ついにタクシン氏の外交がスタート！

　　
　いよいよ タクシン元首相の外交政策がスタートしましたねぇ～　　タイ国を 逃亡中のタクシン氏は
日本政府が入国を 許可したことを 受け、来週 ８月22日から日本を 訪問する予定です。

妹のインラック氏が首相就任後、タクシン氏が最初の訪問先に選んだのが日本でした。　実は
タクシン氏、当時の首相時代から日本を 余り 好きではなかった筈なんですけどねぇ～　

選んだ理由は、「米中間のバランスに配慮した」 と言うのです。　米中いずれかを 最初に訪問すれば
一方からは 軽視と見なされる恐れがあり、先に日本を 訪れて外交の幅を 確保する狙いだそうですヨ。

　
　　　＜タクシンさん　ちょっと考え過ぎじゃない？＞　

米国政府も中国政府も、タクシン氏を そこまで重要人物と考慮しているでしょうかねぇ～　？？

　タクシン氏の日本での日程は、23日には東京の日本外国人特派員協会で、「タイにおける民主主義」に
ついて会見した後、日本・中国・ASEAN経済文化研究会でビジネスマンらに講演し、24日に多摩大学で
地震と津波について講演。　25日～26日は、東日本大震災の被災地を 訪れることになっているようです。

確か タクシン氏は、多摩大学の客員教授になっていたと思いますヨ。　気になるパスポートは、
タイではなく、モンテネグロ発給の旅券で日本に入国するらしいですネ。　

でも 日本も日本ですネ。　いくら 総選挙でタクシン派政党が過半数を 制し、タクシン元首相の妹の
インラック氏が首相に就任したからと言って、何の躊躇も無く入国を 許可しちゃうんですからねぇ～

　
　　＜外交を お兄さんに任せちゃったのかな？＞
　
タクシン氏は、汚職で懲役二年の実刑判決を 受けて、現在　国外逃亡中の身ですヨ。　日本の入国管理
法では 懲役・禁固一年以上の有罪が確定した外国人の入国は 原則禁止となっているんです。　

せめて 少しは議論してほしかったですよねぇ～　　「タイ新政府の公式な要請に基づいて、対応するのは
二国間関係として当然」 として、簡単に特別入国を 許可してしまいました・・・

　早速 最大野党となった民主党のアピシット党首 （前首相） は、「有罪が確定していながら国外逃亡を
続け 刑に服しようとしない元首相の為に、政府が特別の配慮を 払うことは間違っている」 として、今の
タクシン元首相の入国を 許可するよう日本に求めた、スラポン外相を 告発する考えを 明らかにしましたネ。　

　　　
＜アピシット前首相も 徹底追及しているけど…＞

当然かも知れません。　タクシン元首相は、在任中に妻 （当時） の国有地購入において職権を 乱用した
として2008年に禁固二年の有罪が確定していますが、これはアピシット前首相が決めた事ではなく

国の法律が決定したことですからねぇ～　　アピシット党首は、「インラック政権は、判決に基づき法に
従ってタクシン氏を 帰国、服役させることを 求められている」 と訴え、現在、法律専門家が外相などへの
法的措置を 検討しているようです。　　タクシン氏の話し、まだ続きます、明日へ・・・　



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