非常事態宣言が19回目の延長、子供への感染は防いでほしい！

　タイ国で初めてBA.5の感染が確認されたのは、今年の４月でした。既報されている通り、

BA.5はワクチンを打った人や新型コロナに感染したことがある人にも感染する性質があり、

これまでの変異株や派生型よりも感染率が高い、というから厄介です。昨日からの続きです。

　

昨日の新規感染者数は2,747人（死亡者34人）と、一昨日より1,000人ほど増えましたが、

チャチャート都知事は、その感染者数の半分近くをバンコク都が占めていることで、警戒を

強めています。学校での対面授業が再開しており、子供たちへの広がりを心配していますネ。

　

一部の学校では感染者が数百人規模で出ていることから、対面授業の中止を余儀なくされて

いるよう。バンコク クリスチャン カレッジでは、今月11～19日に688人の学生と70人の

教員が感染していると報告されています。現在はオンラインで授業を再開しているといいます。

　

他のあるバンコクの高校では20日、910人の感染者が見つかったことで21日は休校とし、

25～27日、８月１～５日はオンライン授業に切り替えています。この高校では８月７日から

　

対面授業を開始する予定ですが、授業の前には抗原検査を実施すると聞きました。保健省の

調べでは、国内の４人に３人が、学校内での感染に不安を感じているといいますヨ。

　

BA.5を恐れることは無いでですが、東京でも10代の感染者が急拡大しています。特に学生や

子供たちへの感染は防ぎたいもの。バンコク都内69カ所の公衆衛生センターを、土曜日も

稼働させ、金曜日と土曜日には、予約無しのワクチン接種ブースを設けています。

 

現状では病床には余裕があり、感染が拡大した場合でも、一日当たり1,000人の入院

患者を治療できる体制だといいますが、子供たちへのワクチン接種が急がれます。

　

そんな中 タイ政府は26日、７月末までで失効する予定だった「非常事態宣言」を、８月

１日から９月30日まで延長することを決めました。　この緊急法令は、20年３月26日に

コロナウイルスの「第一波」時、全国で最初に課せられて以来19回目の延長となります。

 

今回の処理も急速に蔓延している新たなオミクロン変異体 BA.5 の蔓延を抑制する必要性を

説いています。　それならば絶対に子供たちへの感染だけは、何とか防いでほしいものです。