最近のタイ国政府観光庁(TAT)、何かと自国が世界で評価されていることを話題にしているよう。
事実なら喜ばしいことですが、どうも裏付けられる確証があやふやのような気がしますネ。
一つは「ワールドベストアワード2021」で、13日、バンコクとチェンマイが
『世界のベストシティ』のトップ10に入ったという報告です。「ワールドベスト
アワード」は、米国のTravel + Leisure 誌が、1995年から実施しているもので
観光地、観光施設・サービス等について、読者による投票型のランキングです。
Travel+Leisure 誌は、月刊100万部近くの売り上げを誇る「TIME Inc 社」発行の人気旅行
雑誌で、主に北米富裕層をターゲット層とし、世界的にも強い影響力を持つとされています。
同誌は毎年、この賞の調査のために世界中の旅行体験に目を向けて、読者による投票の他に
各国の観光関係者やホテルなどの施設、公共交通機関、航空会社などにも意見を求めています。
<TATが世界に発信したワールドベストアワード2021のニュース>
その「ワールドベストアワード2021」で、チェンマイは90.06点で9位、バンコクは
89.81点で10位と「世界のベストシティ」部門のトップ10に入った、といいます。
他にもサムイ島が「世界の島トップ25」部門で7位、さらにバンコクの四つのホテルが
「世界のトップ100ホテル」に入ったといいます。でも、20年から21年にかけて 殆ど
観光客は来タイしていないし、過去三年間の結果というけど、ちょっと信憑性にかけるかな?
もう一つは「ワーケーションの世界都市ランキング」でバンコクが1位になったという報告。
周知のように、ワーケーションとは、 Workと Vacationとを組み合わせた造語ですよネ。
オフィスを離れてリゾートなどに滞在し、リモートで仕事をしながら休暇を過ごすというもの。
これにバンコクが150の都市の中でトップになったといいます。これはちょっと信じられませんネ。
TATによると、ドイツに拠点を置くバケーションのサーチエンジン会社「Holidu社」が
行なった調査では、バンコクは、手頃な生活費、高い英語力、様々なアトラクション、
豊富な世界クラスの施設、多国籍企業のオフィスなどが評価され、1位となったといいます。
バンコク都はここ一年半以上、コロナ禍で観光客は勿論、ワーケーションで来タイした人も
いないでしょう。 どうやらHolidu社という会社は、賃貸別荘検索サイトが本業のようで、
ドイツ以外では知られていないと聞きます。どんな成り行きで、このような報告になったのか ・・・
TATが一刻も早く、観光客を取り戻したい気持ちは分かりますが、TATが発信したニュースは
世界に流れています。ワーケーション都市でバンコクが世界1位のニュースはいただけません。
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