里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

棚田は稲穂が出ました

2015-07-27 15:45:03 | 日記
 村の道の掃除を朝早くから 総出でやりました。お盆前の大仕事の一つです。生憎のカンカン照り、平均年齢の高い我々にはきついものではありました。
 風は無く、道からの照り返しは半端じゃないく暑い暑い。汗が流れて目に入るしシャツは貼りつくしで、いつもの半分位でダウン寸前。刈払い機のエンジン、排気も暑さを倍増する感じ、一休みのお茶が回ってきた時は、アー助かった、です。
 刈払い機のガソリンや冷たいお茶や氷なんかを配ってくれる世話役さんは 村のあっちこっちで作業している所へ回るんで、これも大汗でした。
 この暑さでは、刈った草や小枝はすぐに乾いてくれるんで、片付ける手間は大助かりですが、暑かった。
 
 道掃除、道の草刈を終えて、神社の旗を下ろしました。旗を立てる重い柱を倒し、神社の柱を入れておく屋根の下まで運ぶ大仕事は皆が集まるこの時しか出来なくなりました。夏の盛りにかかる行事は、お盆の法要前のお寺の大掃除だけになりました。
 刈払い機を振り回していると周りの山の木々からツクツクホウシの声が落ちてきました。早くも夏が盛りを越えるんでしょうか。

 下の棚田は稲穂が見えてきました。お盆前後には早い人は刈入れするんじゃないでしょうか。年々早くなっている気がします。棚田の道を上がってくると豊かな稲穂の良い香りがしてきます。
 
 この暑さは稲にはとっても良い事と思いますが、年寄りの身にはこたえる、こたえます。下の棚田は平地の方に比べると、夜の気温が何度かは低い、それに水は清冽な飲める程の山の地下水を使っています。それで村の棚田の米は旨い、個人の意見、んですが農協へ出す時は皆同じ値段。小さな村では銘柄米で売り出すことも出来ないようです。
 
 
 畑は落花生の草取りとカラス避けのテグス張り、大豆の草とりと土寄せを終えました。暑いので水を飲みのみ遣り終えました。
 そろそろ豆が成って来た落花生はカラスが穿り始めました。木更津から来て作っているTさんのもSさんのも、カラスが食い散らかした殻が畝の間に幾つも見えてます。家のは草に埋まっていて穿りにくかったんで、カラス共には後回しにされたようです。草取りを終えたんで、カラスが嫌う、釣りに使ったテグスを畑におまかに張ったんです。
 2回目のトウモロコシを数本収穫しました。獣避けの装置の効果が判るのはこれからです。
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風蘭

2015-07-20 11:18:13 | 日記
 梅雨が開けた途端に真夏日が続き暑い暑い。正直なもんで、暑さを煽る油蝉が出てきて喚き散らすように鳴き出しました。この蝉を狙ってオナガが朝早くから集まってきて、ギャギャーと煩いこと、
 台風が来るとのことで、畑仕事が出来ないので、アパートへ帰ってきてます。今朝は朝から30度、窓は全て全開です。昨日までは台風崩れの南風が煩かったですが、今朝は収まって、おさまってくれたのは良いんですが、暑い!
 ベランダに吊るした風蘭が満開で、良い香りを送ってきます。日本固有の樹の上に育つ小柄な蘭です。
 株が大きくなると分けてきて、もう30年以上家に居着いてくれてます。分けて上げた株は、古い庭木の上に移ったのも居れば、嫁入り先で鉢で’今年も咲いてくれています'と便りが来たり、可愛がられているようです。
 
 今、家には5鉢残っています。毎年春に、古い水蘚を外して植え替えています。この蘭は、根っ子が風に曝されているのが好きなようなので、出来るだけ小さな鉢に盛り上げて植えています。
 夏の盛りに成るこの時期、小さな株が隠れるくらい花茎を伸ばして咲いてくれます。
 
 今は夏野菜が最盛期の筈なんですが、前の大風で痛めつけられ、その後の雨続きで更に痛めつけられて、雨で勢いに乗った草に埋まって、手入れをする気が無くなってます。
 それではいかん、ので 水を飲み飲み頑張ることにします。秋蒔き野菜の時期までは少しありますので、今は草取り、草取り!
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大豆植え

2015-07-13 13:29:34 | 日記
 梅雨が開けたような真夏の暑さになりました。日中はニーニー蝉の突き刺すような高い鳴き声、夕方には 涼しさが戻ってきたようなヒグラシの澄んだ鳴き声が降ってきます。
 
 こう急激に気温が変わると、年寄りの身には中中厳しく、ついて行く事が難しくなります。くらくらする強い日差しに辟易しながら、水を飲み飲み畑に出ているような状況になりました。
 
 昨日は村の夏祭りに入る行事、カンナギ、神薙でしょうか又は神和でしょうか、でした。朝6時過ぎに神社に集まって、境内を掃き掃除、伸び過ぎた樹を詰めたり藪に成って来た叢を刈ったりもしました。
 さっぱりしたところで、神様に食事をお供え。お宮の世話役さんが用意してくれた、麦飯に韮の冷汁です。社の奥の神様にお供えして拝んでから、皆でお相伴しました。一仕事終わった後で、そろそろ暑くなり始めた頃でしたんで、冷たい冷汁をかけた麦飯は結構なもんでした。
 祭りの象徴は旗揚げです。鳥居の道の左右に、大きな幟です。柱を仕舞ってある軒下から5~6人がかりで担いで出してきて、天辺に真竹を挿して全員で綱を引いて立てます。旗は上げ下ろしが出来るように綱で巧妙に繋がれており、柱の途中で引っかかったりしないようにうまく細工されてます。
 カンナギが終わると暑い暑い夏です。棚田の稲も早いのは穂が見え始めました。

