今月初め、日タイハーフの24歳の男性がTV番組に出演し 大手病院で白血病の治療の過程の
中で 行なわれた輸血によって、HIVに感染していたことを告白。大きな話題となりました。
病院はバンコク市内にあるバムルンラード病院です。同病院の対応によると、輸血用の血液は
タイ赤十字協会の国立血液センターから受け取ったもので、高い基準を満たしていたとのこと。
しかし、血液に含まれたHIVを検出できない期間があり、血液を受け取った時点では、HIVの検出が
できなかったと説明しています。この報道により エイズのことが何かとニュースになっています。
釈迦に説法でしょうが、HIVウィルスに感染することで免疫が弱くなり、病気に掛かり易くなります。
投薬治療をせずに放って置くと、エイズ(AIDS)が発症します。が、HIVに感染しても投薬治療を
続ければ、これまで通りの生活が可能です。30年前以上と違って、今ではHIVは「死の病気」
ではなく、コントロール可能な「慢性疾患」という位置付けだと報告されています。
感染者の寿命も感染してない人と変わらなくなってきているといいます。しかし 怖いのは、
HIVに感染していることを知らないため投薬治療せず、突然 AIDSを発症して初めて感染して
いたことを知るということです。これが 結構 多く見られると聞きます。これが問題ですネ。
タイ保健省の発表によると、17年の時点でHIV感染者は44万人いると推定されています。
更に20万人以上が、自分がHIVに感染していることを知らないといいますから厄介な課題です。
日本の厚生労働省の発表では、同年末の時点でHIV感染者19,896人だそうです。が、現在も
HIV感染者数が増加中で、先進国でHIV患者が増加しているのは日本だけと言われています。
ちなみにタイの人口は日本の半分ほど。タイはHIV感染者がかなり多いと言えそうですネ。
タイでも感染拡大が心配されます。主な要因は同性間の性的接触でしょうが、自覚症状が乏しいの
が難点です。1年に2回まで任意の無料検査を受けられるようですが受診率は少ないと聞きます。
それを打破するため、タイ保健省は販売を禁止していたHIV検査キットの販売を承認すると発表
しました。製造業者の登録を開始し、早ければ6月にも一般の薬局などに出回るらしいですヨ。
保険省は、疾病予防局やタイ赤十字社などと協議して販売に踏み切ったようです。報告はされて
いませんが、おそらくHIV患者が増えているんでしょうネ。 “HIVの自己検査には世界保健機関
(WHO)も賛同し、有意義な結果を期待できるはず” と、導入のメリットもコメントしています。
気軽に自宅でHIV検査が可能と、同キットは以前から製造されていましたが、精度の観点から
流通には至らなかった経緯がありました。エイズ財団では、依然として精度には疑問を感じて
<コンドームが売られている販売機もありますが>
いるようです。 “HIV潜伏期間中に検査をしても、判定は困難で感染拡大を防ぐ糸口
にはならない” と懸念を示し、市民自ら医療機関を受診する指導が必要としています。
同キットは血液 または 唾液を採取する2つのタイプがあり、いずれも使用後は一般ゴミとして
処理できるとのこと。いくらするのか価格は決まっていません。 さぁ~ どうなるうでしょう。
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