タイ北部チェンライ県で「覚醒剤 788キロが押収された」ことが、世界中に報道されました。
タイ政府は麻薬取締を強化していますので、最近は このほかにもアチコチで大量摘発が
相次いでいます。 先月25日から今月1日にかけて、合わせて11件の麻薬密輸事件を
摘発して、およそ1,380キロの大麻や、覚醒剤の錠剤およそ170万錠などが押収されています。
一連の摘発により、容疑者11人の身柄が拘束されましたが、後を絶ちません。
チェンライ県の788キロの覚醒剤は、タイ警察麻薬取締局の1度の押収量としては過去最大で、タイ国内の
末端価格でおよそ15億バーツ(約51億円)とも言われ、タイ国外ではその数倍の高値で取り引きされる
ということですから凄い量と金額です。 この一部が日本へにも送られていると思うとゾッとします。
<手前がタイ 左がミャンマー 右がラオス>
麻薬などの薬物は今だにタイ、ラオス、ミャンマーの3カ国にまたがる世界有数の麻薬密造
地帯「ゴールデントライアングル」で作られています。 今回 押収の覚醒剤は、それらを
マレーシアに運ばれる途中だったとみられています。
16年12月に「東南アジアの麻薬王」と呼ばれていたラオス人、サイサナ・ゲオピンパが、
スワンナプーム空港で逮捕され、少しは収まり始めたかと思いきや、飛んでもありませんネ。
サイサナ容疑者は、ミャンマーで入手した麻薬や覚醒剤をラオスを経てタイに密輸し、タイを
拠点にマレーシアや米国、豪州、日本にまで密売していたようです。彼の逮捕によって、タイを
中継地点とした国際的な麻薬の密売ルートが明らかになっています。しかし、今回の逮捕劇の
背後には、また別の「14K」と呼ばれる犯罪組織がいると麻薬取締局ではみているようです。
取締りを強化しているとは言え、まだまだ警察の対応は後手に回っている、警察や政治家との
癒着も疑われていて、今回の大量の発覚で、より徹底した捜査を求める声が高まりそうです。
タイ保健省によりますと、タイ国内の麻薬使用者は300万人近くにのぼり、逮捕検挙しても
一向に減りませんしネ。深刻な社会問題となって何年が経つでしょう? 相次ぐ大規模な取り
締まりにもかかわらず、減るどころか タイ国内の薬物問題は深刻化の一途をたどっています。
タイだけで取り締まってもダメですよネ。「ゴールデントライアングル」に絡むラオス・ミャンマーは
もちろん、マレーシア・カンボジアと国境沿いの国々と連携して取り締まらなければ、この流れを
食い止めることはできませんでしょう。タイが先頭に立って5カ国の政府間での本格的な麻薬
取締りをやらないと、薬物の生産と需要はなくならないでしょう。連携を本気にやってほしいですネ。
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