8月で元陸軍司令官であったプラユット氏が首相に就任して2年目を迎えました。 率いる
タイ軍事政権は、先月7日の国民投票で憲法案が可決されたことも手伝い、各種の世論調査でも
タイ国民の間で、プラユット首相が ますます 高い支持を集めています。
タイ国立開発行政研究院の調査 (回答者数1,250人) では、首相の仕事ぶりについて、42.4%が
「非常によくやっている」、45.2%が 「よくやっている」 と9 割近くが肯定的に評価しています。
「あまりよくやっていない」 は 6.3%、「全くよくやっていない」 は 3.5%でした。
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<プラユット首相、どこへ行っても人気者です>
私立バンコク大学の調査 (回答者数1,197人) では、首相の仕事ぶりに対する評価が
10点満点中 平均7.57点で、特に 「決断力」、「清廉さ」 への評価が高かったと聞きました。
タイ国立ラーチャパット大学 (回答者1,293) でも、首相に対する信頼について、26%が 「非常に信頼」、46%が
「相当に信頼」 と肯定的に評価しています。 「余り信頼していない」 は19%、「全く信頼していない」 は8%。
ここでも、タイ国民の間で高い支持を集めていることが明らかになったと、報道されています。
国立カセサート大学は、回答者数4,000人の調査では、首相の仕事ぶりに対する評価が
10点満点で、半年前の5.75から平均 6.65点に上昇しています。
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可決された憲法案は軍政が作成したもので、軍が議員を選任する議会上院、非議員の首相
選びなどが盛り込んでいます。 これをタイ国民が支持していることになりますから、プラユット
首相も勢いに乗ってきますよネ。 これにより、少なくとも2022年まで実質的な軍政が続く
公算が大きく、プラユット首相の続投が有力視されてきたのも理解できます。
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プラユット首相は東北部ナコンラチャシマ県出身で1954年生まれの62歳。 陸軍士官学校23期卒です。
シリキット王妃の親衛隊である第21歩兵連隊長、王妃の近衛師団である第2歩兵師団 (東部
プランジンブリ県駐屯) 司令官、陸軍第1管区司令官を経て、王党派、反タクシン元首相派の
アピシット政権 (2008年~2011年) 当時の2010年に、陸軍司令官に就任しています。
2014年5月22日にクーデターを起こし、タクシン派政権を倒して全権を掌握し、同年8月に
首相に就任しました。 もはやプラユット首相にとって怖い存在はいないのか? いた、いました!
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<ノラポーンさんは英語の先生でした>
ノラポーンさんという奥さまです。 ノラポーン夫人は警察幹部のお嬢さんで、ミッション・スクールを卒業後、
タマサート大学教養学部の学士号を取得。 その後マヒドーン大学教養学部で修士号を得て、チュラロンコーン
大学で英語を教えていたそうです。 そしてつい最近までは、タイ陸軍夫人会の会長さんでもありました。
プラユット首相との馴れ初めは、同首相が チュラロンコーン大学が主催した短期英語コースに参加した
ことだきっかけとか。 そこで授業を担当していたのがノラポーン助教授だったと聞きました。 英語の
先生ですから今でも頭があがらないようですヨ、あんな怖い顔をして、ちょっと可笑しいですけどネ。
政権が安定して治安も良いのが一番です。 これからも宜しくお願い致します、プラユット首相!
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