今年の1月末、都内のパヤタイ通りにて 警察官のひき逃げで 女性医師を死亡させた事件を
覚えている読者も多いでしょう。「美しすぎる女医」が、21歳の警察官にひき殺され、父親も
定年間近の現職警察官(警察少尉)だったことからタイの各メディが 大きく取り上げました。
現場から歩いて逃走したノラウィット容疑者は、逃げ切れないと観念したのか、二日後
自ら警察に出頭してきました。 あれから三カ月、ようやく判決が下されました。
最初の判決では、懲役2年2カ月の懲役と8千バーツ(約3万円)の罰金を科しましたが、
その後、刑期を半分に減刑し、懲役1年15日と4千バーツの罰金を科すことになったよう。
この報道と同時に、このようなニュースも流れています。 “タイではアイコス(IQOS)や
ベイプ(VAPE)といった加熱式タバコや電子タバコは違法タバコであり、所持・使用すれば、
違反となり、10年以下の懲役、または50万バーツ以下の罰金が科される” と ・・・
人をひき殺して逃げてしまった者が、懲役1年15日と4千バーツの罰金で済んで、違法
タバコの所持・使用の罪が10年以下の懲役、または50万バーツ以下の罰金とは、驚きます。
一体どうなっているのか、理解に苦しみます。 しかも当時の容疑では、ナンバープレートの
ないバイクを使用し、保険にも入っておらず、税金も未払いでした。取り締まるべき警察官が
無謀な危険運転で、人をひき殺して逃げてしまったのに、この判決とは … 呆れるばかりです。
普段では、富裕層や警察官が起こした不祥事は、もみ消されるケースが多々ありますが、
被害者のワララックさんの家系は、両親も医者であり医者一族で、地位も財産もあります。
それで、もみ消しは出来なかったのではないか、と言う人もいるようです。 ですが、
もみ消し云々の、このような話題がメディアで流れること事態が可笑しな話ですけど …
ノラウィット容疑者は、判決に対して不服申立てで上訴しています。今は保釈金20万バーツ
(約74万円)で保釈されているようです。一方、ワララックさんの両親は、タイ王国警察と
<ワララックさんが あまりにも可哀そう>
ノラウィット容疑者に対し、彼女の死亡補償として7,200万バーツ(約2億6,700万バーツ)を請求する
民事訴訟を起こしています。 警察一族と医者一族の戦いにも映ります。どうなるんでしょう?
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