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タイ国際航空は大丈夫?

2010年01月18日 | タイの出来ごと、あれこれ
  
 日本航空JALの法的整理も決まり、これで日本も また一つ世界の仲間入りを果たしました。(悲)

 欧米の航空会社の破たんは、いつ頃から始まったでしょうか? 欧米各国を代表する航空会社が倒れる
姿を嫌と云うほど見てきましたが、まさか日本航空が同じ道を彷徨うとは思いもしませんでしたねぇ~ 
長い間 日本航空を身近に感じて来た我々には、何とも言えない寂しさと悲しさを覚えます。

 次はどこだ~ ・・・ そう タイ国際航空やシンガポール航空が仲間入りするんでしょうか? 
そんな懸念をされる中、タイ航空に関し こんなニュースが目に留まりました。

 早期退職者に最大月収の30倍の退職金を用意し、45歳以上の女性客室乗務員を対象に、早期退職を
促すんだそうです。 裏には前年度の決算で多額の損失を出した諸事情もあるんでしょうが、退職金の
費用として3億バーツ(約8.5億円) を計上し、目的は 「若返りと人件費削減」 を訴えていますが・・・

   

 タイ航空の客室乗務員数は約6,000人おり、この内女性客室乗務員は4,800人、その中で45歳以上の
乗務員が800人いるんだそうです・・・ そこで何が問題か、そう ベテラン乗務員の高額な給料のようです。
これにはワタクシも驚きました! べテラン乗務員の給料、なんと10万バーツ前後なんです、って! 

10万バーツと云ったら、政府の局長クラスや大手企業の部長以上の給料ですヨ、これは貰い過ぎです。
有名大学を出て英語が堪能、容姿端麗でなければ成れなかった頃、そう “スチュワーデス” と呼ばれた
時代に入ったスタッフなんでしょうネ、日本もそうです。英語圏ではない国では、そんな女性が花形でした。

 それでは、今の若手の給料はと云うと、3万バーツ前後だそうですヨ・・・ これではねぇ~ 
若手の3倍以上、ベテランだからと云って この仕事に営業力も生産力もあるワケでは無いですからねぇ~ 
同社のピヤサワート社長は、「かなりの人件費が削減される」 とコメントしています。

それはそうでしょう。 今の時代 遅すぎる対応です! 経費削減以外にも、古カブが抜けると、マンネリ化・
ベテランのしきたり… 等々も無くなって良い事も多く出てきます、 アッ 余計なことを言いました(謝)

   

 なんでも、バンコク・エアウェイズやエア・アジアの女性客室乗務員の平均年齢は28歳前後だそうで、
タイ国際航空は、35歳~38歳だそうな・・・ 10歳前後違う、って?  これは負担になります。

 同社では、200名の女性乗務員が早期退職に申請すると見込んでいますが、もっと増えるでしょうネ、
平均年齢 云々されるニュースが流れたり、タイの職場で、月収の30倍の退職金が出るなんて魅力です! 

 まぁ~ 人件費だけでは無く、不採算路線のバンコク─クウェート、韓国の釜山行きの2路線について
廃止をも検討していることを明かにしています・・・ そんな こんなで、この4カ月間の業績は改善され、
今年度の決算ではプラスに転じると予想しているようですが、どうなりますことやら?
 タイ国際航空も世界の仲間入りにならないよう祈るばかりです。   



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2 コメント

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国営企業の甘え (prius)
2010-01-18 20:28:51
NEWSCLIP記事(2010.1.5付け)
●成田から無料荷物400キロ タイ航空執行役会長が辞任

タイの国営航空会社、タイ国際航空は5日、ワロップ執行役会長が同日付で辞任したと発表した。
ワロップ氏は昨年11月に成田からバンコクまでタイ航空機を利用した際に、カバン30個(約400キロ)を超過料金を支払わないで運ばせた上、税関を通さずタイ国内に持ち込んだ疑いがあり、社内調査を受けていた。
ワロップ氏はタイ航空副社長を務め、3年前に退任。昨年4月に執行役会長として復帰したばかりだった。
(注)400kgの荷物は、ワロップ氏の知人である東京在住のタイ人女性(レストラン経営?)の荷物のようです。

タイ航空は政治圧力で不採算路線から撤退が遅れる中、不況や油価高騰の直撃を受け、2008年に214億バーツ(約590億円)、2009年1―9月に16億バーツの赤字を出した。負債総額は昨年9月末時点で2195億バーツに上る。
*********************タイ国際航空の経営状況ですが、手元に同社のバランスシートが無いので確としたことは言えませんが、JAL同様厳しい状況でしょう。

タイ国際航空は上場していますが、株式の51%をタイ財務省が保有しています。

JAL以上に「親方日の丸」企業です。政治家に食い物にされ、従業員は厚遇され(JALの場合は、ここ数年の合理化で賃金水準はANAより下回るくらいに低下しています)、上記記事のような公私混同ぶり、困ったら、国が資金提供してくれるので心配無用、という按配です。

コーン財務相は、タイ国際航空が資金の融通を要請していることに対し、国による支援はタイ国際航空が包括的で長期的なリストラ計画を提示し、政府による支援を国民が納得することが重要だと述べています。

ソーポン運輸大臣は、役員報酬や従業員の賃金カット、従業員特別割引などの厚遇の見直しを含む合理化の徹底を指示していますが、タイ国際航空側は、圧縮できる固定費はせいぜい月600万バーツ程度で、危機の克服につながらないばかりか、従業員の士気の低下につながるとして抵抗しています。(トンでもな企業体質です)

タイ国際航空の経営陣が、従業員向けに財務事情を説明した際、資金繰りに難があるものの、そうした事情は世界中の航空会社に共通のもので、決算赤字も経営の失敗が理由ではなく、グローバル経済危機、国内政治緊張、空港閉鎖などの不意討ちが理由としていて、経営責任など他人事です。ただしタイ国際航空の業況が外国の航空会社以上に悪化していることは認めているようです。

日本にはJAL、ANAと国際線保有会社が2社ありますが、タイでは1社のみ、このあたりも、甘えの構造に安住する要因でしょう。

◆タイ国際航空利用時、チェックインカウンターで荷物の重量オーバーで揉めたら、「ワロップ、ワロップ」と連呼すれば、効果があるやもしれませんね。
返信する
nagaichi (prius さんへ)
2010-01-22 06:08:10
そうですか、
タイ国際航空も・・・ もっと 他国の航空会社を見て、学習してほしいネ。
コメント、有難うございました。
返信する

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