来年のタイの政情が気になります！

　　　
　早いモンですねぇ～　昨年11月下旬から12月にかけて、スワンナプーム国際空港とドンムアン空港が
反タクシン元首相派団体　「民主主義の為の市民同盟PAD」　のデモ隊に占拠されて一年が過ぎました。

ちょうど　その時、ワタシの親戚一同も来タイしており、中々　日本に帰国できず右往左往したことが、
まるで　昨日のように思い出されます・・・　本当に　あの時は困惑しましたねぇ～　

　空港が占拠された10日間、タイの空路は麻痺し数十万人が出入国できない事態に陥り、海外との融通も
ストップし、経済的な損失は数千億バーツに上ったとか・・・　それ以上に世界からの信用と信頼の失墜は
計り知れませんでした・・・　なんと馬鹿なことをしているのか、とタイの人達と一緒に嘆いたモンです～　

　　　
　　　　　＜　これはタクシン派のデモです　＞

　PADは空港以外にも、昨年8月から4カ月の間にタイ首相府を占拠しながら、発砲、暴行事件も起こし、
死傷者をも出しているんですヨ・・・　ホント　どうなることかと思いました。（悲）

まぁ～　これが切っ掛けとなって、当時のタクシン派ソムチャイ政権は崩壊し、アピシット現政権が
発足しています。今度は立場が逆になって、今年4月にはタクシン派がバンコクで主要道路を封鎖したり、
路線バスを乗っ取り、燃やすなどして、またまた　内戦紛いと映る映像が世界に流れたことで、タイの
観光産業は大打撃の追い討ちを受けました・・・　まさに激動の一年でした。

　これでタイの政情も落ち着くと思いきや、ここへ来て、今度はタクシン氏自らがカンボジア入りしたり、
「タイの王制は改革が必要」　などと批判して、現政権に揺さぶりを掛けています。

　　　
　　　＜タクシン氏＞

　また　タクシン派は11月28日からバンコクで大規模な反政府集会を行うと宣言すると、これに
対応する為、アピシット政権は、集会禁止や軍の動員を可能にする　「国内安全保障法」　を28日から
12月14日までバンコク全域に発令することを決めました。

今は、12月5日のプミポン国王のお誕生日前ですから　さすがにタクシン派も集会を控え、
6日以降にするとしていますが、どうなることやら？？

　毎年　ご生誕日の前日である4日に、国民向けの演説をなさるんですが、今年は延期されるようです、
理由や新たな日取りは発表されていませんが、まだ体調が回復されていないのでしょうか？

　　　
　　　＜プミポン国王＞

　今度　プミポン国王は82歳になられます、国王がお元気な内はいいですが、もしものことがあったら、
タイ人の友人曰く、タイの政情は一波乱も二波乱も起きるであろうと懸念していますモノねぇ～　

　ある日本企業の幹部などは、「自身の赴任中には何事も無いように祈っている」　なんて、云う始末です。
それほどタイの現国王の与える影響は、タイ社会だけで無く外国企業にも計り知れないモノがあります。

　ちょっと待って下さい、
これは、我々　日本人がコメントすべきことでは無いかも知れませんネ・・・
　失礼いたしました。　



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