日タイの「象の日」と、象の違いとは？

　　
　日本で４月28日は 「象の日」 だったそうですネ。　ワタクシ、知りませんでした （苦笑）。

象は、タイでは 国の象徴です。　タイ政府は、タイ人に象を 愛し、大事にする気持ちを 高めるため、
毎年３月13日を 「象の日」 にしました。 タイでは、結構 知られています。　この日は タイ各地の
象の飼育施設や動物園などで記念行事が行なわれ、テレビ・新聞などでも報道されますからネ。

　

　
60頭以上の象を 飼育している北部ラムパン県の象保護センターなどの大きな所では、仏僧による
儀式の後、象に大量のバナナ、パイナップル、スイカなどが振舞われたりしますネ。　

　では、日本の 「象の日」 である ４月28日は、 なぜ？ でしょうネ。

一説によると、1728年 （享保13年）、江戸幕府八代将軍 徳川吉宗が注文したオス・メス二頭の象が
清の商人によりベトナムから連れてこられ、翌年４月28日に京都で 中御門天皇の御前で披露された
ことで ４月28日が、「象の日」 になったとか ・・・　結構 歴史のある話ですよねぇ～

　
　　　＜暴れん坊将軍は徳川吉宗でしたねぇ～＞

　現在 タイの象は 日本の動物園に20頭くらい居るそうですが、タイの象はアジア象でもインド象だとか。

タイなのに、どうしてインド象なんだろうと思いきや、象の現生種はアフリカ象とアジア象の２種類あり、
アジア象にはインド象・セイロン象・スマトラ象・マレー象の四つに分けられるそうで、タイにいる象は
大半がインド象に属する と 聞きました。　では、アフリカ象とアジア象の違いは どうなんでしょう？

アフリカ象の方が体が大きく、耳も大きいようで、背中は少しへこんだ形をして、雄・雌ともに象牙が
あります。　アジア象は、頭は二つのこぶがあるような形をし、頭蓋骨が大きく、脳の容積が多いとか。

　　
　　　　　　　　　　　＜断然　アフリカ象のほうが強そうに見えますね…＞

また 比較的体が小さく 耳も小さいようで、背中は丸く 雄にしか象牙がありません。
象牙のない雄と雌には、小さな牙が生える象もいるとか、聞きますが ・・・　　

人間に慣れないアフリカ象と違って、知能が高く従順なアジア象は、中国三千年の歴史より古く
四千年も前から人間と関わって来たそうですヨ。　気性が荒いアフリカ象に比べ、アジア象は
賢くて記憶力も良く、昔から人間に訓練されてきました。　

　
　　　　＜「象の日」 に果物を 貰って喜ぶアジア象…＞

　象は、猿、イルカと同様　非常に賢く、人間と共通した点がいくつもあるようです。

＊　象も長寿で50歳前後まで生きる。 （象の歳は人間の歳の1.5倍との事、人の歳であれば75歳）
＊　象は10歳前後で繁殖可能になる。（人間で言うと15歳）
＊　象の妊娠期間も長い。 （20ヶ月～22ヶ月） 哺乳類で最も長い。
＊　動物で自殺するのは象だけ （大木に頭を打ち続けて死ぬそうで、自殺は一番人に似た行為との事）
＊　自分の意思で握手ができる。 （象は鼻ですが・・・）
　どうりで、象は　何となく身近に 感じます。　今日は象の勉強会になっちゃった！　　



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