先日久しぶりに、バンコク市を闊歩している勇姿ある小象を見ました。 いやいや勇姿なんてとんでもない!
観光客にバナナを買ってもらい、それを食べる様子を見せて歩く“物乞い象”の姿です。ワタクシ、この大気汚染の中
事情を知ってか、知らずか、尻尾をフリフリ象使いと一緒に物乞いする象の姿は好きにはなれません。可哀想に思います。
バンコク都条例では象が道路を歩くことを禁止しており、象使いと象は違反行為をしていることにもなります。
タイでは1989年(19年前)に森林伐採が禁止され、象の本来の働く場所が無くなり、今では観光ショーやイベントが
主な仕事となりました。しかし絶えず観光客が訪れるプーケット等では、比較的象も象使いも、何とか生活できるようですが、
象がたくさん居るスリンや他の地方では、象を育てるのに月5万バーツ以上もの食費がかかる為、生活できません。
(なんせ 野生の象でしたら一日200~300キロものエサを必要とし、糞も一日100~200キロ排泄するそうです)
こんな事情を知っているバンコク市の優しい警官も、厳しく取締まったら彼らは飢え死にする、と大目に見ているようです。
しかし、このため市民が怪我をしたり、交通事故に遭ったり、大渋滞を引き起こしたりとトラブルも絶えないようです。
毎年 数十頭もの象が地方から貧窮のためやって来ては、バンコクで保護されランパーン、チョンブリーにある象センターに
送られていると聞きます。こんなことを耳にすると物乞い象を可哀想!なんて言っていられないのかも知れませんが・・・
全都市で物乞いをさせられている象は約300頭いるそうですが、物乞いで象と象使いは食べてゆけるのでしょうか?
バンコク市にやって来る象は、昼間は郊外におり夜になると街に出て来て6~7時間ほど、徘徊するそうです。
ある日の収入は930バーツで、象の餌代680バーツを引いて残りの250バーツで象使いがなんとか食べて行ける額に
なるそうです。ですから更に観光客の集まるアユタヤ、プーケット、チェンマイなど観光都市に物乞い象が集まります。
象も生き延びるのに大変な時代になりました。
開発と密漁で、アジア象は激減しているそうで、200年前には数百万頭生息していたとされるようですが、今では
野生約4万5千頭、家畜1万5千頭の計約6万頭になってしまい、象は「絶滅危惧種」に指定されているとの事です。
タイでも100年ほど前には家畜象が10万頭ほどいたようですが、現在は野生象も含めて過去50年ほどでタイ国内の
象の数は4万頭から5千頭前後に激減してしまっていると聞きます。
こんな事情もあるのでしょう。
飼育されている象に対するケア向上が重要視されている中、今年の2月に象の負傷や疾病の治療代を補償する「象保険」が
開発され、北部チェンマイ県内のエレファント・キャンプでは早速48頭が加入したニュースが大きな話題となりました。
<なるほどねぇ~ 良く考えました。食事でも医療費でも人間以上にお金がかかるんでしょうネ>
1頭につき掛け金が年3,000バーツで、傷害・疾病・死亡に最高で10万バーツが支払われる象の保険は、もちろんタイで初めてです。
販売元のタイ・ライフ・インシュアランス社は、「エレファントショーの訓練中に負傷する象が増えている。きちんと治療をしないために
命を落とす象も多い。この保険は、万が一の時の飼い主の負担を軽減し象の生命を守ることになる」と説明しています。
これもタイらしいお話しですネ。 象について、明日も続きます。
「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト
観光客にバナナを買ってもらい、それを食べる様子を見せて歩く“物乞い象”の姿です。ワタクシ、この大気汚染の中
事情を知ってか、知らずか、尻尾をフリフリ象使いと一緒に物乞いする象の姿は好きにはなれません。可哀想に思います。
バンコク都条例では象が道路を歩くことを禁止しており、象使いと象は違反行為をしていることにもなります。
タイでは1989年(19年前)に森林伐採が禁止され、象の本来の働く場所が無くなり、今では観光ショーやイベントが
主な仕事となりました。しかし絶えず観光客が訪れるプーケット等では、比較的象も象使いも、何とか生活できるようですが、
象がたくさん居るスリンや他の地方では、象を育てるのに月5万バーツ以上もの食費がかかる為、生活できません。
(なんせ 野生の象でしたら一日200~300キロものエサを必要とし、糞も一日100~200キロ排泄するそうです)
こんな事情を知っているバンコク市の優しい警官も、厳しく取締まったら彼らは飢え死にする、と大目に見ているようです。
しかし、このため市民が怪我をしたり、交通事故に遭ったり、大渋滞を引き起こしたりとトラブルも絶えないようです。
毎年 数十頭もの象が地方から貧窮のためやって来ては、バンコクで保護されランパーン、チョンブリーにある象センターに
送られていると聞きます。こんなことを耳にすると物乞い象を可哀想!なんて言っていられないのかも知れませんが・・・
全都市で物乞いをさせられている象は約300頭いるそうですが、物乞いで象と象使いは食べてゆけるのでしょうか?
バンコク市にやって来る象は、昼間は郊外におり夜になると街に出て来て6~7時間ほど、徘徊するそうです。
ある日の収入は930バーツで、象の餌代680バーツを引いて残りの250バーツで象使いがなんとか食べて行ける額に
なるそうです。ですから更に観光客の集まるアユタヤ、プーケット、チェンマイなど観光都市に物乞い象が集まります。
象も生き延びるのに大変な時代になりました。
開発と密漁で、アジア象は激減しているそうで、200年前には数百万頭生息していたとされるようですが、今では
野生約4万5千頭、家畜1万5千頭の計約6万頭になってしまい、象は「絶滅危惧種」に指定されているとの事です。
タイでも100年ほど前には家畜象が10万頭ほどいたようですが、現在は野生象も含めて過去50年ほどでタイ国内の
象の数は4万頭から5千頭前後に激減してしまっていると聞きます。
こんな事情もあるのでしょう。
飼育されている象に対するケア向上が重要視されている中、今年の2月に象の負傷や疾病の治療代を補償する「象保険」が
開発され、北部チェンマイ県内のエレファント・キャンプでは早速48頭が加入したニュースが大きな話題となりました。
<なるほどねぇ~ 良く考えました。食事でも医療費でも人間以上にお金がかかるんでしょうネ>
1頭につき掛け金が年3,000バーツで、傷害・疾病・死亡に最高で10万バーツが支払われる象の保険は、もちろんタイで初めてです。
販売元のタイ・ライフ・インシュアランス社は、「エレファントショーの訓練中に負傷する象が増えている。きちんと治療をしないために
命を落とす象も多い。この保険は、万が一の時の飼い主の負担を軽減し象の生命を守ることになる」と説明しています。
これもタイらしいお話しですネ。 象について、明日も続きます。
「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます