宮里藍プロが「モチベーションの維持ができなくなった」と、引退記者会見を行ないました。
「今年はいやに国内戦に出場するなぁ~」「どうして、この時期に発表したのかなぁ~」という疑問が
ありましたけど、記者会見で理解できました。そうそう、宮里優作プロの優勝にも駆けつけていましたネ。
この時期に発表したのは、12年ぶりに出場した「ブリヂストンレディス」最終日に出した好成績だと ・・・
後半の11番から国内では初体験という6連続バーディーを出して「64」というビッグスコアで28位から
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/22/1f8498b473a3a3f0f4f7d5830a63c9cf.jpg)
<ブリヂストンでの活躍は久しぶりでした>
一気に6位に順位を上げた試合です。ブリヂストンもスポンサーです。「沢山のギャラリーに背中を
押された。この自分を米国ツアーに持って帰りたい」と笑顔で話していたのが印象的でした ・・・
素晴らしいプレーが出来たので、このタイミングだと考えたと、記者会見でも説明がありましたネ。
パタヤで開催されている「ホンダLPGAタイランド」に 今年は泊りがけで観戦に行きましたが、
じっくりと藍ちゃんを見とどけて、本当に良かったと 一昨日 記者会見を見て、そう思いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/30/3b5d85ffda0bfaced312328bed5ea505.jpg)
<引退記者会見でしたが清々しかったですね>
2003年に高校生だった彼女がトーナメントで初優勝した時を思い出すと、解説者が「ゴルフ界と
ゴルフの時代が変わる」と言っていましたが、本当に そうなりました。日本のゴルフ界に新時代が
来て、現在の日本女子プロツアーの世界が一変し 今はこの盛況です。これも彼女の貢献大でしょうネ。
高校3年生だった時にプロツアーをアマチュアで制して時の人となり、プロ1年目の04年シーズンで
5勝を挙げ、ゴルフ中継の視聴率を2ケタに乗せるほどのブームを作りました。06年からは、米国
女子ツアーへ主戦場を移して9勝。世界ランクで1位にもなった実績に加え、日本の女子ゴルフ界では
類まれなスター性で、多くのジュニアゴルファーの憧れの存在となり、今はイ・ボミ選手も敬う存在です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/dc/45c779b8ef1639a82c84c04aa417dcf7.jpg)
<小さな体で世界1位になった時も驚きました>
でも米ツアーに挑戦して、優勝するまで4年間かかりました。4年間勝ち続けて、世界ランキング
1位にもなりました。そして、最後に勝ってから5年も勝てず苦悩の連続でした。これらを藍プロは
「全てが楽しめた。挑戦することが好きだから、苦しいことはなかった」と振り返っています。
やはり、彼女はスーパーヒロインですネ。 ポジティブで長嶋茂雄さん みたいです??
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/71/8fc32d11f09a3c6fcdfc367856b573a6.jpg)
<ホンダで優勝を決めた瞬間です>
国内で通算15勝、米国で通算9勝を挙げ、10年には日本人男女で唯一 世界ランク1位にも輝きました。
その10年のきっかけになったのが「ホンダLPGAタイランド」での優勝でしたネ。私もその優勝の瞬間を
18ホールのグリーン上で、目の前で観ていて、鳥肌が立ったことが昨日のことのように思い出されます。
隣のおじさんはワンワン泣いていましたっけ。 その後、4勝して世界ランク1位にたどり着いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/e8/3a6c792529fca83165975e2238064e1f.jpg)
<初優勝から14年、最後に もう一度勝ってほしいな>
優勝から5年も遠ざかっている藍ちゃん。藍ちゃんと呼ぶのは最後にしますが、何とか有終の
美を飾ってほしいと思うのは私だけではないでしょう。「やめるって、決めたことによって
モチベーションが上がった」といいますからネ。 まだ獲っていないメジャー優勝だったらねぇ~
宮里藍プロ、本当にご苦労様でした。 “宮里藍” というゴルファーが、競技していた時代を
観ることができたことに感謝したいな。残りのシーズンが充実したものになるように祈りましょ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_uru.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/6c/d4c04f94877f900f225857d6035663c4.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/45/147bd7fe8514722feaf338712996d253.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/9c/54a049cb1e4475ac8cf3d9aa14335814.gif)
世界のトップに立った選手が勝てなくなったら、身を引くのは止むをえません。
男子ツアーのジャンボや、プロ野球の野村克也捕手のように、ボロボロになるまでやると言う選択肢もありますが、正直、見たいものではありません。
タイガーウッズの昨今のトラブルメーカーぶりを見るにつけ、藍ちゃんの身の引き方には納得します。
世界の女子ゴルフは、アプローチとパットという小技だけでは勝てなくなっています。
男子プロ並みのパワーゴルフが主流になっています。
代表するのが、ミッシェル・ウィー、レクシー・トンプソンやアリヤ・ジュタヌガンですが、藍ちゃんの引退を決意させたのは、アリヤではないか?と推測しています。
暴力的なTEEショット(ドライバーではなく、3ウッドで)とアプローチ・パットといった小技の巧さを併せ持った若年世代の台頭を前にして、パット・イップスに罹った藍ちゃんは「自分の時代は終わった」と認識したのでしょう。
藍ちゃんはいずれ、小林弘美LPGA会長の後を継いで、10年後にはLPGA会長に就任することになると予想されますが、御苦労様でした。
クラブを杖がわりにプレーしている姿は見たくありませんものね。
コメントを有難うございました。