中国ネット通販最大手・アリババ・グループ社のジャック・マー会長は、大きな経済圏規模を持ち、
かつインターネット人口の多いタイ国と投資などで覚書を交わしています。 昨日からの続きです。
ジャック・マー会長は、この先5年間でタイに少なくとも30億米ドル(約936億バーツ)を
投資する可能性をも示唆していると聞きます。すると将来、同グループが幅を利かし、タイの
IT業者初め 不利益を被り、アリババに飲み込まれてしまうのでは、と懸念してしまいます。
このことについて、プラユット首相も十分承知しているようで「国民の国益を第一に考えること、
タイが不利益を被らないことをアリババ会長と確認した」とメディアに強調していたようです。
アリババグループもタイ企業に悪影響を与えないとしていますが、現行 eコマース市場が成長している
過程で、百貨店とeコマースはデジタル産業の市場シェアを獲得する為に、激しく競い合っている最中。
そこへ同グループの参入により、大きくインフラや市場シェアが変わってくるのは間違いありません。
友人曰く「タイはインターネット接続のインフラが整っており、人口の約 6,700万人の殆どが
デジタル機器の扱いも慣れているという特徴を持っている。たとえ市場がアリババに多少独占
されても、今後 eコマース市場が拡大していくからマイペンライ」なんて言っていますが …
でもアリババグループの投資やIT分野でのタイ進出で、タイと東南アジアでの事業拡大が急速に進む
でしょうネ。タイは今まで、製造業を中心に日本企業が数多く進出し、日本が最大の投資国でしたが
近年、IT分野を中心に中国企業の存在感が高まるなど、経済面での中国の関与が強まっています。
そんな中のアリババは、政府が次世代産業の誘致に向けて税制上の優遇措置などを設けるタイ
東部の経済特区に、ネット通販の拠点を建設し、来年から早々に稼働させる計画だといいます。
さらに、農業者への支援も忘れません。タイ特産の米や果物をネット通販で販売するほか、
中小企業向けにIT分野の人材育成など、タイ政府に協力することなどを約束しています。
日本からの楽天グループを初めとした民間企業などの規模とは全然違います。このアリババ
グループのタイ進出は、大きくタイ国を変えるような気がしてなりません。マー会長は、
アジアに大きく期待しており、ネット通販を筆頭にアジアでのIT支配を狙っています。
いくら、“タイ人が世界39カ国で最もネット使用時間が長い” と言ったって、IT業界のレベルや
ソフト開発力など、アリババグループに較べたら小学生でしょうからネ。 同グループのタイ
進出は、良い意味でも悪い意味でも、タイ国を大きく変化させるような気がしてなりません。
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