反政府派の間で クラブハウスの利用が広まっている！

　
　19日･20日とバンコク都内において、再度　反政府グループによる政治集会が行なわれました。
何事もなく良かったですが、マスクはしていても、密になりますからコロナ感染は懸念されます。

　

定期的に実施している民主派グループですが、彼らを勇気づける、このようなニュースも
流れました。米国の週刊誌ＴＩＭＥは、「TIME 100 NEXT 2021」の一人に タイ反政府

デモグループで活動する弁護士アーノン氏を選んでいます。タイムは毎年「世界で影響力のある
100人（その次世代を担う100人）」という企画で世界で活躍する人々を選び発表しています。

アーノン氏は、軍事政権と王室体制を批判するデモグループの中心的な人物で、これまでデモの
扇動容疑などで三回逮捕されています。昨年は、民主派政党を立ち上げ軍事政権を批判していた
タナートーン元下院議員を選考しています。　反政府派は 大きな勇気を貰っているでしょうネ。

　
　＜アーノン氏＞

タイム誌はアーノン･ナンパ弁護士（36）を、“不敬罪を恐れず、王室と軍政批判に風穴を
開け、若者の民主化運動の中心的な人物で勇気と影響力のあるリーダー“ と「タイム100
ネクスト」の一人に挙げました。　米国はどんな理由であれ 軍政を嫌っていますねぇ～

そんな中、タイ政府は反政府派グループで最近、広まりだした「クラブハウス」を警戒しています。
招待制のSNS音声配信交流サイトです。日本では2021年に入り爆発的な人気になっているようで、
タイ国でも広まっており、王室について議論する場として若者の間で拡大しているといいます。

　

２月12日、タイ王室批判の急先鋒に立つパビン氏という人が、クラブハウスの利用を
開始させると、数日間でタイの利用者は急増し、その数の勢いが止まらないといいます。

デジタル経済社会省は、“クラブハウスを利用する政治団体や関係者は情報を歪めており、
法律に抵触している可能性があり利用者を注視している”とメディアに公表しています。
また クラブハウスの利用者に、不敬罪に触れる違反をしないよう注意を促しています。

パビン氏はメディに「話すべきことは話して当然だ。リスクを伴うが、国民にとって大切な
ことは奨励する必要がある。　議論すればするほど、議論が普通になる」と述べています。

　

パビン氏が主催するクラブハウス、12日は参加者が300人程度でしたが、16日夜には
１万2,000人以上に急増、同日はワチラロンコン国王に関する議論があったと聞きました。

これはタイ政府に新たな難題が降りかかってきましたヨ。ご存じタイでは昨年から若者が
主導する反体制デモが繰り広げられており、長年タブー視されてきた王室改革が主要な要求の
一つとなっています。タイの若者が大好きなSNSですからクラブハウスは増え続けるでしょう。
政府はクラブハウスでの王室批判が酷ければ、アクセスの遮断があるやも知れません。　　


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