私の前職の会社が男子プロのスポンサーを15年間ほど務めていた頃、例のプロアマ戦で、
「選手は客をもてなすことより、本番に向けて自分たちの練習のことしか考えていない」 と
いった批判が寄せられていたのを思い出します。 昨日からの続きです ・・・
ゴルフ業界も色々と変わってきていますので変わらないといけません。 いや池田勇太前選手会長
はじめ、やってはいるんでしょうが、ファンやスポンサーに伝わなければ意味がありませんからネ。
その点、LPGAはファンやスポンサー企業重視のスタンスを明確に打ち出し、小林浩美会長
はじめ、幹部が一体となって講習会を開いて、外国人選手も含めて、よく教育しているようです。
樋口久子前会長時代から、選手対象のセミナーなどで、言葉遣いや挨拶からファンやスポンサーを
顧みる意識を持つような教育を徹底していると聞きます。 試合会場での写真会やサイン会、あるいは
ファッションショーなどのイベントでファンサービスを図ってきた努力が、こうしてスポンサー企業に
人気ある魅力に繋がっているんでしょう。 陰では やはり 創意工夫しているわけですネ ・・・
その中でも、ひときわ貢献度が高く目立つのが、初心を忘れていないイ ボミ選手でしょうか。
昨季7勝を挙げ、2億円という男女でも史上最高額で賞金女王を獲得し、実力とルックスに
加え、ファンにも丁寧に接する姿勢で、日本でもトップクラスの人気選手にのし上がりました。
イ ボミ選手の日本ファンクラブ会長の安部陸さんは、年間出場試合のほとんどを現地で観戦し、
応援しているそうですが、「イ ボミ選手は日本で何勝もするようになった今でも、日本に来た
ばかりの時と変わらない。 偉ぶるところなく、シーズン中でも食事会に来てくれる」 と
彼女のサービス精神に感激しているようです。 これはなかなかできませんよネ。
一時期を思い出せば、季知姫プロや全美貞プロが強かった頃、「このまま韓国勢にやられていたら、
米国女子のように、女子プロのスポンサーがいなくなってしまう」 なんて、危ぶまれたものです。
こんなことを言っては失敬かも知れませんが、当時 季知姫プロや全美貞プロには、今のイボミ選手や
申ジェ選手のように、ファンとスポンサーを大切にするという姿勢は見かけられませんでしたものネ。
イ ボミ選手のように、ツアー上位で活躍する選手が、シーズン中にファンとの集いの場を設ける、
なんて、今まで無かったでしょう。 他の選手もこのオフには、イベントなどでファンとの交流に
余念がありません。 男子ツアーとの人気の格差はますます広がっていきそうです。
ゴルフ人気の低落が進むなど、こうした現状を真正面から捉え、競技以外の場所でも「接待」の
プロに徹する女子ツアーが盛況を誇っているのは、ある意味当然かも知れませんよネ。
今年から日本ゴルフツアー選手会の会長に宮里優作プロ 35歳 が、任期2年で新会長に就任しました。
「ツアーのためにどれだけ貢献できるか楽しみです。 10年・20年後に試合が増えるような基盤を作って
いきたい」 と意気込みを 語っていました。 それを どのようにするのか具体案が非常に楽しみです。
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