娘の命の代わりに55万バーツ (約138万円) 入ることになったらしい母親を 羨む周囲の人々、
運転していたのが、金持ちで良かった、運が良い、と ・・・ 昨日からの続きです。
多くの被害者が やられ損、支払われても慰謝料と葬儀代で10万バーツも支払われれば、御の字とか …
保険にも入っていないドライバーも多いタイの車社会ですから、55万バーツなんて ケースは稀ですが、
お金持ちの家族からしてみては、55万バーツで解決できて これもハッピーなんでしょうねぇ~
就労中の事故で父親が障害者となったことから、母親が一家を 支えており、また 少女は4人の子共の
二番目とのこと、葬儀に列席した大学生は、亡くなった女子学生の母親に謝罪を して、お互い涙を
流しながら 抱き合って泣いた、と ここまで ニュースに なりました ・・・
そんな中、直近の閣議で決定された 「政争での被害者を 補償する制度」 に対して、野党から国民から
猛反対を 食らっています。 それは、2005年~2010年の政争で死亡・負傷した人に対する総額
20億バーツの補償制度についてです。 野党・民主党が差し止めを 求めて行政裁判所に提訴しています。
なんでも 死亡者の遺族に450万バーツ、身体の重要な部分を 失った人には 360万バーツ、身体の一部
重要でない部分を 失った人に180万バーツなど を 補償するというのです。 一般的なタイの命の値段より
とんでもなく高額ですから、金額算定基準が不明で おかしいと 訴えています。 そりぁ~ そうでしょう。
しかも 対象者が 与党プアタイ党の支持者が大半だ、と言いますから尚更ですヨ。 これでは 再度 国民の
分裂を 生むだろうと懸念されています。 更に 対象者の多くは、違法なデモを 行なっていた際に死亡・
負傷しており、それに対して 補償するのであれば、人々の遵法精神が失われるとも、主張していますネ。
交通事故で 支払われた額が55万バーツ (約138万円)で、いいなぁ~ と羨ましがられる金額と、政府が
補償する450万バーツ (約1,125万円) とでも、余りにもギャップが大き過ぎます、国民が反発するのは
よく 理解できますよねぇ~ 処で 日本では、人の命の価値って、2,500万円~3,000万円と言われて
いるようですが、450万バーツでも、先進国では 納得はしません ・・・ どうなんでしょうか?
一方 タイ警察が、2011年に認知した殺人事件は 3,178件 (2010年は3,654件) で、殺人未遂は
4,141件 だった、なんてニュースを 聞くと、何か 考えちゃいますよねぇ~
タイの殺人・殺人未遂の発生率は日本 (1,067件) の7倍~8倍に上りますかネ。
まぁ~ 殺人事件に巻き込まれれば、日本だって、何の補償は ありませんけどねぇ~
因みに タイでは、3,178件の殺人事件の内、1,476件については容疑者を 逮捕しており、検挙率は
約46%と 半分にもいきません。 日本は約95%ですからネ、タイの検挙率 これも問題ですが ・・・
今日は タイの命の値段から、変な方向にいってしまいました (苦笑)。
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