昨日、報告があった新型コロナウイルスの新規感染者数は5,420人(死者57人)。バンコク都も
1,492人と、一向にストップがかかりません。累計では29万4,653人(死者数2,333人)に …
入院中(臨時病床を含む)の患者は6万5297人、人工呼吸器装着者も643人と増え続けています。
バンコク都では新型コロナの感染拡大が止まらず、重症者が増加していることから、病床と
医療スタッフが不足する事態となっていることは既報の通りです。今月初め、タイ保健省は、
地方から新米の医師144人をバンコクに動員したりしていますが、まだまだ人手が足りません。
<説明を受ける144人の若手医師>
現況、バンコク都と近隣県では感染者が自宅で死んでいくという危機的状況にありますが、
7月2日、都内でこんな悲劇も起きました。ビル前で高齢の男性が死亡していましたが、
娘さんがコロナ感染して死亡。その原因で84歳の男性が飛び降り自殺したというのです。
57歳の娘さんは、感染し入院が必要だったものの、病床に空きがなく、空きが出るのを
待っているうちに自宅で死亡。このため、男性が悲観して自ら命を絶ったらしいのです。
タイ政府のワクチン対策が遅れに遅れており、このような悲劇を聞くと、どうしてもインド
ネシアの現況を思い浮かべてしまいます。同国では変異ウイルスの「デルタ株」が広まっており
昨日は、新たに3万1,189人の感染が確認され、728人が死亡。いずれも過去最多だといいます。
そして、6月26日から7月5日までの10日間で現地在住の日本人5人も感染して亡くなって
います。在インドネシア日本大使館によれば、日本人の死亡を確認した昨年12月以降では、
この5人を含め10人が死亡しているそう。日系駐在員や40代の人も含まれているといいます。
<インドネシアでは6万人が亡くなっている>
治療の為の病床は全土全体で75%、首都ジャカルタでは94%まで埋まり、医療体制が逼迫
どころか、限界にきているのでしょう。ワクチンもインドネシアは今のところ、中国の
シノバック一辺倒ですが、医者や看護師がシノバックワクチンを二回接種したにもかかわらず、
感染しているという話を聞くと、タイ国とダブってしまうのは、私だけではないでしょうネ。
<中国製ワクチンはデルタ株には効かないのかな?>
タイの人達にも中国のシノバックやシノファームのワクチンの有効性は、米国のファイザーや
モデルナより、劣っていることが知られて来てしまっています。 明日に続きます ・・・
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日本人も10人の死亡が確認されています。
まさに「大惨事」です。
https://www.youtube.com/watch?v=GbJaCxGNakc
タイでも、初めて、日本人の死亡が確認されました。バンコク郊外に住む75歳の男性です。
https://www.thaich.net/news/20210707yi.htm
タイでは、今日も、新規感染者数が6000人台と、史上最高記録を更新しています。
1万人を超える日が近くなってきました。
現地在住の日本人は早めに、重傷者用ベッドが空いている日本に帰国したほうが身のためですね。
https://www.thaich.net/news/20210707mv.htm
情報とコメントをありがとうございました。