日本のＴＶスタッフがとんでもないことを やってくれた！

　　
　近年、タイ人による日本の評価は いろいろな方面で高いんですが、とんでもない発覚からとんだ
高い評価を受けてしまいました。そう、テレビ朝日の “バンコク支局長 下半身投稿事件” で！

日タイのテレビ、新聞などで大きく報じられましたので ご存知でしょうが、テレビ朝日のバンコク
支局長（40代男性）が、タイ外務省が外国メディア（約150人）向けに設けた無料通話アプリ「LINE
（ライン）」のグループ内に、自分の裸の下半身の画像を投稿した、どうしようもない事件での話です。

　

何が評価されたかというと、同問題に対してテレビ朝日がタイ外務省に謝罪したことでした。「会社が
謝罪するところが日本は偉い」「これが日本社会の責任の取り方だ」などと、評価されたわけです ・・・

日本社会では当たり前ですが、確かに もし タイのテレビ局の社員が、同じような事件を起こしたら
タイの会社は謝罪しないでしょうネ。あくまで個人の問題として解決されてしまいます。
「素直に謝らない」というタイの文化も影響しているでしょうかネ。

　

それにしても恥ずかしい事件でした。送った相手がタイ外務省職員や外国人記者らですからねぇ～
酔っぱらっていて、知人の女性に写真を送るつもりが、誤って外国メディア向けのラインに送って

しまったと弁解しているようですが、普段から こんなことをやっていたのでしょう。同ラインは、
通常 外務省の会見情報などの連絡先として使用されていたようですが、国際問題に成りかねません。

プラユット軍事政権下では、ポルノ画像に非常に厳しく対応していますので、最悪 逮捕も有り得ます。
テレビ朝日もその辺をキャッチして、早々に謝罪したのかな。テレ朝も本人も気が気じゃないでしょう。
本人は現在、タイ国内で謹慎中だそうですが、近日中に強制帰国となるようです。　当然でしょうネ。

　

まぁ～　彼を弁護すると、東大卒でとにかく真面目で一本気だそうですヨ。４月まで夕方のニュース
番組「スーパーＪチャンネル」のプロデューサーでしたが、上からも下からも評判は良く、酒癖も
悪くなかったとか。既婚者で女性とのトラブルもなく、変わった性癖もなかったと。それがどうして …

以前から特派員の志望があったようで、この７月にようやく希望がかなったばかりでした。
同じマスコミの者が言っていました。「同情するとしたら、シビアな視聴率争いとは無縁のバンコクに
赴任したことで、気持ちが緩んだのかも知れない。」と ・・・　だからといって、これはないでしょ。

　

タイ人の受け止めもいろいろのようです。タイでも国会審議中に議員がタブレット端末でポルノ画像を
鑑賞してたり、本会議場の大型スクリーンに下半身裸の女性の画像が映し出されるなど、そんな騒ぎも

あってか、「日本もタイの国会と同じだ」なんて意見があれば、バカはどこにもいる 気にしない、
または 強烈に批判している人もいるようです。　タニヤのお嬢たちは、どう感じたのかな。

　

テレ朝のバンコク支局長はバンコクを中心にマニラ・ベトナム・カンボジアなど東南アジア全域の取材を
担当します。通常は３年から４年の駐在となるようですが、たった１カ月で更迭されることになりました。

　ホントに大馬鹿な社員でした。　信用を取り戻すまで大変です。　他の特派員の方 頑張って下さいネ。