里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

梅の枝詰が初仕事になりました

2025-01-19 11:45:03 | 初仕事

 今朝は冷え込みました。車の窓は 乾燥が続いてるのに 確り凍り付き、温めた水を何杯もかけて出て来ました。

 雲は出てくるものの 雨は降る気配も無いんです。山はカンカラカンで 足元の枯れ葉を踏む音が賑やかなくらいです。

 伸びっ放しにしてきた 南高梅を 切り詰めました。初仕事にしては 力仕事になりました。

 径10㎝を越す枝は 切るのも一仕事ですが、切ったのを始末するのが力仕事です。落とした枝を 熟して燃して始末するのは この次にします。

 裏山から 枝を伸ばして茂ってきてる藪椿が咲いてます。花の大きさの割には地味で 見落としがちです。

 

 あんまり枝が伸びてきてるんで 山際を通るのに邪魔になってます。花が一段落したら、枝元から切ります。

 蝋梅は満開になりました。蝋梅、の感じらしくない派手さに成ってるんで こっちもガッチリ切り詰めようようと思います。

 

 椎茸の榾木は この処の乾燥で、芽は出したものの 育ち切れずに干からびた茸を着けてます。椎茸菌に食い尽くされて グズグズになった奴も交じってたんで退かし、立て掛ける横木を新しくして 立て直しました。

 

 椎茸菌に食い尽くされた奴は 紙屑より軽くなって 放りだすと崩れてしまいます。集めて置くとカブトムシやクワガタの幼虫が育つ土になります。

 裏の山が低くなった畑だった所は 猪やなんかの寄ってくる場所になってました。村の害獣駆除を受け持ってる OさんKさん達は去年の暮れから 此処の山際に罠檻を移してます。

 移して1度目は猪とアライグマが入って、2度目のこの度は 大きい雌の猪が入りました。

 

 この大きさになるとさすがに おっかない! 檻に近ずくと 呻って突っかかってきます。檻もどうかなりそうで 恐ろしい。

 

 君津の方で猟も遣ってる Oさんの知り合いが この猪を引き取りに来てくれ、大助かりでした。檻は暫く曝して置いて 血の匂いなんかが薄れてから、餌を入れ仕掛けるそうです。

 駆除した獣は 処分した日付、責任者名入りの証拠写真を撮り 切り取った尻尾を市の担当部署へ提出します。受理してもらうのは 細かい事で返されたり 結構煩いらしいです。猪本体は捕獲した部落で処分しなければなりません。

 以前はコンポスト様の 大きな枠を処分用の場所に設置し、捕れる度に持って行って入れてました。自然に虫や菌が分解してくれるのに任せてました。場所は此処の有志の方に使わさせてもらってました。大きい猪なんかは 持ち上げて入れるのに大仕事、4人掛かりでも苦労だったそうです。分解途中は臭いも有り、かなり凄まじかった様です。

 以前 村で仕掛けて置いた 檻を持って行かれてしまったんですが、やっぱり返ってきませんでした。本当に困ったもんです。

 畑は冬野菜も残り少なくなってきました。早くに育った葉物は 薹が出てます。畑の皆は 耕運機、トラクターなんかで 耕して 春の植え込みの準備です。 

 

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味噌を仕込みました

2024-01-14 14:37:18 | 初仕事

 今年も味噌の仕込みが 初仕事になりました。家の味噌は 去年から Yさんのところで 一緒に遣って貰う事にしてます。

 畑でもお世話になっている Yさん家は農家でもあったんで 道具も色々有ったそうですが 処分したらしく、味噌を煮る大きな釜や竈、糀と豆を混ぜる”半切り” やミンサー なんかは 麹や豆を仕入れるところから 借りてきます。

 この羽釜は 米なら1斗を炊けるんだそうです。竈と一緒に運んで来て 庭先に据えてました。

 

 指で軽く潰れるまで軟らかく煮ます。

 煮上がった豆は これも一緒に借りて来た ミンサーで潰し、

 糀と併せます。大きな器が 混ぜるのには必要ですが Yさん家ではとっくに 処分してますんで これも一緒に運んで来ました。

 Yさんは 豆を煮た汁は 使わないんで、硬めの仕上がりになります。豆1㎏に糀も1,5㎏、甘めです。

 

