総選挙で勝利した タクシン元首相派のプアタイ党は、選挙公約に掲げた最低賃金の1日300バーツへの
引き上げなどの実施準備で大変なようです。 が、同時に注力してほしいのが薬物の取締りですよネ。
日本の警察庁による 「平成22年の薬物事犯検挙数」 では、こんな報告がなされています。
薬物事犯検挙者数が1万4,536人で 前年比 2.7%の減少だった、とあります。 また
・覚醒剤 1万1,999人の 3.0% 増。
・大麻 2,216人の24.1% 減 ・・・ 30歳未満が6割。
・MDMAなど合成麻薬 62人の40%で以上 減。
が、再犯者が占める割合は、覚醒剤 59.3%で過去最高です、って。 覚醒剤の密輸事犯の検挙件数は
135件で29件減 ・・・ これは 日本の話しですが、総体的には減っているようですネ。
さて タイの場合は、この数字が10倍以上に なるでしょうねぇ~ アピシット政権時代に、この薬物の
取締りが 疎かになっていた部分がありますから、05年以降 薬物などが 深く広く浸透していると思います。
タイ警察によりますと、10年10月1日~11年4月4日に麻薬中毒の 「リハビリ プログラム」 に参加した
人だけで5万4、715人いたというから驚きです。 覚せい剤中毒が83%を 占め、男性が91%で、職業は
作業員44%、失業中23%、農業11%、学生10%、公務員0.7%… 年齢別では7歳~17歳12%、18歳~
24歳33%、25歳~29歳20%とのこと。 1万4,780人が自主的に、残りは強制的に参加させたようです。
タイで一番の問題は、近隣諸国から入ったり、タイ国内に生産工場があったり、アジアの中間地点の
一つになっていることが大きな問題です。 時折 同ブログでも書いていますが、タイ国内で覚醒剤などの
薬物が押収されたりする数量が半端ではありません。
例えば、6月だけでも 覚醒剤233万錠、ヘロインなど30キロを 押収し、覚醒剤2トン、大麻3トンを
タイ警察が焼却処分した ・・・ 読者の皆さん! 千や万の単位ではありません、何十万、何百万の
世界ですヨ。 月に これだけの数が押収したりしている訳ですから、製造場所や組織など突きとめるのは
そう難しいことはではないと思いますが・・・ 運び屋は よく 逮捕されますが、なぜか、報道には
元締めの逮捕者が少なく、そんな記事を 見かけません。 まさか 一部の警察が絡んでいたりして…
取引する者達だけではありません、9日には こんなニュースが流れました。
バンコク都内のクリーニング店で、店主夫婦の2歳の息子が従業員の男 (47) に ナイフで刺され
死亡したと言うのです。 その男は麻薬で酩酊状態だった、といいます。 こんな覚醒剤患者が 簡単に
幼い子や人を 犠牲にしてしまいます。 このような類の事件は、決して起こさせてはなりませんよネ。
また 運び屋に少年や女性が利用されるケースが目立ってきました・・・
早急に政府の ”薬物対策” が必要です!
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