今度は女子相撲で、またまた快挙です! タイの女子相撲、ここまで強くなっているとは驚きです。
先週、大阪府堺市の大浜相撲場で行なわれた 「第4回選抜国際女子相撲選手権大会」 で、タイの
ビパラット初段 (カセサート大学) が、重量級 (80キロ以上) 決勝で、モンゴル選手を破り、
初優勝しました。 また、最強選手を決定する無差別級トーナメント戦でも、決勝で稲葉映美3段
(立命館大学) に勝って、重量級と合わせ2個目の金メダルを獲得しました。 凄いですよねぇ~
<二つの優勝をして表彰されるビパラット選手、大きいなぁ~>
日本・台湾・香港・モンゴル・タイから21チーム・77 選手が参加した同大会の個人戦の優勝者は、超軽量級
(50キロ未満) は 岡崎北高の佐野清香選手、軽量級 (65キロ未満) は 山中未久3段 (立命館職員)、
中量級 (80キロ未満) は 日大OGの松浦麻乃4段が優勝というように、他の階級は日本人が勝って
います。 特に ピパラット選手の無差別級の勝ちは番狂わせだったらしいですヨ。
<剣道の志井稔さん(左)>
昔から日本の武道をタイ人に指導している方々に、合気道の深草基弘さん、剣道の志井稔さん、少年野球の
青山功さん、空手の真殿克彦さん、そして相撲は倉沢澄夫といらっしゃいますが、タイ相撲連盟の会長・
倉沢澄夫さんは、さぞかし感慨深いものがあるでしょうねぇ~ 指導して22年以上になりますから ・・・
今年 73歳になられるタイ相撲連盟の倉沢澄夫さんというよりは、タイで日本の新刊書籍を取り扱う
「東京堂書店」 の社長と言ったほうが知られているかもしれませんネ。 1978年に来タイし、
在タイ歴は、今年で38年になられます。 タイで相撲の普及活動を始めて22年が経ちました。
<倉沢澄夫さん>
地元静岡の高校時代、相撲部で一緒だった同級生が、アマチュア相撲の普及活動を行なっており、タイでも
相撲をタイ人向けに教えてみないか、と誘われたことがきっかけで、当初は 選手も稽古場も何もない、
すべてゼロからのスタートだったそうです。 そして最初はタイ人の気質を考えず、日本式の指導を
していたため、生徒がすぐに練習に来なくなってしまったとか ・・・ いろいろと苦労されたようです。
相撲は楽しい、と感じてもらえる指導を心がけるように工夫してから、少しずつ生徒のレベルも
上がっていきました。 2006年、BTSプラカノン駅から近いスクムビット・ソイ71 奥の住宅街に、
自費で建てた日本式の立派な相撲道場があります。 年に数回、アジアや世界各国で行われる
アマチュア相撲大会でのメダル獲得に向けて、目標も段々と大きくなっていきました。
もう少し倉沢さんの話を続けたいのですが、長くなりますので明日に続きます ・・・
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