今日 19日は、8月16日でしたか? 「王室改革10カ条」を掲げた、タイの学生団体の
大規模な反政府集会(民主化運動)が行なわれる予定です。なんでも同集会には 明日に
かけて7万人以上集まると見込んでいるようですからネ。 何もなければ良いですが …
昨日 昼の時点では、王宮近くにある国立タマサート大学構内で開催されるとしていましたが、
大学当局が施設使用を認めませんでした。王室改革という問題に踏み込んだ集会に、大学側も
ビビってしまったのか、安全確保に不安があるという理由で許可していません。行なわれる
予定の講義や自治会活動をすべて中止し、一カ所を除き、すべての門を閉鎖するようです。
おそらく同大学の前にある「王宮前広場」に会場を変更し行なわれるでしょう。でも、ここは
国有地だそうで、使用を認めても利用時間は午後10時までと決まっています。 学生たちは、
朝方までの集会を考えているようで、ここで政府とのぶつかり合いが無ければ良いですがねぇ~
王室改革という不敬罪にも触れるかも知れない集会と、午後10時使用までという規則は、二つ共、
法律に違反する行為になります。 これは治安維持当局取り締まりの口実になりますからネ。
特にバンコク都での反政府大規模集会を懸念するプラユット首相は、17日にはテレビ演説を
行ない、“集会は新型コロナウイルスの大きな感染リスクを生み出し、感染が拡大すれ経済にも
大きな打撃を及ぼす” と述べ、学生たちにクギを刺しながら反政府デモの自粛を促していました。
現政権が『権限を集中させる為に「非常事態宣言」の延長を繰り返し、コロナ対策を強権維持に
利用している』という反政府活動家や国民の批判を、プラユット首相も知ってのことでしょう。
いつも強気なプラユット首相が、さらに反政府活動者に対し「政治への不満は認識している」と
した上で、“コロナの危機を克服してから政治に戻ろう” なんて呼びかけたのは異例のことです。
ここのところ急速に、軍政の流れをくむ現在の政府への抗議活動の強化が広がり、学生を
中心とした若者たちがタブーとされる王室改革を要求する異例の事態となっています。
これをきっかけに、再度 クーデターまで起きるのでは、なんて噂も飛び交っています。
実は若者に不人気のワチラロンコン国王が24日にドイツから帰国します。現国王は王室改革を
訴えている学生たちに憤りを持っているとも聞きます。 今日 明日の集会の内容によっては、
一波乱ありそうな感じです。昨今は経済破綻よりも王室批判の方が心配になりつつあります。
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バンコク在住の皆さんは、現場に出向いて、是非、歴史的な瞬間を瞼に焼け付けたら宜しいかも?
Z世代(1995年~2009年生まれ)は、タイの統治体制が可笑しいことに目覚めてしまいました。
しかし、タイの大人たちは保身に走るばかりで、世の中が間違っていることに目を瞑ってきました。
民主主義国家を標榜しながら、実態は軍事独裁政権であったり、王室が過剰な政治権力を持ち、勝手に憲法を変えたりして、好き勝手をやっていることに対し、Z世代は「タイの未来のために」立ち上がりました。
批判の矛先はラマ10世(ドイツ在住)だけでなく、父親であるラマ9世(プミポン国王)にも向けられています。過去において、クーデターや軍事独裁政権を見過ぎしたのは大きな過ちだったと断罪されています。
9月24日にバンコクに帰国する(日帰り?)ラマ10世が国民に銃砲を向けたりしないことを祈るばかりです。
https://news.livedoor.com/article/detail/18916487/