二国間で協定を結び、隔離期間無しで移動できるようにする「トラベル バブル」
日本で感染者が急増してきたために、タイ側から一方的に中断してしまいました。
2カ月以上も国内感染者を出していないタイですから、相手国に「感染者が収まっている」
ことを条件に出す、というのは理解できます。今の日本では、“ぐうの音も出ません” よネ。
そんな中 昨日、タイ観光スポーツ省が、外国人向けに「Safe and Sealed」という新たな観光
パッケージ プランを提案していることを、バンコクポスト(英字新聞)が 報じていました。
これも 日本と同じで、現場を解っていないお役人が考えそうなプランで笑っちゃいました。
日本は到底 当てはまらない内容ですが、観光スポーツ省が現在の観光客誘致に どんな見解で
”外国人旅行者を受け入れよう” としているのか、垣間見えますので、 触れておきますネ。
「Safe and Sealed」のSafeは 安全。Sealedは “封印・封鎖された” なんて意味になります。
プランのコンセプトは「安全で封印された」観光プランだそうです。安全 = 少なくとも
30日間感染の記録がない都市からの観光客のみを選択し、封印された = タイの一部の
エリアに限定して、特定のホテルのみに滞在するという、というプラン内容です ・・・
パッケージの費用は一人当たり10万バーツ(約34万円)ですって。このプランで、少なくとも
50万人の観光客を見込み、500億バーツ(約1,700憶円)の収入を期待しているといいます。
タイは現在、73日間連続で国内感染者を出しておらず、このようなことを言えるのでしょうが、
30日間 新規感染ゼロが続く国や都市の観光客って、どこを指しているんでしょうねぇ~
入国の際には、陰性証明書や海外旅行保険の加入など、現在 行なわれている諸手続きも必要です。
国連加盟国数は193カ国ですが、新型コロナウイルスで苦しんでいる国々は 188カ国 存在します。
日本をはじめ 中国・韓国・欧米など、観光目的で来タイする国々で 感染ゼロの国って あります?
タイ国以外に感染ゼロが続く国があっても、そのような国から10万バーツを払い、時間の
かかる手続きをしてまで、“タイ国へ観光に行きたい” という、外国人なんぞ いますかねぇ~
「トラベル バブル」に代わるものだといいますが、二国間の取り決めではなく、タイ側の一方的な
観光プランです、これは。 このような内容で、本当に50万人も集客できると思っているのかなぁ~
このままの状態が続けば、タイの観光業界は壊滅しかねないでしょう。それを慮ってのプラン
なのでしょうが、余りにも絵に描いた餅です。本当に危機感を持つなら、入国制限を解除し、
入国時のPCR検査で陽性者だけを、”帰国させればよいだけ” だと思いますけどねぇ~
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