 大豆の苗が出来てきました。大きくなり過ぎないうちに植えねば、と 他の事は置いて、植えました。気が急くもんですから、雨が上がって直ぐ始めました。
 黒豆、青豆、在来種の豆の3種類です。苗作りは、蒔いた豆の上にネットを掛けて、鳩避けにしました。
 ここまで育つと鳩に痛めつけられることは無くなります。鳩は土から出てきたばかりの豆が特に好きみたいです。豆もやしの天辺の豆に当る部分です。 
 
 去年は植えた後暫く乾いてしまって、株が育たなかったんで、今年は土の乾かないうちにと急いだんです。3日がかりで植え終わりました。暑いし腰は痛いしでまいりました。
 同じ時期に直播したYさんのは、芽が出る端から鳩に食われて仕舞い、蒔き直しする羽目に。土を割って芽を出してきたのを確認はしてたんですが、その芽が物の見事に遣られてしまった。
 実は家のも以前、何回も遣られていて、苗を作り植える方法に変えたんです。1本1本植えるのは 屈んでの仕事になるし、手間は掛かるしなんですが、鳩に遣られないためにはこうする他無いようです。
 
 暑くなる前の降り続く雨で夏草が勢いづいて、大変なことになりそうです。豆を優先したもんだから、夏草は遣りたい放題伸び放題です。
 降る前に落花生の畝で、刈って日避けに畝に被せておいた草、普通なら乾いて良いマルチに成るところだったんですが、雨で生き返って仕舞う始末。もう一回やり直さないと収穫無しになりそう。 
 
 取り残していた所なんぞは完全に草に埋まって、さつま芋でさえもいじけてしまってます。いつもなら さつま芋なんぞは蔓が伸び葉が茂り、草が育たないくらいなのに。
 
 庭に植えた桃が大きくなってきて、袋もかけて、今年は!と楽しみにしてました。が、見事に食われてしまいました。ハクビシンでしょうか。
 かけていた袋の上に種だけ残していきました。
 僅かに残ったのが未だ数個有ったんで、獣避け装置を急遽ネットで買いました。早速置いて、結果はいかに!と。ところがその後は降り続く雨、雨。袋に水が溜まった所為か、せっかくの桃が腐りが入ってきました。痛みが少なかった何個かを採ってきて、良い香りを楽しみ、甘い果汁を楽しむにつけ、食われたり腐ってしまったりの無念さを噛み締めました。
 
 家人は、桃の樹には今度は虫が入って結局は枯れるんでは?と不吉な事を言い出す始末。なにくそ、来年は旨い桃を食ってや遣るつもり にはなったものの、どうなるか。
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梅雨で嵐?

2015-07-02 10:56:25 | 日記
 昨日は朝から酷い南からの風が夕方まで吹き荒れました。家は、伸びた竹に囲まれてしまってますから、直接の強風は届かないんです。が その竹共のあげる悲鳴と言うか葉が吹き千切られる音や、互いにぶつかりながら倒れんばかりに揺れる様は凄まじいもんでした。
 栗も李も小枝毎、葉を吹き千切られたり、やっと大きく成って来た実や毬を吹き落とされてしまってます。特に李は色付き始めたのに随分落とされてしまいました。
 玄関の前に駐めている車は、樹の葉、竹の葉を千切って水で吹き付けた状態、塵の水から引き上げたみたいになりました。梅雨だと言うのに、とんでもない嵐でした。

 畑は吹きっ曝しだもんで、立っているのは全て被害を受けました。道を挟んで向こう側の畑のHさんもSさんも、トマトの雨避けに立てた背の高いトンネルが吹き破られポールは倒され曲げられてしまってます。風の威力を見せつけられました。
 
 ヒゲが茶色になってきて、あと3日位で収穫できそうだった1回目のトウモロコシ、ネットを張って獣対策をしたばっかりでしたが、嵐の強風対策まではしなかった。吹き倒され折られて手を付けられません。このまんま経過を見ることにします。何本かでも採れれば、と期待して。

 2回目のトウモロコシは雄花が出始めたところでした。すっかり吹き倒されて、何本かは折れてしまいました。土寄せで立て直しして、回復に期待することにしました。 
 
 3回目のは、まだ幼く鉛筆位の太さで20センチ位だったんですが、吹き倒されました。こいつ等は十分回復出来ると思います。しっかり土寄せして立て直しておきました。
 
 トマトは酷いもんです。篠竹の支柱毎倒されました。やっと赤くなり始めたトマトも落とされました。何とか立ち直って欲しいもんだ、と 支柱を立て直し、土寄せしました。何本かは立ち直って欲しい!
 ピーマンもやっぱりやられてました。立て直しておきましたがどうでしょうか、シシトウガラシも茄子も同じく、です。
 
 インゲンは胡瓜と並んで壊滅的被害です。最盛期だったんで、どっちも沢山成った莢や実が重たくて手にしていた支柱が折れたり、引っこ抜かれて、手ごと倒されてしまいました。立て直しようが無いんで、急遽 インゲンは残っていた種を蒔きました。雨が多そうなので盆までには何とかなってくれそうです。
 胡瓜は2回目の苗を、嵐の前に植えたばっかりでした。倒された方のが少しでも生き残っていてくれれば、繋げるんですが、
 
 お盆の花に丁度良く伸びてきていた百日草まで見事に倒してくれました。こいつは強いので、お盆までには回復してくれるでしょう。
 花が咲き始めたコスモスも。こいつはもっと強いので、もう倒された先の方が立ち上がり始めてます。倒れて土に触っている方からは根が出掛かってます。零れ種から畑中に生え出してきており、出来るだけ残してきましたが、この際取り払おうと思います。
 
 夏野菜が取れ始めるようになった時の嵐で、全く大迷惑です。

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