タイに惨敗でした！

　今回の　「国際たばこ展」　のイベントで、タイに勝つどころか、主催者が訴えられる破目に・・・
　（昨日からの続きです）

　同イベント開催に当たって　急遽　集まった団体、開催抗議連合の代表が、会場内の写真を入手し
92年に制定された、公共の場でのタバコ商品の陳列・紹介を禁止する、と云う　「たばこ商品規制法」を
盾に、主催者側を訴えると、叫んでいます・・・　ここまで徹底しています。

　　
　　　＜　タイは反対となると徹底します…　＞

　国際たばこ展は、94年オーストラリアでの開催を皮切りに、98年スイス・03年スペイン・05年マレーシア・
06年ロシア・07年フランス・08年ブラジル・09年タイの開催で8回目となりますが、主催者が違法行為で
起訴されるのは、15年の間で初めてでしょうネ。　WHOからすれば、タイはMVPモンです。(笑)

世界的に喫煙規制が厳しくなっていることから、ここ数年　主催者側では開催国選びに苦労していると
聞きますが、起訴となれば大きなダメージとなるでしょう。　それでなくとも参加する国と企業が、年々
減っているワケですから・・・　03年がピークで67カ国606社のブースが出店したようですが、今年は
15カ国の100社程度の見通しでしたが、実際はどうだったんでしょう？　

　こんな裏話も聞きました。

　　
　　＜　アピシット首相　＞

　アピシット首相がアメリカ滞在時に、大手たばこメーカーに　「タイ政府は国際たばこ展の開催に
非協力的」と、クレームされましたが、首相は、「規則は尊守する」　と撥ねつけたそうですヨ。

　その規則とは、政府がたばこ産業関連のイベントに係わることを禁じる　「たばこ規制枠組み条約」と云う
多国間条約のことですネ。同条約は03年5月の世界保健機関（WHO）総会で、採決されたんですが、タイは
早くも　その翌月の6月には著名して、翌4年の11月には批准国となっているんです。

　タイは、反タバコに関する事項については、ホント　迅速に対応処理しますねぇ～　
交通渋滞など、他のことも同じように対応してくれればいいのにねぇ～　（笑）　　そうそう、タバコより
薬物関連を　何とかして欲しい、と思うのは、ワタクシだけでは無いでしょうヨ。

　まぁ～　こんな諸事情もあって、タイは　“世界有数の禁煙先進国”　となって、タイ全体の喫煙率も
19％（07年のタイ保健省調べ）と、欧米先進国並みの低さを誇るようになり、特に若い世代の喫煙率
低下に効果を上げているとの事です・・・　このパッケージが効いているんでしょうネ。

　　
　　　　＜　見たら吸えません！　＞

　因みに、日本はと云うと、08年の男女平均喫煙率は25.7％（男性 39.5％、女性 12.9％）であり、
13年連続して過去最低喫煙率を示し、男性の喫煙率は17年連続で減少しているも、女性の喫煙率は2年
連続で上昇しているんだそうです。　タイ女性の喫煙率は数％ですから、ここも日本と大きく違う所でしょう。

　あのパッケージを見たら、女性はタバコを吸いませんよネ。
　国際たばこ展、タイに惨敗でした。



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