タイに在住している日本人、日タイを行き来する人にとっては朗報ですネ。
一昨日、外務省からコロナウイルス感染症に関する水際対策措置の変更が発表され、明日の
20日から日本へ入国後、検疫所の指定する宿泊施設での三日間の強制隔離が撤廃されました。
撤廃されたのはタイ国はじめ、米国・フランスなど21の国や地域。また、10日間から
3日間に短縮されたのがインドネシアなど二カ国、6日間から3日間になったのが
インドなど九カ国です。 突然の今回の変更には、ちょっと驚かされました。
変更前は、最高で10日間隔離とされていましたが、新しい措置では3日間に統一されています。
インドネシアからの帰国では10日間から一気に3日間に短縮となって大丈夫なんでしょうかネ。
タイ在住者にとっては嬉しい変更ですが、日本では今、新規感染者が減少傾向にあるとは言え、
デルタ株以外にも新たな変異株を警戒している最中ですヨ。 しかも「緊急事態宣言」が
出ている中での この水際対策の緩和変更には、ちょっと首をかしげますねぇ~
私も経験した帰国時を振り返ると、日本入国時に3日間のホテル隔離が必須でしたので、
成田空港に到着した後、誓約書のサインなど済ませ、PCR検査をした後、検疫所が指定する
上野のアパマンホテルに連行されました(苦笑)。 そこで3日間の強制隔離です。
三日後のPCR検査が陰性で、ホテルから成田空港に戻り解放されました。公共交通機関は
利用できませんから、私は特別ハイヤーで自宅に戻り、その後11日間の自宅待機でした。
空港から自宅なりの移動に関し、公共交通機関が利用できないのは変更ありません。
タイ国から三日間の強制隔離は無くなりましたが、計14日間の自己隔離は同じです。
陰性証明書の提出、空港での検査、誓約書の提出、アプリの登録なども引き続き必要です。
でも この調子だと 二回のワクチン接種が済んでいれば、自己隔離も更に短縮されるかも。
ただし、日本では中国製のシノバックワクチンは認めていませんのでNGですけど ・・・
でも規制が緩くなったからと言って、14日間の自己隔離において自宅なりホテルなどの施設での
待機義務に怠りがあったりしてはいけませんネ。誓約に違反すると氏名が公表されるのも同じです。
この三日間の強制隔離が撤廃されたことは、物凄く入国が楽になります。 これだけを
待っていたタイ在住者も多いことでしょう。 これからタイからの帰国者が増えそうです。
最新の感染状況ですが・・・タイの新規感染者数はは13,894人、死者数は188人です。
インドネシアの新規感染者数は3,145人、死者数は237人です。
人口比(インドネシアの人口は2億6500万人 タイは6800万人)で見ると・・・タイの新規感染者数はインドネシアの17倍、タイの死者数はインドネシアの3倍です。
タイの感染状況はインドネシアより格段に酷い状況です。
数値だけで判断すれば・・・インドネシアからの入国後の強制隔離期間は「ゼロ」にして、タイからの強制隔離期間は「3日間」で据え置きにした方が良いように感じます。
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-chart-list/
>日本では今、新規感染者が減少傾向にあるとは言え、デルタ株以外にも新たな変異株を警戒している最中ですヨ。しかも「緊急事態宣言」が出ている中でのこの水際対策の緩和変更には、ちょっと首をかしげますねぇ~
日本国内の新規感染者数は8月中旬のピーク時から1/5以下に、劇的に減少しています。崩壊寸前だった医療体制も、かなりゆとりが出てきました。
日本の緊急事態宣言はロックダウンと違い、超緩やかです。国民の意識も、「緊急事態」に反応しなくなっています。
タイは、インドネシアより格段に感染状況が酷いにもかかわらず、開国・解放に舵を切っています。
タイだけでなく、イギリスなども、隔離なしの入国を認めるなど、水際対策の緩和に動いています。
ワクチンの普及により、世界各国は「ゼロコロナ」から「WITHコロナ」に大転換しています。
日本国内では、医師会・野党=「ゼロコロナ」、政府=「WITHコロナ」の対立が目立ってきましたが・・・世界の大勢は「コロナとの共存」時代に進んでいます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4db51602aef7621ae55c6bb3322a2cc562a76049?page=1