タイのタクシー、こんな美談話もありますよ！

　　
　タイのタクシー ドライバー、評判が悪いドライバーばかりではありません。　
こんなドライバーさんもおりますヨ、つい “さん付け” したくなってしまいます。

乗客である日本人男性が、車内に置き忘れた現金474万円 （約130万バーツ）　を 運転手の
プラトゥワンさん 52歳が、車内に現金があるのを 見つけ、持ち主に返却されました。

　

事の顛末はこうです。　９日 プラトゥワンさんはスワンナプーム国際空港から繁華街のタニヤまで
日本人男性を 乗せました。　日本人はバーツを 持っていなかったため、タクシーを 降りて両替し、
運賃と高速代を 支払いましたが、その時 カバンを 車内に置き忘れて立ち去ってしまいます。

プラトゥワンさんは男性が車内にカバンを 置き忘れことに気付き、その場でしばらく待ったそうです。
が、次の客が乗車したため移動。　その後、カバンの中身を 見ると、多額の現金なのでビックリ。
至急、都内の交通情報専門のラジオ局へ向かい、カバンを 預けて、日本人男性を 探すよう依頼。

　

ラジオ局は警察やスワンナプーム国際空港などに通報して、日本人と連絡が取れ、返却となった
次第です。　翌日 日本人男性は謝礼として、プラトゥワンさんに20万円 （約５万４千バーツ） を
お礼として渡したと ・・・　彼は 「母親に良いことを しろと教えられてきた」 と述べていたそうです。

　日本人男性は インプラント歯の治療のために持ってきたとのことですが、入国時に税関で申告した
んでしょうかネ。　この大きなニュースを 見て、呼び出しなんかが、あったりしたら、また大変です。　

大体、タイではタクシーの車内に財布や携帯電話などを 忘れた場合、一般的には戻ってきません。
可能性は１割もないでしょう。　日本ではニュースになりませんが、タイでは美談としてタイの新聞や

　
　＜交通局は「いい人」とプリントされた特製ジャンパーなんかもプレゼントしたりします…＞

テレビなどで大々的に報じられますネ。　特に外国人が乗客だと、イメージづくりもあるんでしょう、
今回のように大きく扱われます。　普通は まず　出てきませんから、皆さんも十分にご注意を ・・・

　タクシーの評価と言えば、先月末にタイ国交省から バンコクのタクシーを 評価するアプリが
発表されています。　評判の悪いタクシーを 少しでも解決しようと開発されたアプリだそうです。

バンコクでは観光客のみならず、タイの人にも乗車拒否やメーター不使用など、何かと問題があり
大きな社会問題にすら なりつつありますからネ。　この政府の意識は評価してあげましょう。

　

それは、「DLTcheckin」 というアプリを ダウンロードすると使用できますが、ドアの内側に貼ってある
タクシーナンバーのプレートを カメラで読み込むか、番号を 打ち込むとドライバーの態度、清潔感、

車の状態などを ４段階で評価できるそうです。　またGPSにも対応しており、評価を 送信した位置も
記録されるとか。　ですが、悪質ドライバーと評価したとしても、通報する機能はありません。

　

集められた評価は、再度 ６月に予定されているタクシー料金の値上げを すべきかどうかの参考に
するそうですが、乗る前に乗車拒否されちゃいますから、そんな時は評価できないでしょうネ。　
　初乗りの35バーツを 早く値上げしてあげたほうが、乗車拒否なんか 少なくなると思いますがネ。