昨日の夜、アピシット首相が国民に向けてテレビ演説し、五つの条件に国民が同意するならば、
11月14日に総選挙を実施すると、妥協案を表明しましたネ・・・
さぁ~ これをタクシン派の反独裁民主同盟(UDD) が どう受け止めるか、今日にも幹部会を開いて
正式な対応を決めると しています。 また タクシン派と対立してきた市民グループや、空港占拠で
知られる反タクシン派の 「民主主義市民連合」(PAD) の対応も気になるところです。
<アピシット首相が表明…>
アピシット首相が、総選挙を実施する前提として、和解に向けたロードマップ(行程表)とは・・・
* 王室の政治利用の禁止
* 貧困層の福祉向上など社会経済政策の改革
* メディアの中立性の確立
* 死傷者が出た先月の衝突に関する独立機関による真相究明
* 憲法改正や恩赦などを含む政治改革 ・・・ でした。
UDDの幹部は、「政府の提案を歓迎する」 として、これが受け入れられれば、これまで一カ月半以上に
わたって続いたタイの騒乱も収束され、商業地区の占拠や集会が解散に向かう可能性がありますが…
どうなるか?
どうなると云えば、昨日の午前中は久しぶりに大雨が降りました。 UDDがバンコクの中心商業地区を
占拠して、一カ月が過ぎましたが、こんな大雨は初めてでは・・・ こんな時約2万近くいる参加者は
どうしたんでしょう? 最近は高級ホテルなどの前にはゴミ袋がたまり、異臭が鼻をつくと聞きますし…
<BTSチットロム駅の高架下は生活の場と化して・・・>
先週の4月末に、デルタ航空に行く用事があり、彼らが占拠するチットロム駅に降り立ってみましたが、
ここ一帯は、すでにテントを張って参加者の生活の場となっており、強制的に撤去するにも難しい状況に
なり変っていました。 同駅とサイアム駅周辺は、治安部隊や軍が入り込む余地さえありませんでした。
しかし もう限界にきているような気がしますネ。 資金も体力も尽きてきた感じです。 タクシン氏も
「私の熱狂的な支持者は少数派になり、私の手を離れた」 「和解の時が来た」 と政府とUDDの対話の
必要性を訴え出したと報道されています。 実際は非常にケチだと噂されるタクシン氏、資金にも限界か…
UDDと衝突して負傷者を出している治安部隊だって、こんな裏事情があります。
<サラディーン駅に配置された若い兵士>
タイは徴兵制を敷いていますが、高校で軍事教練を受ければ免除されますので、有力者や富裕層の
子息が徴兵されることはなく、闘っている治安部隊の20歳前後の若者の多くは、比較的東北部の貧しい
家庭の子息達が多いんですネ。 知らない所で親戚同士が傷つけ合っているのかも知れません。(悲)
これを知ってか、知らずか? 激しい戦闘の中で、足がすくんでしまう若い兵隊もいるとか・・・
銃を持っていても、あどけなさが残る20歳前後の若者ですもの。 そりぁ~ そうでしょうネ。
そんな事情があったり、いくら訓練したって、実戦の銃の撃ち合いですから… 我々には考えられません。
タイでこんなことが起きているなんて、これはホント悲劇です!
アピシット首相の提案を、双方の落とし所にしてほしいですネ!
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皆、まだ若い田舎の若者という顔です。
休んでいる時、携帯でなにやら話しているのを見た時、彼女?家族?どちらと電話しているのか、一瞬顔がニッとなったのを見て、なぜかほっとした気持ちになりました。
今回の騒動で、タイの軍隊はあまり強くないのではないかと感じましたね。