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タイでも 本格的になってきた プラごみ環境問題!

2019年07月02日 | タイの出来ごと、あれこれ
 
 世界的な環境汚染の問題として注目されているプラスチックごみ。ビニール袋も
そうです。タイでも昨年当りから急激に それらの取り組みの機運が高まっています。

昨年7月、ザ・モールグループはエンポリアム、エムクオーティエ、サイアムパラゴンの高級
デパートで、“7月3日はビニールの買物袋を提供しない” としていました。 当日は「国際
プラスチックバッグ・フリー・デー」にあたり、この日を境に取り組みを強化しています。

 
 <昨年、セントラル系スーパーでもスタート>

てっきり3日以降も提供しないのかと思いきや、3日だけだったようです。ビニール袋を
提供しない代わりに10ポイントという会員ポイントを付与し、現在も実施されているよう。

政府も力を入り始めています。先月 タイ保健省は、同省の付属病院で患者に手渡す薬を
入れるビニール袋の削減に取り組み、約半年間で9割ほどの削減に成功したと公表しました。

 

同省によると、昨年10月初旬から各病院で手提げ袋の使用を減らすため、来院患者に対しエコ
バッグなどを持参するよう呼び掛けていました。これにより半年で前年同期比の87%の削減を
達成し、患者からの評判も上々だといいます。環境保全活動には患者も協力を惜しみません。

これにより、ビニール袋344トン分の購入費用にあたる約2,400万バーツ(約8,450万円)を
節約できたそうです。 同省では、この活動を継続させると共に、浮いた資金を人々に
役立つシステムやサービスの開発に充ていきたいと報告しています。 素晴らしいですネ。

 

そしてプラスティック容器。今までバンコクという大都市で大量に消費されてきました(日本の
都市もそうですけど)。 しかし、タイではリサイクルのシステムが十分に整備されていない為、
プラスチックごみが 川や海に流れ出し、環境を汚染する大きな社会問題となってきています。

そこで最近、タイ仏教国ならではの取り組みが注目されています。使用済みのペットボトルを
お寺が集め、僧侶が着用する僧衣へとリサイクルしているといいます。発案者はバンコク近郊の

 
 <マハプラノーム僧侶>

ジャーデーン寺の僧侶・マハプラノームさん。ペットボトルを「お布施」という名目で使用
済みのペットボトルを寄付してもらうことで集めながら、リサイクル問題を市民にも より
前向きに捉えてもらおうというのが狙いだとか。 日本のお坊さんも見習ってほしい活動です。

マハプラノーム僧侶は、以前からごみ問題に取り組んでいたといいます。ある時 プラス
チックから衣服を作る技術があることを知り ひらめいたそうです。こういう ひらめきは、
普段から熟考していないと、頭脳に 心に 浮かんで来ませんよネ。 明日に続きます。  



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