が育ってきたんです。この木は 本当に良く育ちます。毎年、毎年 大きくなって 花の数も多くなります。町中の様に枝を切り詰める必要は無いので 思いっきり大きな木にしてやろうと思ってます。
 
 畑は今年1番の苗作りになったステイックブロッコリーの苗を下しました。先週蒔いたレタスは芽を出してました。昨日はホーレンソウを蒔きました。
 人参、ゴボウ、大根なんかを蒔く畝を作ってます。
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茸の榾木を切ってきました

2016-03-04 20:24:35 | 日記
 朝から 鶯が裏窓の辺りへ来て囀り続けてます。すっかり上手になりました。
 茸の榾木を切ってきました。木が水を吸い上げ始める前に切って来ないといけないんですが、いつも期限ぎりぎりになります。
 今年もいつものように Kさんに頼んで、Kさんの山で切ってきました。Kさんがチエンソーを持って来てくれたので、切るのは助かりました。椎茸用はクヌギ、ナメコ用は山桜です。倒した木は3尺弱に切断して持って来ます。
 Kさんも私と同じく 去年から後期高齢者になり、やっぱり 馬力が落ちてきた感は免れません。膝も思うように曲がらなくなってしゃがむのが困難になったと医者に掛かっています。あと何年続けられるか、出来る限りがんばろうよ、と言い合ってます。
 クヌギは山の入口に丁度良い手頃の木があったので、そいつを倒し、切り揃えたら 15本余り採れました。

 山桜も近くの足場が悪くない所にあったのを1本倒しました。こっちは10本ばかりです。これらの桜は、小鳥が山桜のさくらんぼうを食べて、種を蒔いてそこらに生えて来たんだそうです。クヌギやコナラ、樫等を、薪や炭として木を活用していた時には、桜は使えない木で邪魔なんで早くに切ってたんだそうです。今は手を掛けていられないんで、伸び放題なんだそうです。

 去年のブログをGooさんが配信してくれ、忘れていましたが去年もこの時期、同じように木を切って来てました。暑さ寒さの違いはあっても、毎年の仕事は毎年同じような時期にやっているもんだと、変な処に感心させられました。

 春になって小鳥達の動きが活発になってます。餌台のヒマワリと雑穀の餌も、朝いっぱい入れておくのに、夕方まで経たずに空になってます。半月前位は何日ももったのに。
 蜜柑を切って、メジロに遣る積りで山椒の枝に刺して置いてます。メジロが食べる所に、何倍もある乱暴者のヒヨが乱入して食い散らかします。メジロは房の中身を細かく丁寧に食べますが、ヒヨは皮毎食い千切ってしまうんで すぐに無くなります。
 何とかヒヨが食えないように、糸で吊ってやるなり、思案が要ります。

 畑は蚕豆の土寄せが主な仕事です。来週頃からは、春の野菜の蒔きつけに掛かります。春の雑草の勢いも凄くなってきます。
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