タイでゴルフ友達になりましょ。

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タイの出稼ぎ象の行方は?

2009年07月25日 | タイの出来ごと、あれこれ
 街中で象が観光客にエサを求めて闊歩する姿が観られなくなりそうですヨ。

 スクムパン・バンコク市長が、都内を徘徊している出稼ぎ象を一年以内に一掃すると明言しました。

 04年4月に象のバンコクへの立入りは禁止条例が出されていましたが、「象を地方へ追い返すだけでは
問題の解決にはならない」「伐採などの仕事が無くなって可哀そう」等と、大目に見られてきました。
が、スクムパン市長は「象はタイにとり特別な意味のある動物なのに十分に保護されていない」と、出稼ぎ
象の取締まりに本腰をあげたようです・・・ 良いことです、だって象が可哀そうですモノ!

 象にとって、舗装された熱い道路を歩くことは痛みを伴い、しかも暑さに弱い為 バンコクでの生活は
想像以上に苦しいようですヨ。そして 小さいバナナを多少食べても腹の足しになりません、だって
大人の象は一日200kgから300kg、小象でも50kgから100kgのエサが必要だということですからネ。

しかし バンコクの歓楽街では、象使いが観光客相手にバナナを売ると、象一頭が一年間に稼ぐ金額は
数十万バーツにも達すると聞きますから、結構 いい商売になるんで止められないのでしょう。

 実は、99年(10年前)に改正された動物伝染病防止法で、「野生の象を許可なく捕獲したり、公道を
歩かせた者には、罰金や懲役が科せられる」とありますが、最近の115件訴訟でも 実際 裁判者が命じた
罰金額は300バーツから500バーツとの事、また 懲役の判決が出されても例外なく執行猶予が付く為
地方の農民にとって割のいい仕事だったようです。でも、これでバンコクを見習って変わって来るかも。

 それでは 出稼ぎ象のその後はどうなるのか? 
原則として、地方の象センターや動物園などで飼育するケースを除いては、自然に返すことを目標に
象使いから象を買い取って上げるそうですヨ、一頭あたり30バーツから60万バーツが相場だそうです。

 シリキット王妃陛下が主宰される「象を自然に返す財団」などの慈善団体が、象を買い上げ、そして 
自立支援センターで自然復帰の訓練を受けた後、自然に返す・・・というのが流れのようです。
すでに63頭の象を買い取っているそうですが、王室・個人・企業からの寄付金で賄っているとの事。

 スクムパン市長が呼びかけています、「象に同情して象使いからエサを買わないでほしい。
それが返って象を苦しめることになる。出稼ぎ象を見かけたら1555まで一報して下さい」と・・・
(1555は出稼ぎ象一掃の為のホットラインだそうで24時間態勢で受け付けています)

 今度ばかりは本当に本腰です!   
 街中を涙を浮かべて闊歩する象なんて観たくないですモンね。いいことです!



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も (ben0501jp)
2009-07-26 20:54:42
前から思っていました。このようなことをしてもこの子(子象)達には何もならないだろうと!でも、可哀相で買ってしまうんですよね!

早く何とかしてもらいたいものです。
返信する
nagaichi (ben0501jpさんへ)
2009-07-28 19:58:07
確かに、今はバンコク市内で象の姿が消えました、良いことです。
象が可哀そうで見ていられませんもの。
返信する

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