タイの人たちを見ていて、感心することが幾つかあるんですが、
何と言っても “待てる” ということが一番凄いかな? と・・・
毎日の渋滞の中で運転していているタイ人、渋滞に巻き込まれて やって来ないバスを待てるタイ人、
スカイトレイン (BTS) が混んでいると、次の電車を待てるタイ人・・・ 誰一人 文句を言いません!
これが当り前のように、日々を過ごしています。 渋滞の待ち時間の辛抱と忍耐は我々以上でしょう。
凄いなぁ~ と、ずぅ~と思っていましたが、どうして辛抱できるの? と疑問でもありました。 が、
最近 理解できたんです、その理由と根拠が・・・ それは、こんなアンケート調査からでした。
イギリスの人材紹介会社が主要16カ国で実施したウェブ調査で “毎日 通勤にどのくらいの時間を
かけられるか?“ という質問に対し、「1時間以上」 と回答したのは、タイ人で47%、中国人30%、
日本人28%、米国人23%、英国人20%だったそうですヨ、 なるほど、ガッテン・ガッテンしました!
日本人の自宅から勤務先までの通勤時間は、長いことで有名ですからネ。 日本人が一番か、と
思っていました・・・ でも 同じ時間がかかるにしても、日本人は遠くて時間がかかり、タイは車の
渋滞で時間がかかるんですネ。 ですから かけられるか? というより かかってしまうんですネ。
バンコク市内の渋滞は、数十年前から世界的にも有名です! 若い人達は生まれた時から この渋滞が
当り前になっているんでしょう、こういうものだと思っているのでしょう。 ですので 文句も言わない…
市内の渋滞は、子供の送り迎えが大きく影響しています。 夏休みなどになると渋滞が解消される
場所がいくつもあります… 子供は小さい頃から渋滞に鍛えられ 慣れているんですネ。
そこで いつでしたか、都庁が市内の渋滞緩和のためと 安全を考えて 「ハイテク・スクールバス」 の
導入を計画している、なんてニュースを耳にしました。
なんでも、スクールバスには監視カメラとGPS機能という無線システムを完備させ、1台につき教師が
一人以上同乗するんだそうです。 GPS機能を備えることで保護者は子供の乗ったバスの位置を正確に
把握できるんです、って。 都庁交通運輸局が準備を進めていると聞きましたが、どうなったのか?
タイは ちょっと 「計画倒れ」 が多すぎるかなぁ~ ・・・
バンコク市内に もう新道路なんて造れないでしょうから、このように渋滞が解消される施策を、
どしどし考えて貰わないとネ・・・ ワタシからもお願いしますよ、といつも思っています(笑)。
そう、そう、あと 渋滞は車道ばかりではありませんネ、歩道でも渋滞が起きています。 その要因は
歩道に屋台や露店が集まりますからネ。2メートルくらいしかない歩道が1メートル以下と幅が狭くなります。
酷い場所では通行人も多いと 歩くことさえ困難になります。 こんな所は屋台や露店の規制も必要でしょう。
ワタシは、待つこと・待たせることに慣れていませんから つい こんな
お願いや愚痴を言ってしまいます・・・ ここは よその国なのにねぇ~
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