タイと日本の深刻な問題とは？

こんな記事を見かけました。タイでは結構　深刻な問題です。

「HIV（エイズウイルス）感染者が高いとして、タイ赤十字が“ホモセクシャルからの献血は受けない”と発表したことに、
人権保護団体が強く反発している・・・」という記事です。

タイ赤十字は今回の決定について、“綿密な調査と献血者へのアンケートを基にしたこと、世界保健機関（WHO）のガイドラインに
沿ったものであること“を強調していますが、国立人権保護委員会は「ホモセクシャルに対する差別と糾弾し、憲法裁判所に
訴える準備をしているようです・・・」ここまででしたら“なるほど、ごもっとも”と理解できるのです。

が、実は、一方で有力ゲイ団体の代表が「ゲイの間でHIV感染が拡大している」ことを認めており、タイ赤十字の方針を
支持しているから厄介な問題となっているようです。タイではHIV感染問題は、今だに深刻な社会問題ですから尚更です。

因みに、エイズ(AIDS)とは=後天性免疫不全症候群の英語読みの頭文字をとった病気の名前で、エイズ患者とは病気を
発症している人のことです。HIVとは=エイズウィルスのことで、HIV感染者とは、ウィルスには感染しているが、
まだ病気を発症していない人のことを言います。

WHOによりますと、最新の世界感染者数は約3,320万人だそうで、その内サハラ砂漠以南のアフリカ諸国に、世界の感染者数の
68％が集中しており、続くアジア地域ではインドの250万人で最多。タイやカンボジアで感染率が減少しているようですが、
ベトナムやインドネシアでは高まっているそうです。

タイの感染者数は人口（約6,400万人）の2％（約128万人）と言われ、多くの団体が問題の対処に当っていますが、
未解決の問題も多々あり、その一つが感染者の心のケアだそうです。病気そのものを治しても「心のキズは」消えないようです。
また　タイの若者のコンドーム使用率が20％ほどに下がっていること、感染者の三割強が既婚女性という統計もあり、
子供への更なる伝播の危険性など、新たな問題も浮上しているようで深刻です。

日本ではタイより感染者が少ないとは言え、2006年1月までの日本のエイズ患者数は3,623人、HIV感染者数は7,338人で、
新規患者数、感染者数ともここ5年で倍増しており、増加傾向にあるのは先進国では日本だけだそうです。しかも感染するのは
若年層が多いようですので、日本も効果的な対策が急務です！　これって、たいへんなことですよね。日本政府、マスコミは
もっと真剣に大きく問題にしないといけないと思います。とんでもないことになりますよね。

日本も他人事ではありません！！



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