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将来、米女子ツアーでは韓国に代わりタイ人選手が活躍?

2021年09月18日 | タイのゴルフ、あれこれ

 日本の女子ゴルフにおいて、めっきり韓国選手の優勝が無くなりましたネ。

 

今季は、昨年来のコロナ禍により20年(14試合)と21年(27試合)の統一シーズンで、

先週までで合計41試合が行なわれましたが、優勝したのは申ジェ選手の4勝だけです。

 

韓国選手の誰かは上位に顔を出しますが、優勝までは至りません。一時期 毎試合のように

韓国選手が優勝していたのが嘘のようです。それだけ心技体ともに成長した日本選手の若い

 

世代の躍進ぶりが、そうさせているのでしょう。逆に韓国選手は年齢が高くなっています。

そう考えると、41試合で4勝の申ジェ選手(33歳)は さすが、元世界ランク1位ですネ。

 

 <ぺ・ソンウ選手>

少し前は日本ツアーに参戦するため、若い韓国選手が我も我もと、やって来ました。が 最近は

19年にぺ・ソンウ選手(27)が日本ツアーに初参戦して以降は、新たな韓国選手はいません。

 

この傾向は、現在 世界ランキングのトップ10以内に韓国選手が四人もいる米国女子ツアー

でも同じのようです。最近 米国に渡ったのは昨年「全米女子オープン」を制覇したキム・

アリム選手(25)だけで、韓国の若い世代の選手には 海外志向が低くなっているようです。

 

 <キム・アリム選手>

それには、韓国女子ツアー(KLPGA)の急成長にあるよう。今季の試合数は32と増え、

賞金総額もツアー史上最高額となり、日本ツアーに匹敵する規模に迫る勢いと聞きます。

 

例えば、2010年の韓国ツアー賞金女王は、イ・ボミ選手で獲得賞金金額は、日本円にして

約5,544万円でした。同年の日本ツアー賞金女王のアン・ソンジュ選手は、約1億4,507万円を

 

 <イ・ボミ選手とアン・ソンジュ選手>

獲得しており、その差約3倍でした。それが今季6勝し賞金ランキ1位を走るパク・ミンジ

選手は、約1億3,333万円で、日本ツアーの上位選手に匹敵する額を稼いでいますからネ。

 

もちろん米国ツアーで、毎年コンスタントにシード権をゲットして優勝も出来れば、日本や

韓国よりも賞金を稼げます。ただ、若い選手が慣れない日米で戦うよりも、自国のツアーが

充実していれば、わざわざ海外に出ていく選手は少なくなるのは当然でしょうネ。

 

 <9月14日付のタイ人女子の世界ランク>

日米ツアーに出ていく韓国選手は少なくなりましたが、近年はタイ人女子が海を渡っています。

かつて韓国の女子選手たちは、1998年に米国ツアーのメジャーで2勝したパク・セリ選手の

 

背中を追い、積極的に米国ツアーに進出しました。今は世界ランク1位にもなり10勝している

アリヤ・ジュタヌガーン選手を追って、十数名のタイ人女子が米国ツアーで戦っています。

近い将来、米国女子ツアーでは、韓国選手に代わってタイ人選手の活躍が目立って来るかもネ。  



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