シリキット王妃のお誕生日である母の日 (8月12日) も過ぎて、20日間以上が経ちました。
タクシン元首相らへの恩赦を 目的とした恩赦法案が国会に提出され、7日から下院で審議が始まり、
国会周辺で 反タクシン派による大規模なデモが予想される中、クーデターの噂も飛び交いました。
が、何事もなく目立った混乱もありませんで、落ち着いたバンコク市内の今日この頃です。 そんな中
タクシン派からすると 興味深いニュースが … NCが上手く纏めていますので引用しますネ。
<シリキット王妃のお誕生日、何事も無くて良かったですが…>
2008年だから5年前でした。 タイ首相府やバンコクの2空港を 占拠した反タクシン元首相派団体
「民主主義のための市民同盟 (PAD)」 の創設者で実業家のソンティ・リムトーンクーン氏、ジャムロン
シームアン元バンコク都知事ら幹部8人が辞任すると発表しています。 これは ちょっと 驚きですヨ ・・・
あれだけ世の中を 騒ぎの渦中に巻き込んでおいて、ソンティ氏ら辞任の理由が 「裁判所命令によって
テロ容疑など訴追され デモ参加が禁じられたので、自由に活動できなくなった」 と説明しているとか。
しかも、同じ反タクシン派陣営の野党民主党を、PADのように犠牲を 払っていないとして強く批判し、
民主党の下院議員は辞職して街頭デモに参加すべきと主張していると言います。 実質 仲間割れ?
<ソンティ氏(右から二人目)とジャムロン氏(その左) NCから…>
ここ数年は うまくいっていなかったようですが、この崩壊でタクシン派のインラック政権も安泰です。
タクシン氏もしめしめと安堵しているかな。 そりぁ~ そうでしょう、こんな情報も流れていました。
ソンティ氏は否定していますが、2011年にクウェートでソンティ氏とタクシン氏の密談があり、辞任は
その時に決まっていたのだと … 頃合いを 見ての今の辞任らしいですよ。 その頃からソンティ氏が
政治集会で自分たちの 「特権階級」 を 批判する発言を 行なうようになったと聞きます ・・・
タクシン元首相から何を 約束されたのかなぁ~ あの黄色のシャツ騒動は、なんだったんでしょう?
<スワンナプーム国際空港を 占拠した黄色シャツデモ隊…>
あれだけ彼らは、反タクシン派の中核である特権階級と PADなどの反タクシン派団体とで、民主党を
軸に、タクシン派と争ってきましたのにネ。 結局 タクシン氏に降参ということになるんでしょうか ・・・
考えてみれば、ソンティ氏らの軍への影響力は低下が噂され、民主党も2001年以降3回の総選挙で
いずれもタクシン派政党に大差で破れています。 また、昨年後半にPADが活動停止状態になって以降、
反タクシンの街頭デモの動員力は、数百人から1千人程度に落ち込んでもいましたネ。
<近い将来、こんな光景が見られるかも知れません…>
反タクシン派の力に衰えが見える中、逆にタクシン派のインラック政権は、汚職で実刑判決を 受けた
タクシン元首相への恩赦法案の成立を 図る一方、政治対立の解消を 目指すとした政治フォーラムを
25日から開催し、タクシン元首相の帰国、復権に向けた動きを 強めています。
こうした状況の中、PAD幹部が戦線を 離脱し、しかもタクシン派ではなく民主党を 強く批判したことは、
実質 タクシン派への側面援護となりますよ、これは ・・・ 黄色いシャツを 着た人は何を 想うのか?
タクシン元首相のタイへの帰国が近づ いているような気がしますネ。
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