日本でも警察や行政が、事故や事件が起きてから急遽、「対策に乗り出すケースは
よくあること」ではありますが、タイ国の交通事故による死者数は、東南アジアで
不名誉にもトップで、何年も前から続いていますからネ。 昨日からの続きです ・・・
バンコク都の交通渋滞も世界的に知られていますが、それよりも致命傷なのが、交通事故
死者数です。世界保健機関からも、それを裏付けるデータなどが発表されてしまっています。
その統計データによると、タイの交通事故死亡者の割合は10万人あたり32.7人で、
東南アジアでトップです。次いでベトナムの26.4人、マレーシア 23.6人、
ミンマー 19.9人、ラオス 16.6人、東ティモール 12.7人、フィリピン 12.3人、
インドネシア 12.2人、シンガポールは 大分少なく2.8人となっています。
ベトナムはタイ国以上に横断歩道が少なく、その上、バイク・自動車や、人や荷物を載せて
走るシクロー(三輪車)が行き交っており、ベトナムよりも先進国であるタイ国の交通事故
<ベトナムのシクロー>
による死亡者の方が多く、危険なんですからねぇ~ 世界ではタイは9位、ワースト10の
国々は、アフリカなど後進国。タイでは この不名誉な数字をどう思っているんでしょう。
ところで昨日触れた、バンコク都内100カ所の横断歩道に、歩行者用の信号機を設置する
作業は二週間で完了するとしています。また信号機には信号無視する運転手を捕らえる為の
AIカメラも取り付けられ、この作業は一カ月で完了すると、公表していました。
道路交通法違反の監視カメラに捕まったドライバーへの罰金は現在、最高1,000バーツ
(約3,500円)に設定されていますが、近い将来、最高4,000バーツ(約14,000円)に
引き上げられる見込みとのことです。そうですヨ、もっと厳格化したら良いんです!
さらに、近いうちに横断歩道の視認性を高める為に、いくつか交通量が多くなっている
横断歩道を赤色に塗装するようです。 バンコク都もようやく本気になってきたかな。
現在バンコク都には 3,280カ所の横断歩道があると聞きます。ドライバーが近づくと
減速するよう警告する点滅灯が 付いている歩道は 1,277カ所、押しボタンの信号が
備えられているのは 226カ所、歩道が赤く塗られているのは430カ所あるそうです。
ベトナムの交通インフラより進んでいると思いますが、いくらインフラを整えていても
運転するのは人ですからネ。タイ国は早急に、意識改革の施策も打ってほしいものですネ。
語が、今回の交通事故に当てはまってしまった。
亡くなられた女医さんが注意一秒していたら、暴走警察官がそんなに急がなけれ
ば、どちらかで一命をとりとめていた筈。
私見ですが、現状のタイ国には、インフラ整備に頼らない方が良いと感じます。
横断歩道、青信号で横断、安全安心をインフラで作っても意識改革が出来て無けれ
ばかえって危険に晒されとことになるような気がします。
タイ人に意識改革......私は期待できないので、横断歩道でも左右確認をします。
交通事故だけでも、そろそろ意識改革してほしいですがねぇ~
ご意見をありがとうございました。