シリキット王妃会議場で13日まで行なわれていた 「第14回 世界汚職制圧会議」 、同会議が
終了しても、国内の汚職の状況に関しては、72.3%の回答者が変わらない、15.5%の回答者が改善する、
12.2%の回答者が悪化する、と 「政治家のクリーン度を測る、バンコク大学が行なった世論調査」 で
こんな結果で出ていました・・・ (昨日からの続きです)

日本の政治家だって、昔は田中角栄元首相はじめ、また 今だってある政治家達は灰色のままでいる者も
いるわけですから、日本人らがタイの政治家や政治を、云々できる立場にありませんが… ここは一つ
タイのニュースからの話題として捉えて下さいまし。 また タイの人も判っていることでしょう…
世界銀行の調査では、汚職による損失は 全世界で年間30兆バーツ (約84兆円) になる試算を
しているとか… タイでは2,500件前後の訴えが、タイ国家汚職制圧委員会(NACC) に来るそうですが、
国の経済的損失は 年間1,000億バーツ (約2,800億円) にのぼると、試算しているようですヨ。
日本はどのくらいになるのか、興味ありますねぇ~ 日本にもNACCのような組織はあるのかなぁ~

タイの場合、その訴えの約半数が市や地方行政機関が管轄する地方のプロジェクトとなっており、不正を
訴えるのは一般市民だけでなく、利害が対立する政治家から持ち込まれることが多いとの事。
その実態は、政府公共調達に関わった1,000社以上の調査結果によると、政府高官や政治家への裏金、
企業へのキックバックなどで価格が2割程度も水増しされていることも判っているそうです。 この数字

1,000億バーツあまりが関係者の懐に消えているということは、政府は製品やサービスの調達に、年間
5,000億~6,000億バーツを投入している計算になるわけですねぇ~ 凄い額です。
ある同委員は 「政府公共調達で不正が行われているのは周知の事実。 だが、誰もあえてこれを
正そうとはしない。 不正を無くす為のしっかりとした取り組みが必要」 と訴えていました。
でも また ある同委員は 「今回 ホスト役になったタイ政府は、汚職対策の実績を報告したり、相互の
国の汚職対策について意見交換している。 少しずつ汚職の根源を潰すことが出来る」 との意見も…

知りませんでしたが、NACCでは2008年から防止と制圧を目的とした 「5カ年計画」 がスタートしており
過去の汚職情報を収集して、どのように巧妙化しているか調査も進んでいるようですヨ。
そして同会議、タイは初のホスト国となりましたが、二年毎に開催されるそうですから 今回を
切っ掛けに 今後は大きく改善されるような気はしますが、さて どうでしょう?


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