本当に良かった、良かったです! 奇跡の発見から奇跡の救出となりました!
救出作業中の潜水士が死亡するなど過酷な状況の中、一時は安否が気遣われた13人全員の
救出に、不眠不休で救助活動を支えてきたボランティアの人たちも、一斉に歓声を上げました。

“大人がついていて何をしているんだ” と、一時は責められました。が コーチのエカポンさん
(25)は、自らは我慢して少ない食料を12人の少年に分け与えたことが、少年たちを奇跡的に
救ったと、今度は大きく称賛されています。 素晴らしい結末で 本当に良かったですねぇ~

経緯を振り返ると、11歳~16歳の少年12人とコーチは6月23日、遊びと好奇心で洞窟に入り
ました。 しかし そこへ大雨に伴って流れ込んだ水により、外に出られなくなってしまいました。
世界中から集まった洞窟救助の専門家や潜水士が捜索に当たり、今月2日にようやく発見。タイ海軍
特殊部隊を中心に救出に取組み、8日と9日に少年4人ずつを助け出し、残り5人となっていました。

全長約10キロの洞窟内は水がたまり、狭く険しい場所も数カ所ありました。入り口から
4キロ前後にある避難場所からの脱出は、潜水を余儀なくされるため危険が伴います。
全員の救出が実現するか、どうかは予断を許さない状況でした。
洞窟に最後まで残っていた5人を一人ずつ洞窟の入り口にたどり着き、最後の1人は
エカポンさんでした。他の少年8人は9日までに救助されていましたが、世界が固唾を
のんで行方を見守っていた救出活動。消息を絶ってから18日目に全員の奇跡の生還でした。
エカポンさんは責任を感じているでしょうから、一番 ホッとしていることでしょうネ。

しかし、少年らが洞窟入り口に到達するには潜水しなければならない場所があったと聞いて
いましたのに、よく そこを しかも濁った水の中を通り抜けることが出来ましたネ。少年らは
潜水訓練を受けたと伝え聞いていますが、ほとんどの少年が泳げないのにねぇ~ 少年には潜水士
2人が同行しての救出作戦。狭い場所は潜水士が、少年の空気ボンベを抱え通り抜けたといいます。

<チェンライ県のナロンサク知事>
救助責任者を務めたチェンライ県のナロンサク知事も “不可能な任務を可能にした” と海軍特殊
部隊らに称賛と労いの言葉を贈っています。でも一人が犠牲者になったことを忘れてはいけません。
ところで、国際サッカー連盟(FIFA)のインファンティノ会長が、15日に行なわれるワールド
カップ(W杯)ロシア大会の決勝に 少年たちを招待すると言っていました。が、タイ当局から

<少年たちと 右下がコーチのエカポンさん>
FIFAに対し「健康状態の検査など、また体力の回復など医学的な理由からモスクワまで旅行する状況に
ない」と辞退しています。 そりぁ~ 無理でしょう。 また新たな機会を作ってあげてほしいですネ。
でも全員が助かったからこそ、このような話ができます。 本当に良かったです!


「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです



チェンライ洞窟事件とほぼ同時期に、タイ国内ではもう一つの大きな事故が発生しています。
7月5日、プーケット島で、ダイビングから帰る途中のボートが2艘、荒天のため転覆し、中国人観光客50人以上の死者が発生しました。
タイの海難事故としては史上最大規模の事故と言っていいでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=XqinenLw3vo&pbjreload=10
チェンライの救出劇がリアルタイムでマスコミで報道されたのに対し、プーケットの事故は地味な扱いでした。
タイ海軍のダイバーの大半がチェンライの救出劇に駆り出され、プーケットの事故には少なかったようです。
チェンライの事件は「タイ人の子供」であり、プーケットの事故は「中国人観光客」だったことが<扱いの差>だったのでしょうか?
タイは観光産業が盛んですから、プーケットの海難事故は隠したかった、と勘繰られてもしようがないような取り扱いでした。
本日の報道では、タイの副首相が、海難事故は「中国人に責任がある」と発言して炎上しています。
確かに ・・・ 政府の何かが見え見えです。
こちらは多くの死者が出ているのに、よほど ニュースにすべきでした。