タイ政府は15日、外国からの投資を促進し、低迷する経済を改善するために「富裕層用
外国人優遇措置」というプランを承認したとか。“金持ちに来て頂戴” ということでしょうネ。
憶測ですが、これでガッテンしました。一昨日の当ブログでも触れたように政府観光局の
「バンコクがワーケーションの場所として世界都市ランキングで1位になった」などと、
やたらと バンコク・チェンマイ・プーケットの都市をアピールしていることが ・・・
誘致したいと考えているその優遇措置の対象者は、当然のこと高所得者が条件ですが、
退職者・各分野の専門家やタイを仕事の拠点にしたいと考えている富裕層の外国人です。
お金を落としてくれる「ポテンシャルの高い」外国人を誘致するために、長期滞在ビザの
発行、所得の免税、土地と不動産の所有権など多くの特権を供与するとしています。
土地所有に関する法令も改正する計画だといいます。また「海外の雇用主の為にタイに
居住しながら働くこともできる」などと、ワケーションとしての場も意識しています。
タイ国では現在、外国人でもコンドミニアムは購入可能ですが、土地はできません。
ですので、中国人がどっと押し寄せて来そうです。タイ政府が言うポテンシャルの高い
日本人の富裕層はハワイや豪州などの都市には興味があるでしょうが、交通渋滞・
空気汚染・反政府デモ・軍事政権など多くの問題を抱えるタイ国は敬遠されがちです。
そう言えば最近、マレーシアでの外国人在住の条件が、タイ国以上に厳しくなって来たよう。
マレーシアからタイ国へ移住先を変える外国人長期滞在者が増えてくるかも知れませんねぇ~
タイ政府は今後五年間で100万人の「ポテンシャルの高い」外国人を誘致することを目標に、
その富裕層の消費や投資によって、外国からの投資など合わせて1兆バーツがタイ経済に
注入されることを期待しているとのこと。どう試算したのか、夢を語っているのかな(苦笑)
要するにタイ政府としては、コロナ禍により暫くは ビフォーコロナのように海外から
四千万人ものの観光客も見込めず、とにかく金持ちの外国人に来てほしいのでしょう。
逆の見方をすると、ぎりぎりのお金でやってくるバックパッカーや年金生活者はお断り
という姿勢にも窺えます。今後はきっと、リタイヤビザの条件も変って来るでしょう。
コロナ禍で日本人駐在員や在住者が タイ国を離れている今、これで良いんでしょうかネ。
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