タイでゴルフ友達になりましょ。

ゴルフをしながらタイの豆知識・エピソードを発信するプログです。チョット得する、心が元気になる、そんなブログにしたいな?

根深いタイ南部問題!

2010年09月10日 | タイのちょっと気になる報道!
  
 ワタクシ、タイが大好きですから 余り タイの問題点ばかりを書きたくはないんですが、
ニュースや情報を発信していると、どうしても それらにも触れざるを得ません。 どうぞ ご勘弁を!

タイの最南部三県で毎日のように起きている “イスラム過激派のテロ行為” も、解決の糸口が中々
見えないタイの大きな社会問題でしょう… バンコクにいると他所の国の出来事のようですが・・・

                 

<12→ パッタニー県、13→ ヤラー県、14→ ナラティワート県が、問題の三県>
<因みに、11→ ソンクラー県、5→ プーケット、17→ バンコクです>

つい先日の7日には、ナラティワート県で 教師夫婦がオートバイで市場に向かっていたところ、別の
オートバイの後部座席の男から 銃で発砲され、夫が死亡 妻が負傷しています。 この事を受けて、

最南部三県の教師からなる 「三国境県教員連合」 が、三県内の危険エリアにある465校全校を三日間
休校とすることを決めています… こういう事がいつも起きているなんて、ホント怖いですねぇ~

イスラム過激派に狙われるのは警察官や兵士が多いんですが、小学校の教師なども政府の手先と
見なされ、過激派の攻撃対象となっているとの事です。 危険で子供をオチオチ学校にも通わせられません。

 
<笑っている場合ではありませんよ!>

テロの数には驚きます・・・  04年1月から10年1月に、深南部のヤラー・ナラティワート・
パタニー・ソンクラーの四県で起きたテロ事件数は9,446回で、1万609人が死傷しています。 

なんと、六年間で 一年に1,574回、毎日4.3回起きている計算になります。 
なぜ? こうも頻繁にテロを繰り返すのか? どうやら根深い宗教問題が絡んでいるようです!

深南部4県には、もともとイスラム教徒の小王国がありましたが、約100年前にタイに併合された
経緯があります。 現在も住民の大半は、マレー語を原語とするイスラム教徒で、タイ語、仏教が中心の

  
 <宗教問題が絡んで…>

タイでは異質な地域となっています。 イスラム教徒住民の一部は断続的にタイからの独立運動を続け、
2001年に武装テロを本格化し始めました。 以来、住民や治安当局者を狙った銃撃、爆破、放火が連日の
ように起きているワケですネ。 いわゆる 独立運動のテロ活動なのでしょう。

 でも そこで生活するタイ人の人達は、堪ったものではありませんよネ。 

死傷者の内、一般人は4,403人も含まれているとか… 因みに他の内訳は、兵士1,433人、警官966人
村長、副村長335人、教育関係者128人・・・  死者は4,100人で、宗教で分けると仏教徒が全体の

 
 <これは根深いものがあります…>

38%、イスラム教徒が59%になるそうです 負傷者の方は、6,509人の内、仏教徒が60%、イスラム教徒が
32%と、仏教徒・イスラム教徒の割合が死者の場合と逆になっています。

イスラム教徒の死者については、タイ治安当局による超法規的処刑、報復テロなども疑われているようで、
治まりがつきません。 更に最南部のイスラム教学校の生徒は10万人を超え、その一部分が過激な思想を
吹きこまれ、過激派に加わっているという噂もあるようですから、益々 激しくなりそうです。

 この問題は、宗教が深く絡んでおり、有効な手だてが講じられていないのが現状です。
 本当は、アピシット首相にとって、一番大きな問題なのかも知れません!  



「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです   


  タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト


最新の画像もっと見る

コメントを投稿