 混ぜたら もっと馴染むように握って空気を抜き、仕込みの樽にきっちり 押し込みます。拳で 押し付けながら押し込んで 完了。

 これから 半年、1年、縁の下で ゆっくり味噌に成って貰います。

 家の周りは 冬モード。先週は樹に一杯成っていた 蜜柑が 見事に食い尽くされてました。畑では キャベツやブロッコリーの葉っぱが ヒヨに食われて ボロボロ、残した白菜も 食われてます。

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榾木を切ってきました

2020-01-26 13:24:27 | 初仕事
 一昨日、雨の来る前に一仕事出来るなら、と里山へ上がって来ました。前庭に山になっている倒木の残骸、大榎の枝、を燃し始めたところにKさんが 榾木が要るなら切りに行こうと言ってくれました。燃え始めた焚き火には大枝を放り込んで、Kさんの軽トラで山に入りました。
 この処 Kさんの所も 堅木の需要は無いそうです。それでも几帳面なKさんは山を荒れないように手を入れているんで 堅木を切る辺りは車も入れます。
 中まで入らなくとも すぐ近くの奴を切ろうや、と コナラを4本と山桜を2本切り倒して、2尺ばかりに切りました。
 
 切ったコナラと桜は家の前庭へ下して 注文した菌駒が来るまで 積んで置きます。
 今年はナメコを作ろうと 桜も切ってきました。桜はすぐ育って したがないんだ、もっと切ろうや、とKさんが言いますが そんなに要らないよ、止めてもらいました。二人とも今年は80になります。重い物が堪えるようになって、いつ迄続けられるか判らないと言い合ってます。

 椎茸の榾木には 春の茸が出て来ました。茸の芽がポコポコ出てきてます。
 
 春の茸はキノコバエが入ります。今年は暖冬なんで キノコバエが出るのも早そうです。防虫ネットを掛けてますが 防ぎきれないのが 癪の種。
 こいつに入られると こいつの幼虫、ウジが茸の内側に沸いた様になってスカスカになってしまい どうにもならない。格好良く生えてくれた茸が全滅するんで なんとかしたいんですが 今年はどうかな? 

 山へ行く前に大枝をくべて置いた 焚き火はすっかり燠になってました。
 
 また枝をくべて 焚き火を起こし、暗くなるまで燃し続けたんで 随分片付きました。倒木の残骸の一つの山が 底が見えるようになりました。

 前庭にはもう一山残骸の枝が残ってます。来週来て燃すことにします。裏の方には倒された孟宗や雑木が そのまんま残ってますんで、芽吹きの時期までには何としても 片付けるぞ、

 畑の方は 暖冬の所為で、冬野菜の白菜なんかが 虫やナメクジなんかで 食い尽くされそうです。薬をかけたくはないんで 半分諦めました。
 蚕豆の土寄せをやったんで 暫くは手が抜けます。
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味噌を仕込みました

2019-01-26 13:39:50 | 初仕事
 味噌を仕込みました。2019年の初めての仕事らしい仕事です。
 直売所で買って来た この辺りで味噌用に一番作られている丸大豆を昨日から水に浸けて、朝から煮始めました。2升一袋で2.6Kgです。去年は。この辺では夏の初めからの乾きと 秋の台風で豆は出来が悪く、仲間の皆も家も大不作で 買う羽目になりました。
 いつものように七輪に家で焼いた炭を熾し、家では1番大きいのと2番目の鍋を出してきて煮ました。指で潰れる軟らかさになるまで 約2時間程でしょうか、煮こぼれた汁が焦げて 甘い香ばしい香り一杯に成ります。
 
 軟らかく煮た豆は フードプロセッサーで潰しました。前は叩いたりして潰してたんですが この方法が我が家では最も簡単だと見つけて以来 フードプロセッサー様様です。麹2㎏と塩1㎏を良く混ぜて置いて この潰した豆と併せて 仕込み完成です。漬物袋に入れ、叩いたり押したりして出来るだけ空気を押し出して 樽に入れます。
 麹は下の麹屋さんで分けてもらいました。この辺ではこの麹屋さんに味噌を仕込んでもらい、豆も自分では作らずに麹屋さんに頼む家が多くなって、今では2町歩以上豆を作っているそうです。

