タイでゴルフ友達になりましょ。

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タイの投票率は世界有数?

2007年08月21日 | タイの好きな所、良い所
昨日、新憲法案の是非を問うタイ初の国民投票が19日に行われ即日開票され、賛成票が6割
前後近くを占めて承認されることが決まり、スラユット首相は、民政復帰に向けて新憲法に
基づく総選挙を年内に実施する方針を改めて表明しました。ヤレヤレです。

選挙日は通常日曜日に設定され、選挙日前日の夕方からアルコールの販売が、飲食店も
含めて禁止されますが、今回は国政選挙と違い、飲食店も普段と変わらず、あまりうるさく
無かったように思います。

通常の選挙時は、アルコールを飲まず「選挙には冷静な判断を持って望みましょう!」と
いうことでしょうかね。よく理解出来ますね。ワタクシもアルコールが入ると・・ですからネ。

昔からタイ政府は、アルコールを禁止しながら国民に対して「選挙参加は国民の義務」という
理念を植えつけながら政治関心度を訴求しているのでしょうか。

タイ国民は18歳以上から選挙権があるようですが、有権者名簿は「タビアン・バーン」(住居登記簿)と
いう日本でいう家の登記簿と戸籍・住民票の中間にあたる物に基づいて作成されるそうです。

これは「バーン」(家)と付くように家ごとに登記され、持ち家でないと登記出来ないそうです。
ですので殆んどの人は生家である実家、または親の生家に登記されていますので、選挙の時は
皆、生まれ故郷に帰るんですね。

軍政にとっては、憲法改定案を国民投票に賭けた訳ですから、賛成の一票が欲しくて、急遽
国民投票日の翌日20日を休日と決めたり、17-20日の期間バス・電車の運賃を50%引きにしたり、
また投票日当日19日の7-17時はバンコクの地下鉄を無料にしたり、と憲法草案に賛成して
もらう人気取り作戦も大変でした。(投票権のないワタクシら外国人は得しちゃいますが・・・)

あれ? それでは家を持っていない人はどうなっているんでしょうね?

戸籍と違うので、「タビアン・バーン」に登記されている者同士に縁戚関係が無くともよい
そうで、代々持ち家が無い人たちは持ち家のある友人、知人、に頼んで「タビアン・バーン」に
登記してもらうようです。ですので、結婚していても持ち家でなければ、それぞれの実家に
帰って投票することになります。

バンコクでも殆どの人が実家に帰るわけですから、選挙の前日は帰省ラッシュになる理由が
よ~く理解できます。

処で、投票率は日本と比較すると非常に高いんですよ。平均して総選挙での投票率は80%前後に
なるそうです。日本のように、投票率が40%から50%前後をウロウロしている国とは違います。

でもよく聞きますと、選挙投票を棄権したりすると選挙権が剥奪されたり、罰金を取られたり
するそうですから、その厳しさが高い投票率に結びついている面もあるのでしょうが・・・

方法はおいても、日本も選挙投票率では先進国であるタイを見習いたいものです。ハイ!


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