昨日のタイ国の新規感染者は 1万3,821人(死者241人)でバンコク都では3,997人でした。
連日二万人を超えていた8月中旬に比べれば減少傾向にありますが、死者数は250人前後と、
最悪の状態が続いています。 人口が倍の日本の死者数が40人(6日)前後と比較すると
俄然 多く、新規感染者が減りつつも 感染状況が改善したとは、言いがたいでしょうネ。
そんな中でも、タイ政府は10月以降に主要観光地で外国人観光客の受け入れを順次再開する
方針だといいます。プラユット首相は、“感染状況によっては部分的になるかも知れないが、
観光再開を前進させるべきだ” と述べ、バンコク都やチェンマイに広げる考えを示しています。
現在、7月からプーケット島で導入している「サンドボックス」による外国人観光客の
「入国時隔離免除措置」は、決して成功しているとは言えないでしょうからねぇ~
政府観光局は、同プログラムで7月~9月の来訪者10万人と観光収入89億バーツを
目指していますが、7月1日~9月5日に来訪した外国人は2万8,931人でした。
9月のホテル予約も7、8月の半分程度で、目標到達は不可能と見られています。
プーケット県では「サンドボックス」を実施する上で人口の7割にワクチン接種を行なって
いるはずですが、9月2~6日は連日、一日の感染報告が200人を超え、現在は同県のコロナ
病床使用率は80%に達しているといいます。また訪問者88人が入国時の検査で陽性となり、
感染者と濃厚接触者はホテルで強制隔離となっており、決して計画通りではありません。
それでもプラユット政権は、「サンドボックス」によって経済再生との両立を目指す方針に
転換しており、“年内には観光再開を前進させるべき” と、大都市にも広げる考えを示しています。
しかし、タイ国内でデルタ型の感染減少が続いている以上、欧米諸国がタイへの渡航自粛を
求めている現実も知って観光再開を前進させるべきでしょうネ。しかもワクチン接種が遅れ、
二回を終えた人の目標7割は 10月末まででしたが、12月末に変更せざるを得ない情況です。
現在、プラユット政権の退陣を求める反体制デモが再燃し、連日のように警察との衝突が
起きていますので、経済を少しでも回復させたいという、その焦りもあるのでしょうか?
現況を鑑みると、10月11月のバンコク都での観光客受け入れは、時期尚早でしょうねぇ~
早々に訂正しました。
これからも宜しくお願いします。