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バンコクがワケーション都市で世界一位って本当?

2021年09月15日 | タイのちょっと気になる報道!

 最近のタイ国政府観光庁(TAT)、何かと自国が世界で評価されていることを話題にしているよう。

事実なら喜ばしいことですが、どうも裏付けられる確証があやふやのような気がしますネ。

 

一つは「ワールドベストアワード2021」で、13日、バンコクとチェンマイが

『世界のベストシティ』のトップ10に入ったという報告です。「ワールドベスト

 

アワード」は、米国のTravel + Leisure 誌が、1995年から実施しているもので

観光地、観光施設・サービス等について、読者による投票型のランキングです。

 

Travel+Leisure 誌は、月刊100万部近くの売り上げを誇る「TIME Inc 社」発行の人気旅行

雑誌で、主に北米富裕層をターゲット層とし、世界的にも強い影響力を持つとされています。

 

同誌は毎年、この賞の調査のために世界中の旅行体験に目を向けて、読者による投票の他に

各国の観光関係者やホテルなどの施設、公共交通機関、航空会社などにも意見を求めています。

 

 <TATが世界に発信したワールドベストアワード2021のニュース>

 

その「ワールドベストアワード2021」で、チェンマイは90.06点で9位、バンコクは

89.81点で10位と「世界のベストシティ」部門のトップ10に入った、といいます。

 

他にもサムイ島が「世界の島トップ25」部門で7位、さらにバンコクの四つのホテルが

「世界のトップ100ホテル」に入ったといいます。でも、20年から21年にかけて 殆ど

観光客は来タイしていないし、過去三年間の結果というけど、ちょっと信憑性にかけるかな?

 

もう一つは「ワーケーションの世界都市ランキング」でバンコクが1位になったという報告。

周知のように、ワーケーションとは、 Workと Vacationとを組み合わせた造語ですよネ。

 

オフィスを離れてリゾートなどに滞在し、リモートで仕事をしながら休暇を過ごすというもの。

これにバンコクが150の都市の中でトップになったといいます。これはちょっと信じられませんネ。

 

TATによると、ドイツに拠点を置くバケーションのサーチエンジン会社「Holidu社」が

行なった調査では、バンコクは、手頃な生活費、高い英語力、様々なアトラクション、

豊富な世界クラスの施設、多国籍企業のオフィスなどが評価され、1位となったといいます。

 

バンコク都はここ一年半以上、コロナ禍で観光客は勿論、ワーケーションで来タイした人も

いないでしょう。 どうやらHolidu社という会社は、賃貸別荘検索サイトが本業のようで、

ドイツ以外では知られていないと聞きます。どんな成り行きで、このような報告になったのか ・・・

 

TATが一刻も早く、観光客を取り戻したい気持ちは分かりますが、TATが発信したニュースは

世界に流れています。ワーケーション都市でバンコクが世界1位のニュースはいただけません。  



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