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お金持ち階級の勝手を許してはいけません!

2016年06月01日 | タイのちょっと気になる報道!
 
 最近のタイのスポーツ界は、有望な明るいニュースが盛りだくさんです。 が、よく
精察すると、社会や大人にも要因がありますが、とんでもない若者も生んでいるようです。

タイの社会情勢に詳しい人は覚えているでしょうが、約4年前の9月3日早朝、走行車両の少ないバンコクの
大通りで、飲料大手の創業者の孫である御曹司 U容疑者 (当時27歳) が、フェラーリの高級外車で
暴走中に、バイクを運転していた警察軍曹をはねて死なせてしまいました。 いわゆる ひき逃げ事件です。

 

しかし、事故後4年になろうとする今に至っても、裁判が始まっていません。 彼の弁護士が、あの手
この手で起訴妨害をしているからです。 先週の25日に検察側は容疑者に出頭するよう命じていましたが、
容疑者は姿を見せませんでした。 容疑者の代理人弁護士からも何も説明が無かったといいます。

その大手飲料の会社の創始者一族は、タイでも常時トップテン以内に入る大富豪です。
やはり金持ち階級は特別扱いされている、とマスコミや世間も騒ぎ 大きく批判しています。

法的手続きなどが極端に遅れているのは、大資産家である大手飲料会社一族からの見返りを
目当てに、現場の警官が意図的に手を抜いているのではないかという噂さえ流れています。

 

それでか、ようやく政府も重い腰をあげました。 法務省が所轄のトンロー警察署に対し、「容疑者が
なぜ出頭しなかったのか」 を説明するよう求め、「今月以内に被疑者を検察局に連行するように」
との命令を出したようです。 妥当な理由がなく再び出頭を拒否するようなら逮捕する」 と ・・・

流れが悪すぎます。 事故当時、警察官は ほぼ即死状態で、大破したフェラーリが発見され、そこから
容疑者がすぐに浮上 逮捕されました。 どうやら事故当時は、飲酒の上 スピード超過だったようです。

  

そう言えば、6年前にも、「ナ・アユタヤー」 という王族の血を引く家系の姓を持った無免許の16歳の少女が、
高速道路で追突事故を起こし、追突されたバンが 下の一般道に落下、9人が亡くなった事故がありました。

民事裁判で9人の遺族に計3千万バーツの賠償金を払うことを命じられた判決が出て、刑事では禁固2年・
保護観察付き執行猶予4年の判決が確定しています。 4年間の保護観察中には、1年あたり48時間の社会
奉仕活動をすることが命じられていましたが、勉学に忙しいという理由で全く実施していないとのことです。

 

事故後、少女が携帯をいじってチャットしていたとされる画像がネット上に出回り、大騒ぎになりました。 
未成年とはいえ、9人も死なせておいて、少年院や刑務所に入ることもなく、執行猶予の条件である社会
奉仕活動も無視して、これもマスコミと世間が 「金持ち階級の特権」 を許すなと非難をしていましたネ。

特権階層側は 「遺族に金銭的補償は十分したのだから、それ以上の刑事罰は不要ではないか」
という理論のようですが、タイは国連安保理事会非常任理事国に立候補しようという国ですヨ。 
 こんなレベルではいけませんネ。 ここは政府もしっかり やってほしいですな~   



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2 コメント

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お金持ち (ただの酔っ払い)
2016-06-01 11:38:28
タイのフェラリーの販売会社はセントラルとカチンデンが造った会社です。この御曹司も関係している会社ですが、この話は出てこないのもタイですね。
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酔っ払いさんへ (nagaichi)
2016-06-04 09:00:03
そうでしたか、それは知りませんでした。
情報を 有難うございました。
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