いきなりのアルコール販売禁止令が出されたタイ人と外国人、一昨日は、“お酒を
買いだめしておこう” と、スーパーなどでは、長蛇の列となって大変だったようです。
タイではアルコールが販売される時間帯は決まっています(11時から14時と17時~24時)。
殆どの人が禁止令を知ったのは前日午後ですから、購入できるのは17時~24時、いや夜間
外出禁止令も出されており、17時から22時までの5時間しか買える猶予がありませでした。
更に販売禁止は10日から20日までの10日間となっていますが「延長されるかも知れない」という
噂話もあり、10日間以上の買いだめをする人も多く、これでは各店舗で長蛇の列となるでしょう。
毎年 13日から15日はタイのお正月(ソンクラーン)です。一様 公式イベントや水かけ祭りなど、
ソンクラーン自体を延期することは、政府が発表していますが、いつになるか決まっていません。
延期されたとは言え、長い歴史あるソンクラーンが静かに過ごせるはずは無いでしょう。水かけ
祭りが無くとも、人が集まり祝い合うことは予想されます。夜間外出禁止令で時間を持て余し
飲んで騒げば「間近で会話や発声をする密接場面」となり、多くの飛沫も飛び交います。それを
防ぐためにもまた 飲酒運転や治安の悪化を防ぐためにも、販売禁止は正解な措置だったでしょう。
ただ 一つ心配事があります。タイの人たちの中でも こうして買いだめが出来るのは、中間
所得層以上の人たちであって、ましてや失業している人たちは そのような余裕などありません。
その人数は20万人、30万人にも及ぶでしょう。普段でもそうですが、飲みたい時には街中にある
小さな個人店から購入しています。禁止されてもこういう所から買い、飲酒は避けられないかも。
小店は販売の記録など残らず、治安悪化に繋がらなければと、つい余計な心配をしてしまいます。
しかし こんな大きな決め事を、政府も都庁も、“今日 発令して明日から開始” というパターンが多く、
ホント戸惑います。 コロナウイルスの感染者が確認できてから、最近の発令を振り返って見ると …
都発令の大型商業施設・ナイトクラブ・マッサージ店などの営業禁止は、3月21日に発令され、
22日からスタート、政府発令の夜間外出禁止令も25日にプラユット首相が発表して翌26日から
実施でした。 そして、このアルコール販売禁止令も4月9日発令で10日からスタートです。
タイの人たちは素直に従って、あまり批判の声も聴きません。このようなお達しを日本も含めて
他国だったら大変でしょうねぇ~ タイでは近年まで、クーデターなどで明日から いきなり政権が
変わってしまう事などに慣れているのからでしょうか? 私の中の「タイの七不思議」の一つです。
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