 樽に蓋をしてこれから約1年 床の下に居てもらいます。豆2升仕込んで 10㎏でした。

 乾いた日が続きます。それでも 前庭の藪で 蕗の薹が出てます。周りのオオイヌノフグリも空色の花を開いてるし、居付いているビオラも寒そうですが濃い紫の花を見せてます。
 お天道様は大分高くなってきたし そろそろ寒さは峠でしょうか、そうであって欲しいもんです。

 報歳蘭が咲きました。毎年新年を告げてくれますが、今年は花茎が7本も立ちました。株が大きくなった所為です。こんなに沢山花が着いてくれると言う事は 何か良い事があるんでしょうか、そうあって欲しいもんです。

 艶の有る黒っぽいチョコレート色の花弁が中の黄色斑の花弁を目立たせています。渋い良い香りです。
 夏には株を分けるようです。
 
 藪椿の季節なんですが、乾きが激しいんで咲いてもすぐ 花弁がちじれてしまい可哀そうです。裏の山の藪から持って来て随分大きな木になって、蕾も沢山着いてるんですが この乾きは気の毒です。
 
 蝋梅は満開を過ぎました。花はぽろぽろ落ち始めてます。仲間の家の紅梅が咲いてます。梅の実を採る白梅は芽の膨らみが少し判る位です。
 
 畑は乾き切って 風に土が舞い上がってます。蚕豆や豌豆が風に嬲られて可哀そうです。一雨欲しい。
 大根だけは 太く逞しくなってます。何処から集めるか水を確り溜めこんでいます。おでんやブリ大根等 せいぜい食ってやりましょうか。

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味噌の仕込み

2018-01-20 14:08:19 | 初仕事
 先週は冷え込みがきつかったんで 畑は霜でどろどろ。家の周りの樹を切ってその片付けに専念しました。
 ここに来てもう16年経ちました。来た時に植えた栗や夏椿なんかは もうすっかり一人前で 栗は大木です。前からあった樹も伸び放題にしたもんで すっかり鬱陶しくなってしまいました。
 高木の方は どうにも届かないんで 村の仲間でその方の専門家に頼むことにして ヒイラギとか金木犀や 栗、梅や枇杷なんかの実が成る樹を遣っ付ける事にしました。電動の高枝用チエンソーを買ってきて 太くなった大枝を切ったんです。下から見ると たいした事が無いような枝ですが 切り落としてみると 他の木々に当たりながら結構な迫力で落下します。

 味噌は仕込みの時期になりました。去年は豆が全滅でしたんで 直売所で帝位れる事にしました。先週までは地元の豆が出ていなかったんで 一昨昨日もういっぺん 見てきました。やっと 木更津産のがでてましたので 手に入れてきました。
 大豆を2㎏一晩水に浸けて、家にある最も大きい鍋2つを七輪にかけて いつものやり方で煮ました。炭は前に焼いた竹炭がまだ有りますんで。 

 塩1㎏と 地元の麹屋さんの麹2㎏を 良く混ぜて置きます。指で潰れるまで軟らかく煮た豆を潰して 前に混ぜて置いた麹と塩を良く混ぜて、仕込みは終わり。床下で初夏に天地返しするまで ゆっくり醗酵してもらいます。

 今年は何とか 味噌を仕込む位の豆は採りたいもんです。

 Kさんが気を利かせて 椎茸の榾木用のコナラを切って置いてくれました。年寄りが運べるように 短めにしてくれました。来週は椎茸の菌駒を打ちます。

 裏の蜜柑が一つ残らず無くなりました。少し遣られ始めたな と思っている間に。下にあった喰い掛けの皮やなんかも、跡形も無く。ヒヨやカラスの鳥共だけではこうはいかず、狸なんかの獣が1枚かんでます。
 千両の実が一粒も残さず無くなりました。正月用に10本程切って、もうよかろうと先週覆いのネットを外した途端に!ヒヨの奴です。ヒヨには これから畑の野菜が標的。白菜、ブロッコリーにキャベツが真っ先に遣られます、それに豌豆の芽。もうネットを掛けて回る他ありません。
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