こんなタイの政情下でも 日本の子供たちが来てくれた！

　　
　先の連続爆破事件の解明と早期解決を 誰もが望んでいますが、政府からこんな報道がありました。

７県で起きた連続爆弾・放火事件で、18日に逮捕状をとったタイ人男女17人について、反政府活動が
逮捕理由であり、同事件とは無関係だったと …　観光業などへの影響を考慮して、早く事態を
収拾しようと、少しでも怪しそうな者は すぐに拘束する風潮がありますが、それでいいでしょうネ。

　

17人はいずれも 「革命民主党」 と名乗る反タイ軍事政権組織のメンバーで、警察官・
タクシン派の赤シャツ関係者・反軍政の活動家が多いようです。　とは言え、５人以上の
政治集会を禁じた軍政命令に違反したとして、17人全員の逮捕状をとりました。

処で タイ政府観光庁 （TAT） のユタサック総裁は、一連の爆破事件で タイへの観光客が最大20万人、
観光収入が101億6,000万バーツ （約304億８千万円） 減少する可能性があると述べています。

言わずと知れたタイ国は、観光立国で観光収入は タイの国内総生産の１割を占めますからネ。
14年のクーデターで軍部が政権を握って以来、経済は低迷しており、観光業は数少ない明るい
材料だっただけに、今回の連続爆破事件は 政府にとって本当に痛い、痛い、大事件です。

　

そんな中、“あっぱれ！” と言いたいイベントがあり、今日も継続中です。

かねてから予定されていた 「タイの文化を学ぶ」 という福岡県からの学生グループが、
“タイ国内の安全性に問題はない” と判断し、予定通りに来タイしています。　これには
TATのユタサック総裁が大喜びで大歓迎しているといいます。　そりぁ～　どうでしょう ・・・

日本の教育関係者は こんな事件が発生したら、即 中止したり 延期してしまいます。　日本の
外務省からも注意喚起が流れ、ましてや今回の事件後には 18日から東北部のマハーサーラカーム

　
　＜11年には国立チェンマイ大学が秋篠宮さまへ名誉博士号授与式が＞

大学で名誉博士号の授与式に出席される日程で、タイを訪問される予定だった秋篠宮さまの
私的な旅行が取りやめとなりましたからネ。　こんな報道を聞けば、絶対に中止してしまいます。

ユタサック総裁は、「主催者がタイは旅行先として安全に対する信頼性は高い、と認識して
頂いたことは有難く受け止めております。」 と感謝の気持ちを表していました。

この学生旅行は、２つのグループで総勢57人の学生が訪タイ。　最初のグループは福岡県築上郡
上毛町町長 坪根秀介氏が率いる、上毛小学校の生徒30名、教師14名 及び 随行員のグループで、

　
　＜関係者を歓迎するユタサック総裁 （中央） ＞

8月17日から22日にバンコクを訪問。　２番目のグループは福岡県の高校10 校より選ばれた
10名の学生が8月17日～23日まで同じくバンコクを訪問。　一行は教育交流に参加する
だけでなく、タイの家庭でのホームステイ体験を通しタイの文化を学びます。

学生達はチュラルコーン大学やバーン・バンカピ高校の交流プログラムに参加し、サイアム・
ニラミットや王宮、ジムトンプソンの家、涅槃物寺院 … … 等々を訪問する予定です。

　

こういうニュースは、日本でどんどん流してほしいですよネ。　こんな事件が起きると日本の
マスコミは、事件の酷い部分だけを大きく取り上げ、後は知らんぷりです。　流した以上
　「今はこうしてタイは平常どうりになっている」 というフォローもしてほしいですねぇ～