一昨日の10日は、世界保健機関が定めた「世界自殺予防デー」。16日まで自殺予防週間です。
2003年に世界保健機関(WHO)と国際自殺予防学会が共同で、最初に開催された「世界自殺
防止会議(ストックホルム)」が、9月10日だったことから、この日に定められたようです。
ですから この時期、世界各国で自殺予防策など、統計と合わせて発表されています。
WHOが2016年度の「国別10万人当たりの自殺率」も報告されました。タイは「微笑みの国」ですが、
意外と高く、東南アジアでは一番で人口10万人あたりの自殺者数14.4人は、世界32位の高さ(世界
約180カ国中)。世界では毎年80万人が自殺、これは毎40秒に一人が自殺している計算になるそう。
タイが高いか、他国と比べると理解できます。シンガポールが9.9人(世界67位)、ラオスの
8.6人(世界84位)。フィリピンは3.2人(世界163位)。インドネシアも少ない国ですからネ。
世界的には人口10万人あたり10人が自殺している計算ですが、世界トップはバルト海にある
リトアニアで、人口10万人あたり31.9人。先進国ではロシアがトップで31人。先進国で
目立つ国は、韓国が世界4位で26.9人。ベルギーが世界11位で同20.7人と報告されていました。
日本は減少傾向にあるようですが、18.5人で世界14位と まだまだ自殺率が高い国の一つです。
また 最近のアメリカは自殺率が上昇傾向にあるようで、15.3人(世界27位)になりました。
タイ保健省(精神衛生局)も、過去10年間のデータを分析した結果として「タイでは1カ月間に平均
して340人が自殺している」と発表。自殺率は男性が女性の約4倍、どこの国も男性の方が多いよう。
また、自殺の原因のトップは精神疾患ですが、酒、薬物乱用、健康上のストレス、ギャンブル、
金銭問題も自殺の要因になっているようです。精神疾患にかかって自殺する人は、疾患の
自覚がなく、適切な治療を受ければ自殺につながらいと、病院へ行くことを勧めています。
<タイ保健省>
このような統計などもあり「世界自殺予防デー」を前にタイ保健省は、自殺を真似る人の増加を危惧、
メディアに詳細な自殺報道の自粛を求めていましたネ。 最近、車内で練炭を燃やして一酸化炭素
中毒で一家心中したケースで、自殺の方法を具体的に描写した写真入りの報道があったからです。
自殺に関する報道が自殺を増やしている可能性があるから控えてほしいと、懸念しています。
自殺者の総数だけでみると、低・中所得国が全体の75%を占めるようですが、“自殺率では裕福な
国の方が高い傾向にある“ と、WHOは指摘しています。 タイも裕福になって来ていますからネ。
日本はここ何年も自殺防止に取り組んで来て、それなりに成果が出ているようです。タイも
あらゆる分野・角度から自殺予防策が必要です。 一人でもなくしてほしいですネ。
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